水を沢山飲ませても結石は治りません!
結石の原因は飲水量不足ではありません!
もう、この内容のコラムを書くのは何回目でしょうか?ここ数日、同様のお問い合わせが続きましたので改めて。何度も何度も言っていますが、尿路結石や膀胱結石などの原因は水分摂取量不足ではありませんし、水分を沢山摂取させたとしても尿路結石や膀胱結石の予防にはなりません。
しかし、動物病院で「水を沢山飲ませてください。」や「水分の摂取量が少ないと危険ですよ。」などと言われたり、インターネット上で「尿路結石は水を飲む量が少ない事が原因。」などと記載されている事が多いので、無理矢理にでも水を飲ませようとする方が多いです。
また、「うちの子は水をあまり飲まないので食事に水を加えています。」と言う方も多いですが、そのような事をする必要はありません。
食事と一緒に水を飲ませると、お皿から殆ど水を飲まなくなるので、余計に「うちの子は水を飲まないわ~。。。」と心配になってしまいやすいです。
お皿から水を飲んでくれて安心したいのであれば、乾いた食事(ドライフード)のみを与えていれば必ず飲みます。
お皿から水を飲まないのは、水分摂取量が足りているからです。無理矢理に飲ます必要はありません。
水分摂取量を量る必要はありません!
先程、「お皿から水を飲まないのは、水分摂取量が足りているからです。」と書きましたが、このような際に「でもうちの子の体型ならば、1日に●●ml飲まないといけないところ、〇〇mlしか飲まないのでやはり足りていないのです。。。」のような事を言う方が多いです。
この原因は無責任なネット上の情報です。インターネットで「犬(猫)の水分摂取量」のようなキーワードで検索をすると、まぁ沢山出て来ますよね。それも殆どが保険会社のサイトや動物病院のホームページ。どれもこれも似たような内容です。おそらく専門知識の無いホームページ制作代行業者によるコピー&ペーストでしょう。
実際にAIに聞いてみると、「体重1kgあたり、犬の飲水量の目安は1日で約50〜60mL、猫は約40〜60mLです。」と答えてくれました。
この情報を鵜呑みにして、「うちの子はもっと飲水量が少ないから尿路結石を患ったのか・・・。」となってしまう方が多いです。
その結果、ミルクを飲ませたり、余計な味付けをしたスープを飲ませるようになったり、水分量の多いウエットフードを間食として与えるようになります。
残念ながら、それらの行為は尿路結石の予防どころか、発症の原因や予防の妨げとなりますので絶対にしないようにお願いします。
水を飲ませたければお腹を空かせろ!!!
尿路結石を患う子とお水をあまり飲まない子の共通点は「空腹時間が短い」と言う点です。
これも当コラムでは何度も説明をしていますが、尿路結石の原因は空腹時間の短さです。食事は必要以上の量を与えずに1日2回。
必要な食事の量とは、パッケージ記載の給与量の目安やカロリーから算出するのでは無く、痩せ過ぎない程度の最小限の量を指します。
そして間食を与えない事。これを守るだけで尿路結石は予防出来ます。
また、朝晩2回の食事を徹底する事で、食間は常にお腹が空いた状態になります。その空腹を紛らわす為にお水を沢山飲むようになります。
逆に言うと、置きエサをしていたり、食べ残しを下げずに1回の食事時間が長過ぎたり、食事の回数が多い、間食が多い、間にスープを飲ませたりする事で、尿路結石を患う原因となるだけでは無く、お水を飲まない原因にもなります。
ですので、「結石を予防したい」「水を沢山飲ませたい」のではあれば、おやつやご褒美などの間食を与えず、必要最小限の食事を1日2回与える。たったそれだけです。以上です。