子犬用や子猫用っていつまで?



パピーやキトンは何か月まで?
ペットショップやブリーダーで子犬や子猫を購入すると、子犬用(パピー)や子猫用(キトン)のフードをすすめられる事が多いと思います。その際に「1歳まではこのフードを与えてください。」と言われたりすると思いますが、本当に1歳になるまでそのフードを与えないといけないのでしょうか?1歳に満たないのに成犬用や成猫用のフードを与えると栄養が不足したりなど発育に支障が生じるのでしょうか?今回はそのような疑問について考えていきたいと思います。




犬種や猫種によって切り替え時期は違うの?
「パピーやキトンはいつまで?」と言う感じでインターネットで検索してみました。そうすると、犬の場合で言うと、小型犬と大型犬では成長が止まる時期が異なるので、犬種によって子犬用(パピー)から成犬用(アダルト)に切り替える時期が異なると大半のサイトが書いています。猫の場合も同様な意見が多かったです。犬種や猫種の違いによって、生後8ヶ月~18ヶ月程度で切り替えましょうと。確かに私もそのように教わった経験があります。でもその判断って難しいですし、本当に必要なの?




人間の食事に子供用と大人用ってありますか?
マクドナルドに行くと子供用でハッピーセットと言うメニューがあります。レストランではお子様ランチがあります。大人用のメニューとの違いは、おもちゃが付いていたり盛り付けが可愛くなっていたり。でも使われている料理は大人用と大きな違いはありません。家の食卓でも辛さに注意をしたりするにしても、成長期の子供も大人と同じメニューを食べます。量は違いますけど。でも何故、犬や猫になると子犬用や子猫用、成長期用などのフードを与えないといけないのでしょうか?




当店でも取り扱いをしていますが別に無くてもOK!
結論を言うと、子犬用や子猫用、成長期用などのフードは与え無くても問題ありません。生後2ヶ月の子に成犬用や成猫用のフードを与えても健康に育ちます。特に最近では全年齢対応と記載されているフードも増えていますので気になる方はそのようなフードをご利用ください。と言っても全年齢対応と記載されているフードは、結局のところ成犬用や成猫用と同じような内容になっています。全年齢対応と記載する事により、使っていただけるお客様の幅が広がると言うメーカーの戦略です。悪い意味ではありませんよ。それで良いのです。子犬や子猫は子犬用や子猫用にこだわらず、全年齢対応や成犬用、成猫用を選んでいただいても良いのです。あまり深く考えなくても、おやつを与え過ぎず、好き嫌いをさせないように規則正しい食生活を心掛けていただければ、子犬や子猫はスクスクと育ちます。食事は内容よりも与え方が大切です。




規則正しい食生活への第一関門!
生後3ヶ月~5ヶ月ほどで最初の発情期がやってきます。もう少し遅い子もいますが。この発情期にガタンと食欲が落ちる場合があります。その時に誤った対処方法で好き嫌いをしてしまう子に育ててしまう失敗が多いです。発情期になるといつもよりも食欲が無くなり、今まではペロリとお皿を空っぽにしていたのが、数粒残したりする時が出てきます。その時は無理に食べさせようとせずに残していてもお皿を下げてあげてください。数日で発情はおさまり元通り食べるようになりますので。食欲が落ちたからと言って、間違っても「ち●ーる」などを与えたりしないようにお願いします。最後に、相変わらずビートパルプやとうもろこしを悪者扱いされている方がおられます。過去のコラムも是非ご覧ください。

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