こんな時、まずは絶食ですよ!



与えない事も食事管理のひとつです!
まず、絶食(ぜっしょく)とは?
インターネットで検索すると次のように出てきました。「食を絶つこと。食物をまったくとらないでいること。断食(だんじき)。」
ひと昔前は絶食や断食と言うと、宗教的な精神修行のイメージがありましたが、今はファスティングなど腸活や健康管理のイメージが強くなってきたように感じます。ファスティングは「何も食べない!」と言うよりは、一定期間において固形物は食べずに、酵素ドリンクやプロテインなど、ある程度の栄養を摂取出来るドリンクは口にすると言った感じで、日頃働いてくれている胃腸や内臓、消化器官などを休ませ、体内に蓄積した老廃物や毒素の排出を促し、腸内環境を整える為に行う食事管理の事を言います。また、一定期間と言っても、時や場合、目的などによって異なり、12時間程度の絶食もあれば、数日間による場合もあります。それでは、犬や猫にとって絶食はどのような効果が期待出来るかをお話したいと思います。




まずは絶食をして様子を見て欲しい時は?!
当店では基本的に1日2回の食事を推奨しておりますので、12時間何も食べない事は絶食とは言わないです。それが当たり前の食生活になります。しかし次のようなケースでは、12時間に1回の食事も抜いて様子をご覧いただきたい場合があります。それは、頻尿が見られる時です。頻尿とは、猫に多いですが、短時間の間に何度もトイレへ行って排尿のポーズをとるが、殆ど尿が出ない事を言います。その多くの原因は膀胱炎やストルバイト結晶です。いつも言いますが、膀胱炎やストルバイトの原因は尿のアルカリ化です。また、尿のアルカリ化の原因は空腹時間の短さやたんぱく質の過剰摂取ですので、一定の期間絶食をする事で、尿が酸性を維持し、膀胱炎やストルバイトの解消に繋がります。実際には24時間~36時間程度の絶食をおすすめします。もちろんお水は常に飲めるようにご用意をお願いします。食事を摂らない分、お腹が空くので、いつも以上に水を飲むはずですのでたっぷりとご用意をお願いします。そして、その後は1日2回の食事を徹底して、食べ残しがあっても置きエサをしないようにお願いします。




こんな時も絶食が一番の特効薬!
犬や猫でも、原因不明でお腹を壊したり嘔吐をしたり、事情があって日頃は与える事は無い変わった物を食べて下痢をしたり、食べ過ぎで嘔吐をしたりする事があります。そのような時は絶食が一番の特効薬です。もちろん動物病院で診察を受けて適切な治療を施してもらう事も大切ですが、まずは慌てずに絶食をお願いします。良くある間違いが、食事を食べた後に食べた分をそのまま吐いたので、先程の食事では栄養補給が出来ていないであろうと判断し、再度食事を与えてしまうケースです。一食や二食程度、栄養補給が出来ていなくても大きな心配は要りません。それよりも、吐き気がある時に食べ物を与えると高確率で再度嘔吐をします。下痢の場合も同じです。下痢をしている時に食べ物を与えると再度下痢をする可能性が高いです。ですので、まずは絶食をお願いします。一定の期間、絶食をして胃腸を休めてあげましょう。1日や2日程度の絶食で栄養不足(栄養失調)にはなりませんのでご安心ください。また、愛犬愛猫が少しお腹を痛そうにしている時や、ゲップをしている時、おならをしていたり、お腹がキュルキュル鳴っている時なども絶食がおすすめです。規則正しく食事を与える事も大切ですが、食事を与えない事も健康管理になります。必要な時には勇気を持って食事を抜いてあげてくださいね。

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