コラム


このコーナーではわたくし「店長」が、皆様に知っていただきたい情報などを配信してまいります!

更新は不定期ですが是非お楽しみください!!


記事一覧

ハミガキしてますか~?
ビートパルプについて
アレルギー体質の子は是非!
あきらめるな!涙やけ
外耳炎対策
日和見菌って???
腎不全対策
店長お気に入り「ミクロビごはん」
魚好きの子でも!!!本当に美味しいですよ!
コレステロール値の指摘について
尿路結石の最大の天敵は「偏食」
空腹時の嘔吐を止めるには
シニア期に高たんぱく食は必要か???
猫の特発性膀胱炎を予防するには?
今更ですが、乳酸菌とは?
ドライフードの保存方法に悩む。。。
腎臓にやさしい食事とは?
「好き嫌い」や「偏食」の原因は何?誰?
ストルバイト予防食は自分で見つけられる?
ストルバイトを予防する食生活とは?
摂取カロリーを気にするな!
乾いた食事だけでは不安です!
メーカーの言うとおりにする必要は無い!
好き嫌いの何が悪いの?
シニア(高齢期)用のフードの使い方
ビタミンCは必要なのか?
腎不全は便秘で悪化する?!
アレルギーの付き合い方
ローテーションは必要なのか?
【追記ありの再更新】ビートパルプについて
腎機能低下を早期に発見出来る検査が登場?!
とろもろこし(コーン)は本当に悪者なの?
製品について良くある質問をご紹介
尿検査でストルバイトと診断されたら!
オメガ3脂肪酸を理解しておこう!
「フードを食べない」のは間違っているから!
牛乳と乳酸菌
嘔吐の原因って???
今更聞けない「グルテンフリー」と「グレインフリー」
猫の便秘を解消するフードとは?
食物アレルギーを疑うならまずは〇〇の摂取!
うちの子だけ???
メーカー(販売元)の脅しには気をつけろ!
店長は本気で怒っています!!!
正しい猫のご飯の与え方
犬のこんな咳には注意が必要です!
2018年もお世話になりました!
今年最初のコラムもやっぱりこのネタ!
腎不全と診断された猫の食事について
それ本当にアレルギー???
腎臓の負担軽減で腎不全対策を!
膵臓(すいぞう)を大切にしよう!
簡単なダイエット方法教えちゃいます!
便秘解消の秘訣は!?
愛犬のその仕草、見逃さないで!
そのおやつの与え方で大丈夫?
ストルバイトの原因はマグネシウムでは無い!
フードは一日に何グラム与えるのが良いの?
これからの季節に増える膿皮症の対処法!
去勢手術、避妊手術ってどうなの?
ちょっと偉そうな事を言わせてもらいます!
その「しつけ」って本当に必要ですか?
原材料表記の先頭はお肉で無いとダメ!なの?
こんな商品嫌いです。絶対売りません!
食べないのは本当に粒が大きいのが原因?
25年間のペットフード事情を振り返る
消化酵素の摂取をうるさく提案する理由は?
心臓病の食事で気を付ける事は?
負のスパイラルに陥らないようにご注意ください!
尿のpHと食品のpHについて
猫の外飼い(放し飼い)は絶対にダメ!!!
正しい子猫のご飯の与え方
猫の慢性腎不全のお食事について
犬の慢性腎不全のお食事について
お水は水道水?ミネラルウォーター?何が良いの?
涙やけを解消する簡単な方法!でも。。。
まさかトイレットペーパーが買えなくなるとは・・・
ストルバイト結石の原因はフードのせい?
ご飯の与え方でお悩みの際はお気軽にご相談を!
免疫、免疫って。免疫ってそんなに大切なの?
全年齢対応のフードについて考えてみました!
病院のフードを食べません。。。と言う方へ
これは獣医さんに言われてもやっちゃだめ!
ドライフードが嫌いだから食べないのではありません!
猫の便秘の原因をお教え致します!
何故太るか知ってますか?
やっぱり予想通り気温の上昇と共に急増しています!
子犬用や子猫用っていつまで?
どうしてうちの子は好き嫌いをするの?
「粒が大きくて」とか「長期間食べ続けて飽きた」とか・・・。
お水を沢山飲ませてストルバイトを予防する方法!
店長の愛犬・愛猫は何を食べているの?
こんな時はかるーい断食を取り入れてみてはいかが?
犬の外耳炎の治し方
食後しばらくして食べた物を吐くのは何故?
用意する食事のお皿は1個だけ!!!
食物アレルギーよりも食物不耐症に注意して!
心臓病の犬は太る方が良いの?
犬の胆泥症を解消する食事はこれ!
フードの年齢表示にこだわらないで!
猫の甲状腺機能亢進症について
若い内に好き嫌いを無くさないと大変な事に!
心配になりますよね。でもまずは落ち着いて!
犬猫のシュウ酸カルシウム結石予防法!
ウエットフードは低たんぱく?
一度に沢山食べられない原因は???
白内障が気になり出したら・・・。
勘違いしやすいので解説します!
ご飯は手であげてはダメ!
10歳近くになったら注意をしてあげて!
若い頃は吐かないけど・・・。
太っている事を「●●」とは言ってはいけません!
尿路結石対応って書いていれば安心なの?


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パッケージに「尿路結石対応」と記載する為の条件とは?
尿路結石に限った事ではありませんが、ペットフードのパッケージには「●●対応」や「〇〇に配慮」などの謳い文句が記載されている事が多いです。人間用のシャンプーやボディーソープなどにもそのような記載が目につきますが。これってどのような基準が設定されているのでしょうか?例えば、尿路結石対応と記載されているペットフードは、ある一定のミネラル成分の制限が義務付けられていたり、尿のpHの調節に栄養成分が制限されていたり。意外と知られていないと思いますので、この件についてお話をしたいと思います。




書くのは簡単。何の基準もありません!
早速答えになってしまいますが、パッケージに「尿路結石対応」と記載する為の条件は何一つございません。もちろん他の「●●対応」や「〇〇に配慮」も同じです。言い方は悪いですが、「書いた者勝ち」のような状態です。更に言うと、動物病院で販売されている療法食にも何の基準もありません。実際にホームセンターや大型のペットショップのペットフード売り場を覗いてみてください。予想を遥かに上回る数の「尿路結石対応」や「下部尿路疾患に配慮」と記載された製品が並んでいます。中には「どこが尿路結石対応???」「どの部分が下部尿路疾患に配慮???」と言う内容の製品もあります。結局は、謳い文句に惑わされる事無く、しっかりと内容を見定めて選ぶ必要があると言う事です。ですので、当店では尿路結石対応と記載されているフードが、Aと言うメーカーから犬用と猫用の2種類が発売されていても、猫用のみ取り扱っており、犬用は取り扱いをしていないと言うケースもあります。他にも、取り扱いのあるメーカーから発売されている尿路結石対応と記載されているフードを当店では販売していない事もあります。理由は、「尿路結石対応」と記載されているが、内容が伴っていないと判断しているからです。




尿路結石対応と記載されていなくても!!!
「尿路結石対応」や「下部尿路疾患に配慮」と記載されていても、内容が伴っていない製品がありますが、逆にそのような記載がされていなくても充分に尿路結石や下部尿路疾患に対応しているフードもあります。実際に当店では、ストルバイト予防に「尿路結石対応」や「下部尿路疾患に配慮」などと記載されていないフードをご紹介するケースがあります。実はそのようなフードの方が極端な栄養制限が施されていないので、長期的に与えても安心な場合があります。但し、症状の程度や体質を見極めた上で選ぶ必要がありますので、ここで具体的なフード名を申し上げる事は出来ません。気になる方はお気軽にご相談ください。また、それとは逆にいくら尿路結石や下部尿路疾患に対応しているフードであったとしても、フードの与え方や食事の摂らせ方を間違っていると症状を抑える事が出来ずに何度も再発を繰り返します。こちらも気になる方は是非ご相談ください。


水を飲んでも太る体質なんです!
このような事を言う人っていますよね。他には「そんなに食べていないけど・・・。」「少ししか食べていないけど・・・。」などなど。太っている事を「体質」を理由にしてしまうのです。これってどう思われますか?犬や猫に対しても同じような事を言う方がおられます。「この子は太る体質なのよ。」や「日中は寝てばかりで運動不足だから太るのよ。」「おやつは殆ど与えないけど太るのよ。」なんて事を。これって本当なのでしょうか?




水を飲んでも太りません!
まずは水。答えは簡単で、水を飲んでも太りません!水はゼロカロリーなので飲み過ぎても太りません。もちろん飲んだ直後は飲んだ水の量に合わせて体重は増えますが、時間の経過と共に排出されますので太る原因にはなりません。また、食べる量が少なければ太りません。ですが、一回の量が少量でも食べる回数が多ければ太ります。あと、運動不足でも太りません。食べる量が多ければ運動をしないと太りますが、食べる量が適切であれば、無理に運動をしなくても太りません。最後に、おやつを殆ど与えなければ太りません。でも殆どと言う事は全くでは無いと言う事ですよね。それって本当に「殆ど」と言える回数や量なのでしょうか?




結局は太っている原因を「体質」のせいにしているだけ!
結論は、食べ過ぎなければ太りません!体質や運動不足が原因ではありません。太るのは食べ過ぎです。犬猫の場合は飼い主様が食べ物を与え過ぎです。フードも規定量通り与える必要はありません。太っていれば量を減らしてください。規定量の半分程度でも大丈夫です。そして間食を控えてください。愛犬や愛猫が太っていれば大いに反省してください。あなたが食べ物を与え過ぎているので愛犬や愛猫は太ってしまっているのです。スマートな体型よりもぽっちゃりしている方が可愛いとかは言わないでくださいね。太っていて健康上に役立つ事なんて何一つありません。




去勢手術や避妊手術も言い訳にはなりません!
去勢手術や避妊手術をすると太りやすくなるとお思いの方が多いですが、この場合も食べ過ぎなければ太りません。確かに去勢手術や避妊手術をすると、今までよりも食欲が増します。だからと言って、食べ過ぎてもいないのに太るわけではありません。去勢手術や避妊手術をすると今まで残しがちだった食事を完食するようになり、「もう無いの?」と言う顔をするようになります。その結果、ついつい与える量が増えてしまうのです。おやつも同じです。催促の回数が増えるので与える回数が増える。与える回数が増えるので催促の回数も増える。結果、太らしてしまうので、去勢手術や避妊手術をすると太りやすくなるわけですが、太りやすい体質になるわけではありません。とにかく、太っていれば与える量を減らす。簡単な事ですのでしっかりと管理をしてあげてください。愛犬や愛猫が太るのはあなたのせいです。宜しくお願い致します。


子猫の時期から正しい食事を!
ペットショップやブリーダーさんから子猫を迎え入れる際に、「1日3回から5回程度食事を与えてください。」や「好きな時に好きな量を食べられるようにフードは常にお皿に入れておいてあげてください。」なんて事を言われたりします。確かに間違いではありませんが、この話が通用するのは生後1ヶ月半程度まで。でも現在の動物愛護法では「生後56日以下の子猫の販売は禁止」のはずです。ですので、「1日3回以上の食事」や「好きな時に好きな量を食べられる」は必要はありません。ペットショップの店員やブリーダーさんは飼い主の方からすると「プロ」です。プロの言う事を信じて実行するのは当たり前ですが、残念ながらプロの言う事が全て正しいわけではありません。獣医師も同じです。くれぐれもご注意ください!




成長期は大丈夫なんですよ!
でも実際に「1日3回以上の食事」や「好きな時に好きな量を食べられる食事」を実践していても生後半年や1歳程度までは何の問題も無く過ごす事が出来ます。だからと言ってそれを続けていると色々な症状が出始めます。まず初めに出る症状(仕草?)が「食べムラ」です。1日3回食事を差し出しているのに、食べるのは3回の内の2回だけになったり、3回ともお皿の中身の半分程度は食べるけれど、半分程度は残してどこかに行ってしまったり。飼い主様としては、半年前までは1日3回の食事をしっかりと完食していたので、「このフードが飽きてきたのかな?」と勘違いをしてしまいます。飽きたのでは無く「求めていないだけ」です。何故求めなくなってしまったのかは様々な原因が考えられますが、成長期の食欲と成猫の食欲との差は原因のひとつとして考えられます。人間でも成長期には良く食べますよね。ですので、残したり食べなかったりで食べムラが生じるようになったのは、愛猫が求めているよりも多い食事を提供してしまっていたのです。




与え過ぎなのに残すと心配に・・・。更に嘔吐が。。。
1日3回の食事を与えていて、その内の1回は食べなかったり、残す事が多くなったりした子に限って痩せていません。食べなかったり残したりするので心配になられると思いますが、まずは愛猫の体型をご覧ください。心配しないといけないような体型をしていますか?食べなかったり残したりしている愛猫がガリガリに痩せていれば心配してあげてください。でも、もしそうでなければ食事の量や回数を減らしてあげてください。また、1日3回以上の食事を与えていたり、常に食べる事が出来る置きエサをしている場合に多いのが、「フードの吐き戻し」です。食後にフードの粒が主体の吐物を吐いてしまった場合には「食べ過ぎ」とお考えください。差し出した食事を残しているのに食べ過ぎなのです。そう、そもそも与え過ぎなのです。なのに、今までは吐かなったフードを吐くようになったので、「フードが合わなくなったのかな?」や「アレルギー症状かな?」と、これまた勘違いをしてしまいます。また、このような症状が出た際に動物病院に相談すると大半の獣医師が、「フードを変えて様子を見てください。」や「もっと少量ずつ回数を分けて与えてください。」と言います。これがまた誤った食事指導です。




若い頃は食べ過ぎても吐きません!
食欲がある成長期には少々食べ過ぎても吐く事はあまりありません。でも成長が緩やかになった頃以降は、一度に食べ過ぎたり、胃の中に食べ物が残っている状態でダラダラ食べたりすると、食べた物を吐き戻すようになります。与えているフードの種類や与え方、与えている量は変わっていないのに、成長期にはなかった嘔吐が成猫になって起こってしまう場合は、ほぼ食べ過ぎです。食事の回数を1日2回にして、間食を控えてしっかりと空腹時間を作ってあげるようにしてあげてください。そうすればフードは変えなくても嘔吐は治まります。それでも嘔吐が続く場合はお気軽にご相談ください。


犬や猫で10歳と言えば人間に例えると60歳位です。
色々な説があり、どれが正解かは分かりませんが、犬猫の10歳は人間に置き換えると60歳程度となります。60歳と考えるとまだまだ元気ですし、バリバリ仕事をしている年齢でもあります。ですが、若い頃に比べると疲れやすく、その疲れもとれにくくなってきます。自分ではまだまだ若くて元気だと思っていても体は正直です。健康診断や人間ドッグを受けると思わぬ指摘を受ける事も出てくるでしょう。犬や猫も同じです。10歳近くになって何も心配な点が無い方が珍しいです。小さい変化や細かい仕草などから、いち早く体調の変化に気づいてあげる事はとても大切です。




水を飲んだ後の「ケッケ!」「カッカ!」には要注意!
犬に多く、猫には非常に稀な症状ですが、水を飲んだ後の「ケッケ!」「カッカ!」。これは咳です。一見、喉に何かが詰まってしまったのかな?と思うような仕草ですが、これが犬の咳なのです。この咳をしだすと気を付けてあげて欲しいのが心臓の状態です。この咳は、心臓内で血液が逆流するのを防ぐ働きのある弁が機能しなくなり、逆流してしまった血液によって風船のように膨らんだ心臓が、その上にある気管支を圧迫する事によって生じます。その他にも、気管が変形して起こる気管虚脱や、喘息や肺炎などによる咳の可能性もございますが、年齢的には心臓病を疑う必要があります。気になる場合はすぐに動物病院にて診察をお願いします。また、猫は犬に比べるとあまり咳をしませんが、その猫が咳をすると言う事は大きな病気が隠れている可能性があります。ご注意ください。




犬も猫も本当に多いです!気をつけましょう!
10歳近くになって、「お水の飲む量が増えた」「尿の色が薄い」「体重が落ちやすい」「口臭がきつい」「吐く事が多い」「被毛のパサつきが目立つ」などの症状が見られた際は、腎臓病(腎不全)を疑ってください。更に症状が進行しますと、「食欲が無い」「体がだるそう」と明らかに元気が無くなります。ですので、少しでも気になる症状が見られた際はすぐにでも動物病院での診察をお願いします。多くは通常の血液検査で診断が可能ですが、初期の腎臓病の場合は通常の血液検査では数値として表れにくい為、高感度のSDMA検査を受けておくと良いでしょう。腎臓病は早期発見の早期治療、早期からの食事療法が非常に効果的です。くれぐれもご注意ください。




食欲があるから大丈夫!!!と言うわけではありません。
食欲があり、元気もある。しかし体重が減ってしまう。このような場合は、10歳近くの猫に多いですが、甲状腺機能亢進症の可能性があります。診察を受けようと思う最大の症状である「食欲が無い」「元気が無い」と言う事がございませんので、どうしても発見が遅くなってしまいがちです。元気があって食欲もあるけれど体重が落ちやすいと感じた際はすぐに診察をお願いします。血液中の甲状腺のホルモンの量を測定するだけで診断が可能です。その他にも10歳近くになると色々と体調の変化が見られるようになります。気になる症状が見られた際は、是非早い目に診察をお願いします。


お心当たりのある方おられませんか?
愛犬や愛猫がご飯(フード)を食べてくれない時や、好き嫌いが激しくてなかなか食が進まない時などに、ついついフードの粒を手のひらに乗せて食べさせてしまう事はありませんか?もちろん体調が悪く食欲が無い時には必要な手段かと思いますが、食欲はあるけど食べない時や、好き嫌いをして食べない時にしてしまうと、少しは食べてくれると思いますが、根本的な解決にはなりません。逆にそのような行為は、愛犬や愛猫の食に対するわがままを助長しかねません。




最初は成功したと思っても・・・。
食べないからと言って手のひらに乗せて食べさせると、はじめの内は食べてくれたり、数粒は食べたりすると思います。「あ~良かった。これからはこうやって手のひらに乗せて食べさせよう!」と思っても、次のご飯の時間には、先程と同じように手のひらに乗せてもにおいを嗅ぎに来ただけでプイっとどこかに行ってしまったり、日に日に食べる量が減って行って数日後には手のひらに乗せても全く食べてくれなくなります。どうしてだと思いますか?理由は根本的な原因を解消していないからです。根本的な原因とは「飼い主様の誤った飼い方」です。具体的には、最も多いのがおやつやご褒美の与え過ぎです。トイレを成功したからご褒美!賢くお留守番が出来たからご褒美!ブラッシングを頑張ったからご褒美!なんて事をしていたらご褒美か食事かわからない程の量を食べる事になります。結果、フードを食べなくなっても当たり前です。他に多いのが置きエサです。当コラムでは何度も何度も置きエサの危険性についてお話をしておりますが、置きエサをすると常に食べられる状態であるが故に必死になって食べようとしません。その姿を見た飼い主様は「このフードは嫌いなのかな?」「この粒の形状は食べづらいのかな?」などと誤った解釈をしてしまい、色んなサンプルを取り寄せて「これはどう?」「こっちは食べやすい?」と言う感じで、次々と違うフードの粒を手のひらに乗せて食べさそうとします。こうなると・・・。




ご飯を手であげるとこうなります!
おやつやご褒美が多かったり、置きエサをしていたり、更に一日数回の手のひらからの給餌を。このような食生活をさせている飼い主様から多いお悩みが「便秘」です。便秘の解消には食事回数を一日2回に限定して、食間の約12時間はしっかりと胃を休める事が大切なのですが、便秘の理由を「あまり水を飲まないから」や「フードが合わないから」などとまたも誤った解釈をしてしまいます。その結果、水分を無理矢理にでも摂取させる為に、ウエットフードやペーストタイプのおやつを食事の時間以外に与える事によって、更に胃が休まる時間が減って便秘が悪化。また、家の中のあらゆる個所にお水の入ったお皿を置いたりしてお水を飲ませようとしますが、そんな事をしなくても食間を約12時間作ってあげるとお水は飲みます。お腹が空けばお水を飲みます。自分にとって必要な水分は自ら飲みます。余計な事をしなくて大丈夫です。まずは、手からご飯をあげるのを止めて、食事の回数を1日2回にしてあげてください。初日、2日目くらいは殆ど食べないままでお皿を下げる事になるかと思いますが、3日目位からしっかりと食べ切るようになっていきます。もちろんその間はおやつやご褒美は与えてはいけません。お皿を差し出す時間も1回に5分程度。騙されたと思ってやってみてください!


まずは炭水化物と糖質の違いは?
愛犬や愛猫の体調や病状によっては、糖質制限が必要になる場合があります。その際に「炭水化物=糖質」とお思いの方は、たんぱく質と脂肪が多く、低炭水化物のフードをお選びになられる傾向があります。ですが、そのようなフードをお選びになられると、確かに糖質制限にはなっているのですが、たんぱく質の過剰摂取になってしまい、健康であった臓器までもが悲鳴を上げてしまう事があります。ですので、糖質制限が必要だからと言って炭水化物を極端に制限する事は体にとって良いとは言えません。特にここ数年は、「炭水化物は犬や猫には必要が無い!」と言った文言を使用したフードメーカーが多くなりました。でも少し言い方を変えると、「食物繊維は犬や猫には必要が無い!」と言っているのと同じです。何故かと言うと、食物繊維は炭水化物の一種だからです。そしてもう1種が糖質です。要は「炭水化物=食物繊維+糖質」と言う事です。ですので、糖質制限を行う必要がある場合は、炭水化物源となる食材によって、食物繊維と糖質の含有比率が異なりますので、食物繊維の含有率が高く、糖質の含有率が低い食材を使用したフードを選ぶようにお心掛けください。




粗繊維と食物繊維の違いは?
ドッグフードやキャットフードの成分値に記載がされている粗繊維と言う言葉。フードに含まれる食物繊維の量を調べたい時に見たりします。ですが、実は粗繊維として表示されている量は実際の食物繊維の量とは異なるのです。何故かと言うと、食物繊維には水に溶けない不溶性食物繊維と、水に溶ける水溶性食物繊維の2種類がありますが、粗繊維を調べる方法では水に溶けない不溶性食物繊維の量しか計測出来ません。ですので、フードに含まれている水に溶ける水溶性食物繊維の量は粗繊維の値には含まれていないのです。ですので、ドッグフードやキャットフードの中にはパッケージに記載されている粗繊維の値よりも多い食物繊維が含まれているとお考えください。また、動物病院で便秘の相談をした際に、「犬や猫は食物繊維の消化が苦手なので、摂取すると便秘になりやすい。便秘が気になる時は食物繊維の少ないフードを与えるように」と言う獣医師がいますが、それを言うなら人間も同じです。人間も食物繊維の消化は苦手です。でも食物繊維が便秘解消に効果的なのは皆さんご存知ですよね。犬や猫も、人間同様に適度な食物繊維は便秘の解消に繋がります。もちろん人間も犬や猫も食物繊維を過剰摂取すれば便秘になる可能性はありますが、フード主体の食生活で食物繊維の過剰摂取は有り得ないです。また、犬猫の便秘の原因は殆どが食べ過ぎです。ダラダラ食べさせたり、置きエサをしていると、胃が休まる時間が無くなり、腸の働きが低下します。ですので、便秘でお悩みの際は、食べさせる時間を制限して胃を休め、腸がしっかりと働ける時間を作ってあげてください。また、高たんぱく・高脂肪で低炭水化物のドライフードは便秘になりやすいです。ご注意ください。




低たんぱく食は軟便になるので与えれない???
健康診断で腎不全と診断されたり、膀胱炎や尿路結石をケアする為に低たんぱく食を与えたいけれど、どうしても便が緩くなってしまう事があります。これはフードが合わないわけででは無く犬猫の体質からすると当然の事です。低たんぱく食は必然と高炭水化物となるのですが、上で説明しました通り、犬猫は炭水化物(糖質や食物繊維)の消化が苦手です。消化が苦手な原因は糖質を分解する為の消化酵素であるアミラーゼと、食物繊維を分解する為の消化酵素であるセルラーゼが体内において不足しているからです。低たんぱく食を与えたいけれど軟便になってしまう時は、そのフードを与えるのを諦めるのではなく、不足している消化酵素を補ってあげてください。便が綺麗からフードが合っているとは限りません。逆に便が緩いからフードが合っていないとも限りません。その時の体調にとって本当に必要なフードを与える事が出来るようにしていただく事はとても大切と思います。


まずは白内障とは?
中には先天性の白内障もございますが、ここでは加齢性の白内障についてお話を致します。ご了承ください。

白内障とはご存知の方も多いかと思いますが、目の中のレンズの役目を果たす水晶体が白く濁る事により、視力の低下を招く病気です。特に犬では10歳前後から気になり出す事が多いです。猫の場合は、人間や犬に比べると白内障にはなりにくいと言われていますが、キャットフードの品質向上や医学の進歩により、従来に比べますと人と同じく大きく寿命が延びていますので注意が必要かと思います。




白内障が気になり出したらどうすれば良いの?
白内障が気になり出したら当然ですが、動物病院での診察をお願いします。白内障は進行性の病気の為、すぐに完治させる事は難しいですが、初期の段階であれば点眼薬を使用する事により徐々に改善する場合があります。また、改善が出来なくても進行を遅らす事は可能ですので、気になり出したら一日でも早くに診察をうけるようにしてください。




白内障に効果的なサプリメントは?
白内障に効果的なサプリメント成分として有名なのが、ブルーベリーやビルベリーに含まれるポリフェノールの一種で、青紫色の天然色素であるアントシアニン。そしてもう一つ、強力な抗酸化作用を持ち、目の酸化を防ぎ様々な目の病気の対策に効果があると言われているルテイン。主にアントシアニンとルテインで構成されているサプリメントが白内障の予防や進行を遅らす効果が期待出来るとして製品化されております。更にもう一つ、白内障対策として強くおすすめしたいサプリメントがあります。




白内障対策で強くおすすめしたいサプリメント成分がこれ!
白内障に限った事では無く、病気や疾患に深く関わっているのではと言われているのが「活性酸素」です。活性酸素とは物質を酸化させる能力が非常に強い酸素の事です。私たち生き物の多くは、日々大量の酸素を摂り入れていますが、そのうちのおよそ2%がこの活性酸素になると言われています。言い換えると、活性酸素の量が多ければ多い程、体が酸化(老化)すると言う事です。その活性酸素を退治してくれるのが「SOD酵素」と言う酵素です。但し、このSOD酵素は幼少期でこそ体内で沢山の量が生成されるのですが、歳を重ねるにつれて生産量が減少してしまいます。ですので、そのSOD酵素と同じ働きを持つ食品(SOD様作用食品)を積極的に摂取する事によって、体の酸化(老化)を防ぐ事が出来ると言う事です。白内障が気になり出したら、SOD様作用食品を含むサプリメントを是非ご検討ください!


猫や小型犬に多い小食の原因は?
猫や小型犬の飼い主様には思い当たる方も多いのでは無いでしょうか?

「うちの子は体が小さいので食が細く、一度に沢山食べられないので、食事を4回~5回に分けてあげています。」

実際にお問い合わせやご相談の際にも、このようなお話を良くお見かけ、お聞き致します。しかし本当に食が細いのでしょうか?一度に沢山食べられないのには何か他の原因があるのでは無いでしょうか?




「食べられない」では無くて「食べたがらない」なのでは?
愛犬・愛猫が一度に沢山の量を食べられない理由として、飼い主様が最も多く仰るのが「体が小さいから」です。確かに、体重3kgの子が一度に100gのドライフードを食べるのは難しいでしょう。体重30kgの子であれば100gのドライフードは一度にペロッと食べてしまいます。だからと言って一度に沢山の量を食べられない理由として「体が小さいから」は違いますよね。体重3kgの子に必要な量(20g程度)はペロッと食べて貰わないと困ります。逆に体重30kgの子に1000g食べろと言っても難しいですからね。体の大きさは関係無く、体の大きさに適した必要量はペロッと食べる事が出来ないといけません。それでは、それが出来る出来ないの違いは何なのでしょうか?




体が小さいのであればおやつの量も少量に!
体が小さいからドライフードを一度に沢山食べられないのに、おやつは沢山食べられるのは何故でしょうか?沢山与えていないつもりでも、体の小さい愛犬・愛猫にとっては「沢山」になっていませんでしょうか?大型犬があまりフードの好き嫌いをしない理由はそこにあります。小型犬と大型犬のおやつの量が大して変わらないのです。私の大嫌いな「ち●ーる」などのペロペロ舐める系のおやつでも、体重3kg程度の小型犬や猫に1本与えますが、体重30kgの大型犬でも与えるのは1本とかでは無いでしょうか。体重が10倍あるからと言って、与える量も10倍の10本にはならないと思います。クッキーだとしても、体重3kgの子に1個与えたとしても、体重30kgの子には10個も与えないです。与えても2、3個程度。それだけ小型犬や猫のおやつの量が体の大きさの割に多過ぎるのです。決して大型犬のおやつの量が少ないのではなく、小型犬や猫など体の小さい子のおやつの量が多過ぎるのです。




騙されたと思ってやってみて!
一度に沢山食べる事が出来ないとお思いの飼い主様へ!騙されたと思ってやってみてください。
まずは、おやつやご褒美などの間食を中止してください。一生おやつを中止にしないといけないわけではありません。1週間程度で結構です。そして分けて与えていた食事を1日2回にしてください。もちろん、そうしたからと言って初日から一度に沢山食べる事が出来るようになるわけではありませんので、はじめのうちはフードを残してどこかへ行ってしまうと思います。だからと言って帰ってくるまでお皿を出しっぱなしにはせずに、どこかへ行ってしまった時点でお皿を下げてください。帰ってきてご飯の催促をしても次の食事の時間までは絶対にお皿は出さないでください。そうすれば数日で一度に沢山の量を食べる事が出来るようになります。但し、途中で一度でも間食を与えてしまったり、残したフードを再度差し出したりすると、また最初からやり直しになりますのでご注意ください。




とても大切な事です。後悔をしないようにしましょう!
当コラムでは好き嫌いをさせない事や、置きエサをしない事、おやつを与え過ぎない事など、食生活に関してしつこく書いております。「またか・・・。」「うるさいなぁ・・・。」とお思いの方もおられると思います。でもそれだけ大切な事なのです。おやつやご褒美を与え過ぎて栄養バランスを崩してしまう事が心配なのはもちろんですが、置きエサをしたり食事回数が多い事によって、膀胱炎やストルバイト結石などの泌尿器系疾患発症のリスクが高くなる事や、好き嫌いをさせてしまっていると必要の際に食事療法を行う事が出来なくなります。実際に小型犬や猫がストルバイト結石を患う事が多いですが、これは体質なんかでは無く乱れた食生活が原因です。体が小さい相手におやつやご褒美を与え過ぎているのに、満足にフードを食べてくれないからと言って心配になる。その結果、間違った食事の与え方をしてしまう。このパターンです。今は良くても数か月、数年後に後悔する事にならないようにくれぐれもご注意ください。


本当にそのたんぱく質で栄養が足りるの?
良く下記のようなお問い合わせを頂戴致します。

「●●のウエットフードはたんぱく質が凄く低いですが栄養不足にならないのですか?」

実際に製品を見てみますと、次のような表示になっています。(猫用のボジータで例えていますが他のフードや犬用の製品も同様です。)


【ボジータ 猫用ドライフード】
たんぱく質・・・33%  脂肪分・・・14%  繊維・・・3.5%  水分・・・9%


【ボジータ 猫用ウエットフード】
たんぱく質・・・7.5%  脂肪分・・・6%  繊維・・・0.5%  水分・・・83%


このようにドライフードのたんぱく質含有量は全体の33%も占めるのに対し、ウエットフードのたんぱく質含有量はたったの7.5%ととても少なくなっています。本当にこれで栄養が満たされるのでしょうか?




乾物量分析値に置き換えてみると!!!
ドライフードとウエットフードの最大の違いは水分含有量です。上記のボジータの場合、ドライフードの水分含有量が9%に対し、ウエットフードの水分含有量は何と83%にもなります。殆ど水分ですね。この水分を除いた栄養バランスを示す値を乾物量分析値と言います。上記の2種のフードを乾物量分析値に置き換えると下記のようになります。


【ボジータ 猫用ドライフード】
たんぱく質・・・36%  脂肪分・・・15%  繊維・・・3.8%


【ボジータ 猫用ウエットフード】
たんぱく質・・・44%  脂肪分・・・35%  繊維・・・2.9%


このように水分を除去した状態で見ますと、ウエットフードの方がたんぱく質も脂肪分も多くなります。また、一般的にウエットフードの炭水化物含有量を乾物量分析値で示すと10%未満~15%程度になるものが多いのに対し、ドライフードの炭水化物含有量は全体の30%~50%程度になるものが多いです。ですので、食事制限で炭水化物の摂取を控えたい場合などは、ドライフードを選ぶよりもウエットフード中心の食生活の方が良いと考えられます。




ウエットフードは水分が多いので・・・・。
上記のように乾物量分析値ではドライフードよりもウエットフードの方が栄養価が高い事が分かりました。ですが、やはりウエットフードはフード内の水分量が多い為、上記のボジータの場合、100g当たりのカロリーがドライフードの場合は「373kcal/100g」に対してウエットフードは約1/5のたった「71kcal/100g」となります。水分が多く含まれるため、沢山食べないといけないと言う事です。例えば、300kcalを摂取しようと思うと、ドライフードは80g食べれば良いところ、ウエットフードの場合は422gも食べないといけません。その分食費もかさみます。また、ドライフードにウエットフードを混ぜる際、「ドライフードを10g減らせばウエットフードを何g加えれば良いですか?」とのお問い合わせも良く頂戴致します。それ程神経質になる必要もありませんが、ドライフード10g相当の栄養価はウエットフードだと50g程度になるとお考えください。ドライフード2g相当はウエットフードでは10gとなります。少量で栄養が満たされるドライフードと、沢山食べる事が出来て水分も多く摂取出来るウエットフード。上手く利用していただければと思います。


シュウ酸カルシウム結石とは?
まずシュウ酸カルシウム結石について。犬猫ではストルバイト結石に次いで2番目に多い結石かと思います。人間では一番多く見られる結石です。ストルバイト結石が尿のアルカリ化が原因で発症する結石に対し、このシュウ酸カルシウム結石は尿の酸性化が原因と言われる事もありますが、ここ数年の経験からあまり関係が無いと感じています。ですので、ストルバイト結石の予防法は、いかに尿のアルカリ化を防ぐかがポイントとなりますが、シュウ酸カルシウム結石の予防法は、必ずしも尿のpHの調節では無いと考えています。但し、ストルバイト結石同様にシュウ酸カルシウム結石も食生活が原因となるケースが多いので日頃からの規則正しい食生活がとても大切になります。




まずは人間のシュウ酸カルシウム結石予防法!
シュウ酸カルシウム結石は名前の通り、シュウ酸とカルシウムが結合しあって生成される結石です。ですので、シュウ酸とカルシウムの両方の摂取を制限すれば良いと勘違いをなされる方も多いのですが、実は摂取制限が必要なのはシュウ酸だけで、カルシウムは適度に摂取をしないといけません。これは、シュウ酸とカルシウムが結合して結石になるのは腎臓に届けられた後で、その前の腸にある段階でシュウ酸とカルシウムが結合する事によって、シュウ酸が腸から吸収されずに便として体外に排出されるからです。逆にカルシウムの摂取が少ないとシュウ酸が腸から吸収されて、尿中カルシウムと結合してシュウ酸カルシウム結石となります。例えば、シュウ酸を多く含む食品の代表格である、ほうれん草やたけのこは、しっかりと茹でて灰汁(あく)を抜く事でシュウ酸が減り、更にカルシウムを多く含む小魚や鰹節と一緒に食べる事で腸からのシュウ酸の吸収を減らす事が出来ます。また、コーヒーや紅茶などのシュウ酸を多く含む飲み物の場合は、カルシウムを多く含む牛乳を混ぜる事でシュウ酸の吸収を減らす事が出来ます。このように人間の場合は、シュウ酸の摂取を制限するのも大切ですが、シュウ酸の吸収を減らす目的でカルシウムをしっかりと摂取する事も大切な予防法となります。




それなら犬猫のシュウ酸カルシウム結石予防法は?
次に肝心な犬猫のシュウ酸カルシウム結石の予防法ですが、犬猫の場合はシュウ酸を多く摂取する機会は少ないので、シュウ酸の摂取を制限する事よりも、尿中カルシウムを増やさない事の方が大切と考えています。もちろんシュウ酸を多く含む食材で、犬猫(特に犬)に与える方が多い、キャベツやブロッコリーなどの葉野菜の与え過ぎには注意が必要です。また、さつまいもや大根などの根菜の皮部分にもシュウ酸が多く含まれますのでご注意ください。そしてポイントとなる尿中カルシウムが増えてしまう原因としては、糖分や塩分の摂取過多です。人間の食事はもちろんですが、犬猫用のおやつでも砂糖や塩が使われている物がありますので与え過ぎには注意が必要です。また、動物性たんぱく質の摂取過多も尿中カルシウムが増加すると言われています。更に、動物性脂肪を多く摂取すると、腸で脂肪とカルシウムが結合してしまい、腸内でシュウ酸と結合出来るカルシウムが無くなり、シュウ酸が便として体外に排出されずに腸から吸収されてしまいますので、動物性脂肪の摂り過ぎにも注意が必要です。




まずはストルバイト結石と同様に規則正しい食生活を!
シュウ酸カルシウム結石の予防法としては、やはりストルバイト結石同様に朝晩2回の食事で間食を与え過ぎない事が大切です。但し、食生活が原因で無くても、体質や腎機能、ホルモンなどの影響で尿中のカルシウム濃度が高くなる事があります。この場合もシュウ酸カルシウム結石が出来やすくなりますので、ストルバイト結石とは違い、シュウ酸カルシウム結石は必ずしも食生活の改善で予防が出来る訳ではありませんが、お悩みの際はお気軽にご相談ください。


そんな日もありますよ!
突然ですが皆様体調はいかがでしょうか?「今日はとても調子が良い!」「最近ちょっと疲れ気味で」「今日はちょっと食欲が無くて」などなど、色んなお声があると思います。また、特に思い当たる節は無いけれど「お腹を壊している」「食欲が無い」「ちょっとお腹が痛い」なんて事もありますよね。これって別に人間だけではありません。犬猫だって同じです。当然です。ロボットでは無いのですから。日によって体調が違って当然です。もちろん1年中365日、健康で体調が良好なのに越した事はありませんがね。なかなかそう上手くはいかないです。




お腹を壊している時にはどうすれば良いの?
昨日まで綺麗な便をしていたのに急に軟便に。。。って事ありますよね。便が緩いと言う事は多少なりともお腹に痛みや違和感があるはずです。もしかすると食欲も無くなっているかも知れません。そのような時には無理に食べさせる事はせず、いつもの食事をいつもの半分程度の量をお与えください。その時に食べたがらなければ無理に食べさせてはいけません。一食や二食、食べなくても大丈夫です。食欲が落ちているところに、日頃食べないようなご馳走を与えたり、これだったら食べると言う事で嗜好性の高いおやつやトッピングを多い目に与えたりしては余計に軟便は治まらなくなります。また、そのような行為は、軟便が治まった後の食生活の乱れにも影響を及ぼす可能性がありますのでくれぐれもご注意ください。




嘔吐を繰り返している時にはどうすれば良いの?
一言で嘔吐と言っても色々な嘔吐があります。嘔吐の種類によっては対処法が異なりますが、一番多いご相談が朝方に空腹で吐く嘔吐です。この場合は食事回数を増やしたり、寝る前の夜食を与えたりはせずに、食べた物をしっかりと栄養に変える事が出来るように消化酵素を摂取させましょう。そうすれば食事の回数を増やしたり、夜食を与えたりしなくても空腹時の嘔吐は治まります。また、食後しばらくしてから吐く嘔吐は殆どが食べ過ぎです。ドライフードの形が残った状態の嘔吐や、少しふやけたドライフードの粒を吐く嘔吐の場合は、食べさせる回数や量を減らしてください。もちろんおやつの量や回数も見直す必要があるでしょう。もうひとつの嘔吐が原因不明の嘔吐です。数時間以内に複数回の嘔吐が見られ、食べた物を吐いたり、水のような物を吐いたりを繰り返します。病気による嘔吐である可能性も無視は出来ませんが、異物の誤飲や硬いおやつなどの消化不良による可能性が高いです。異物を飲み込んだ確信があるのであればすぐに動物病院へ。骨やアキレスなどの硬いおやつを与えた後や、草を食べた後や毛を吐いている場合であれば次の食事は抜いて様子を見ても良いでしょう。それでも治まらない場合は動物病院で診察をお願いします。




病気の早期発見・早期治療も大切ですが。。。
食欲不振や軟便、嘔吐などの症状から、重大な病気の早期発見・早期治療はもちろん非常に大切ですが、慌て過ぎない事も必要です。急に便が緩くなったり、嘔吐が続くからと言って、「フードが合わないのかな?」「アレルギーかな?」などと慌てて違うフードを試したり、食欲が無いからと色々なフードを与えてみたり、お肉やおやつを与えてみたりなど。そんな日もありますよ。人間もお腹を壊す日もあれば食欲が無い日もあります。胃がムカつく日もあります。まずは落ち着いて胃腸を休ませてあげましょう。半日~1日程度の絶食でリフレッシュする事も時には必要かも知れませんね。


フードの好き嫌いさせていませんか!!!
プードルやチワワなどの小型犬や猫に多く見られるフードの好き嫌い。フードを買っては食べずに無駄にして、飽きさせないように毎日毎食別のフードを与え、それでも食べないのでフードにボイルした鶏ササミをトッピングをするも、トッピング部分だけを食べて結局フードは残してどこかに行ってしまう。。。その為、フードは常に置きっぱなしになるが、それでも大して食べもせず、飼い主様は栄養が足りているのか不安に陥り、インターネットでフードの探しの旅へ。このような時に辿り着くのが、「お肉たっぷりの穀物不使用フード」です。「肉類●●%以上使用なので食いつきが違います!」「食いつき抜群!SNSで話題沸騰中!」「食べなければ全額返金!」などの文言に惹かれて試してみると確かに良く食べる!でもそれも初めだけで、結果的に高たんぱくなフードにたんぱく質の塊の鶏ササミをトッピング。

ちょっと愚痴っぽく、嫌味っぽくなってしまいましたが、このようなパターンが非常に多いです。これでは好き嫌いをして当然ですね。




無茶苦茶な食生活が通用するのは2歳まで!
体の小さい小型犬や猫が好き嫌いをしてしまう大きな原因は、人間との体の大きさの違いです。人間の感覚では「ちょっとだけ」と思っている量でも、体の小さい犬猫には充分過ぎる量だったりします。特におやつやご褒美などの間食の量には注意が必要です。例えば、コンビニの肉まん1つでも、大人であればおやつ程度の量ですが、幼稚園児には主食一食分くらいの量になりますよね。小型犬や猫に関してはもっともっと体が小さいので、人間の感覚で「ちょっとだけ」と思っている間食の量でも小型犬や猫にとっては、食事1日分の代わりになってしまう程の量になっているなんて事も。トッピングの鶏ササミなどでも、人間の感覚では「ちょっとだけ」でも、小型犬や猫にとっては「たっぷり」になってしまいます。その為、ドライフードにトッピングをすると、トッピングだけ食べて、残したドライフードは置きエサに。既にトッピングで充分過ぎる量を食べているのに、置きエサにしているドライフードをちょびちょび食べてのような食生活をしていると、2歳になるまでには「尿路結石」や「膀胱炎」、「急性膵炎」などを発症する事に。2歳と言っても人間で言うと立派な成人にあたります。人間でも学生の頃は平気だった食生活でも、大人になると。。。って事です。




好き嫌いを無くさず10歳近くになると!
犬猫で10歳と言うと高齢期になります。そのような年齢で好き嫌いをしてしまう食生活を続けていると本当に大変です。何が大変かと言うと、その時の体調に合わせた食事制限が出来ない事です。例えば、腎臓病を患うとたんぱく質やリンの制限食を与えなければなりませんが、たんぱく質を制限したフードは決して美味しくありません。でもそれを食べて貰わないと腎臓病が進行するのです。食べないからと言って鶏ササミなどのたんぱく質の塊をトッピングするわけにはいきません。また、甲状腺機能亢進症を患うとヨウ素の制限食を与えなければなりませんが、魚介類や乳製品など犬猫が好む傾向がある食品にはヨウ素が多く含まれる為、食べないからと言ってそれらをトッピングするわけにはいきません。また、それらの制限食(対応フード)は決して種類が多くありませんので日替わりのような食事メニューをするのは難しいです。




好き嫌いを無くすご飯の与え方はこれ!
好き嫌いをさせない為に最も重要なのが、間食を与え過ぎない事!失礼を承知で書きますが、誰でも分かっているような当たり前のこれを出来ない飼い主様が多過ぎる!「欲しがるから与える」「与えないとうるさいから」「美味しい物を食べさせてあげたい」「ブラッシングを頑張ったからご褒美で」など、色々と言い分はあるかと思いますが、好き嫌いをするほどの量や回数を与えるのは、何一つ愛犬・愛猫の為にはなっていません。年数回や月一回ご馳走を与えるのは構いません。他の日は朝晩2回の食事(フード)のみを与えていれば好き嫌いはしません。とにかく朝晩2回の食事をもっと大切にしてください。そしてもうひとつしてはいけないのが置きエサです。置きエサをせずに、間食も与えなければ、必ず朝晩2回の食事をしっかりと完食します。朝晩2回の食事をきちんと食べてくれないのは飼い主様の飼い方に問題があるとお考えください。若い内に正さないと後悔する事になりますよ。お願いします。あ、あともうひとつ。1回の食事(フード)の量が多過ぎるケースも目立ちます。パッケージに記載の量を鵜呑みにはせずに、我が子の適量をお与えください。


甲状腺機能亢進症って?
甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)は、字のごとく甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気です。甲状腺ホルモンが過剰に分泌される事により、食欲が旺盛になったり、性格が攻撃的になったり、落ち着きが無くなったりなどと普段とは違う様子が見られるようになります。しかし、しっかりと食べているにも関わらず体重が落ちたり、急に元気が無くなったりなどと、様々な症状が見られるのが特徴です。定期的な健康診断や、少し体調が優れない時の診察で見つかる事が多く、診断には血液中の甲状腺のホルモンの量を測定して、数値が高ければ甲状腺機能亢進症と確定します。また、この甲状腺機能亢進症は、慢性腎不全同様に高齢猫に非常の多い病気です。ちなみに犬には殆ど見られません。




甲状腺機能亢進症の治療は?
甲状腺機能亢進症の治療には、「内科療法」「外科療法」「食事療法」があります。「内科療法」は、甲状腺ホルモンの合成を阻害する薬の投薬です。「外科療法」は、甲状腺の摘出です。どちらかと言うと「内科療法」が一般的ですが、愛猫の年齢や体調などを見極めた上で、主治医とよく相談をして「内科療法」か「外科療法」かをお選びください。そして「食事療法」は「内科療法」と並行して行いますが、ポイントは甲状腺ホルモンの原料となる「ヨウ素」を制限した食事を与える事です。ヨウ素とは猫にとっては必ず摂取しないといけない「必須ミネラル」ですので、総合栄養食のキャットフードには必ず含まれております。「ヨウ素が含まれていないキャットフード」と言うのはありませんので、甲状腺機能亢進症の食事療法には「ヨウ素の少ないキャットフード」を与える事となります。ちなみに総合栄養食の基準となるAAFCOが定めるヨウ素の最低含有量は「0.35mg/kg」となっていますが、一般的なキャットフードには「1mg/kg」以上、含まれているのが多く見られます。




甲状腺機能亢進症と慢性腎不全は併発する?
甲状腺機能亢進症を治療していくにあたって注意が必要なのが慢性腎不全の併発です。これは、甲状腺機能亢進症の治療の副作用によって慢性腎不全を発症するのでは無く、甲状腺機能亢進症になると、腎臓を無理矢理に酷使して、あたかも腎臓の機能が正常であるかのような状態となります。しかし、甲状腺機能亢進症の治療を進めていくと、腎臓が今現在の姿(働き)となり、腎機能の低下が表面化すると言うわけです。ですので、甲状腺機能亢進症が慢性腎不全を誘発するのでは無く、甲状腺機能亢進症によって慢性腎不全が隠されていたと言う事です。甲状腺機能亢進症も慢性腎不全も共に高齢猫に多く見られますので、併発してしまう事は決して珍しくありません。甲状腺機能亢進症の治療中は、腎臓の状態もこまめにチェックするようにお願いします。結果、甲状腺機能亢進症と慢性腎不全のどちらを優先して食事療法を行っていくかを主治医とご相談いただき、フード選びをお願いします。フード選びの際はお気軽にご相談ください。


子犬用は何ヶ月まで?高齢猫用は何歳から?
ドッグフードやキャットフードには次のような表示がされている物が多く見られます。

【子犬用】【成犬用】【高齢犬用】【子猫用】【成猫用】【高齢猫用】

この他には【全年齢対応】や【ダイエット用】などもございますが、基本的には年齢別に分けられているケースが多いです。ですので、多くのお客様より「子犬用とは何ヶ月までですか?」や「何歳から高齢猫用を与えるべきですか?」などのご質問を頂戴致します。




それぞれ中身はどう違うの?
子犬用から成犬用などのような切り替え時期をお話しする前に、それらのフードの違いを簡単に説明致します。

●子犬用・子猫用 成長期に必要なたんぱく質や脂質などの栄養素を多く含みます。カロリーも高くなっています。
●成犬用・成猫用 子犬用・子猫用に比べてたんぱく質や脂質が抑えられています。カロリーも少し低くなっています。
●高齢犬用・高齢猫用 成犬用・成猫用に比べてたんぱく質が少し抑えられています。脂質やカロリーは大幅に抑えられている物が多いです。

大まかではありますが、以上のような違いがございます。




どのように使い分ければ良いの?
子犬・子猫用は文字通り子犬や子猫の時期にご利用いただく事が多いです。子犬や子猫の時期とはいつまでの事かと言いますと、正直なところ正確にはお答え出来ません。その子その子によっても異なりますし、ケースによっても異なります。ですが、大半の場合が生後半年~生後1年の間で成犬用・成猫用に切り替えます。また、成犬用・成猫用を高齢犬用・高齢猫用に切り替える時期も正確に決まっているわけでは無く、体調などを見ながら7歳~10歳の間に切り替える事が多いです。と、ここまでは当たり前の事をお話し致しましたが、今回お伝えしたい事は表題の通り「フードの年齢表示にこだわらないで!」です。




成長期でも子犬用・子猫用で無くても大丈夫!
子犬用・子猫用のフードには「1歳まで」や「生後12ヶ月まで」などと表示されており、成犬用・成猫用のフードには「1歳以上」などと表示がされておりますが、必ずしも守らないといけないわけではありません。先にも述べました通り、子犬用・子猫用のフードは、成長期に必要なたんぱく質や脂質などの栄養素を多く含み、カロリーが高く設計されておりますが、成犬用・成猫用のフードだとそれらが不足してしまうわけでもありません。人間の食事や野生の動物の食事には、そのような分別はされておりません。成長期であっても、少しぽっちゃりしてきたようであれば、成犬用・成猫用のフードを使用して摂取カロリーを抑えるなど工夫してください。




高齢犬用・高齢猫用を上手に使おう!
先に述べました通り、高齢犬用・高齢猫用は7歳~10歳くらい以上の子にご利用いただく事の多いフードですが、当店では若い子にご利用いただく事も多くあります。尿路結石や膀胱炎、肝臓の数値が高い時など、動物病院では即座に療法食をすすめられるケースでも、当店では症状の程度を見極めた上で、療法食タイプのフードでは無く、高齢犬用・高齢猫用のフードをおすすめしています。そのような際にお客様は、「まだ若いのに高齢犬用・高齢猫用でも大丈夫?」とご心配になられるのですが、尿路結石や膀胱炎、肝臓の数値が高い時などに使用する療法食タイプのフードは高齢犬用・高齢猫用のフードよりも栄養価が低いです。当店では症状の程度をお聞きして、療法食タイプのフードを与えるまで栄養を制限する必要が無いと判断した際は高齢犬用・高齢猫用のフードをご紹介しています。このように、高齢犬用・高齢猫用のフードだからと言って必ずしも高齢犬や高齢猫にしか使う事が出来ないわけでは無く、準療法食のような使い方で若い子に使用する事も可能です。もちろん全ての高齢犬用・高齢猫用のフードが当てはまるわけではありませんが、高齢犬用・高齢猫用のフードは内臓に優しく、体への負担が軽減されている物が多いので、年齢表示にこだわらず必要に応じて上手くご利用ください。


そもそも胆泥症って何?
意外と多い犬の胆泥症。「たんでいしょう」と読みます。肝臓で作られる胆汁(たんじゅう)と言う消化液が、何らかの原因で濃縮して泥状に変性して胆泥(たんでい)となり、胆嚢(たんのう)に溜まる状態をいいます。初期の段階では特に目立った症状は無く、健康診断などや通常の診察の際に偶然に発見されるケースが多いです。それでは何故、本来サラサラの胆汁がドロドロの胆泥に変わってしまうのでしょうか?




胆泥症の原因は何?
実は今のところ、胆泥症の原因は良く分かっていないと言われています。甲状腺機能低下症などの内分泌疾患が関与しているケースもみられるようですが、中性脂肪やコレステロールの過剰、膵炎などの合併症として多く見られる為か、多くの獣医師は脂肪分の少ない食事を推奨します。また、胆汁が脂肪分の消化を助ける働きがある為、脂肪分の摂取を控えて、胆嚢の働きを軽減させる目的もあるかと思います。




胆泥症の犬に多い食生活とは?
上記で多くの獣医師は脂肪分の少ない食事を推奨すると書きましたが、当店に寄せられるお問い合わせやご相談を拝見しておりますと、胆泥症を患う犬の多くは「高たんぱくな食生活」をして肝臓に負担を掛けてしまっているケースが目立ちます。また、高たんぱくな食生活になってしまう原因として「好き嫌いが激しい」が挙げられます。好き嫌いが激しい為に、お肉たっぷりの食いつきを重視した高たんぱくなフードを選んだり、フードだけでは食べないので過剰な量のお肉のトッピングをしてしまったり。またまた、フードの食べる量が少ないからと言って、食いつきの良い高たんぱくなおやつを多く与えたり。結局は乱れた食生活が原因となってしまっている事が多いです。くれぐれもご注意ください。




胆泥症の犬におすすめのフードは?
まずは規則正しい食生活をお心掛けください。規則正しい食生活とは1日2回の食事で間食(おやつやご褒美)を控える事です。その為には、ご自身の愛犬にどのようなフードが必要かをお考えください。どんな子でも我慢をさせればドライフードだけで食べてくれるので、本来であれば、適度なたんぱく質と脂肪分が含まれたドライフードを1日2回お皿に入れて差し出すだけで良いのですが、今までの習慣で「トッピングをしないと食べない」「ドライフードは好まない」などで、ドライフードだけで食べさすのは難しいとお考えの場合は、ドライフードにウエットフード(缶詰など)を混ぜる方法やウエットフードのみでお与えください。とにかく朝晩の食事の栄養バランスを整えて、それをしっかりと食べさせて間食を控える。これがとても大事です。また、その際にご利用いただきますドライフードやウエットフードはしっかりと成分値を見て選ぶ必要がございます。年齢や症状の程度によって異なりますのでお気軽にご相談ください。


心臓病とはどんな病気?
10歳を超えた小型犬に非常に多い心臓病。心臓病と言っても色々な種類がございますが、最も多いのが「僧帽弁閉鎖不全症」です。読み方は「そうぼうべんへいさふぜんしょう」と読み、複数ある心臓弁膜症のひとつです。具体的には、心臓の左心房と左心室の間にある弁が上手く動かなくなってしまう病気です。その結果、血液の一部が左心室から左心房へ逆流してしまい、様々な症状を引き起こしてしまいます。尚、僧帽弁閉鎖不全症の原因は加齢です。誰にでも起こり得る事です。治療をして治る病気ではございませんが、正しい投薬と正しい食事で進行を遅らす事が大切です。




心臓病にとって正しい食事とは?
心臓病にとって最も重要なのが「肥満にならない」です。太れば太るほど血管は伸びます。血管が伸びれば伸びるほど心臓の仕事量は増えます。ですので、「太らない」事が大切なのですが、心臓病の食事療法をインターネットで調べてみると、「太る事が大切です」的な表現を良く見かけますが、これって本当でしょうか?これを鵜呑みにして、ぶくぶく太らせてしまうと心臓病は必ず悪化します。それでは何故「太る事が大切です」と言う表現を使っているのかを説明致します。




初期の心臓病は肥満に注意を!
心臓病を悪化させない為には、その時の病状に見合った正しい投薬がとても大切です。そして心臓の働きを維持する為にもしっかりと栄養を摂取しないといけません。あくまでも個人的な見解ですが、初期の心臓病には、ある程度しっかりとタンパク質を摂取すべきだと思います。ドライフードで言うと、たんぱく質含有量が18%~22%程度含まれている物をお選びください。そして、脂肪分含有量は6%~10%程度の低脂肪のフードをご利用いただき、肥満にならないように注意をしてください。とにかくこの時期はしっかりと栄養を摂取しながら、無駄に太らせない事に注意をしてください。




ある時期から痩せさせない食事を!
正しい投薬と正しい食事を続けていても残念ながら心臓病は進行します。そうすると薬の種類が増えて、利尿剤を使用するようになりますが、そうなると腎臓へ負担が掛かり、今までの食事では体重が維持出来にくくなります。これがこの時に多く見られる心臓病と腎臓病の併発です。腎臓に負担が掛かり出すと、今までのフードでは体重維持が難しくなりますので、脂肪分の摂取を増やし、腎臓への負担を軽減する為に、たんぱく質の摂取を制限する必要があります。これが、心臓病の食生活で「太る事が大切です」と言われる原因です。ですので、心臓病の初期では「太る事が大切」なわけではありません。心臓病の初期では「太らせない事」が大切で、心臓病が進行し腎臓病を併発した時には「体重を維持する事(太る事)」を大切にお考えください。


そもそも食物不耐症って何の事?
あまり聞きなれない言葉だと思いますが、食物不耐症(しょくもつふたいしょう)と読みます。食物不耐症とは体内に摂り入れた食べ物を完全に消化出来ない事を言います。代表的なのが乳糖不耐症です。簡単に言うと、「牛乳を飲むと下痢をする事」です。乳糖不耐症の方は、牛乳に含まれる「乳糖(ラクトース)」を消化分解する「ラクターゼ」という消化酵素が不足しており、牛乳を飲みと乳糖を分解出来ない為に下痢を起こします。ちなみに犬猫の殆どが乳糖不耐症です。ですので犬猫に牛乳を与えるのはおすすめ出来ません。犬猫用として良く見かけるヤギミルクは、牛乳よりも「乳糖(ラクトース)」が小さい為、乳糖分解酵素である「ラクターゼ」が不足していても下痢をしにくいと言われています。




不耐症の中で最も要注意なのがこれ!
最近は人間にも非常に多くなっていますが、食物不耐症の中で最も気を付けないといけないのがグルテン不耐症です。小麦や大麦に含まれるグルテンを消化分解出来ずに起こるアレルギーに似た症状です。乳糖不耐症と同じく、殆どの犬猫がグルテン不耐症です。また、乳糖不耐症は下痢や軟便などお腹に影響が出る事が多いですが、グルテン不耐症はお腹よりも皮膚に症状が出るケースが多いです。ですので、愛犬・愛猫が皮膚疾患でお悩みの際は、まずは小麦を排除した食生活をお心掛けください。犬猫用の製品であっても、結構な確率で小麦が使用されています。皮膚疾患でお悩みの際は、フードやおやつをご購入なされる際に、しっかりと原材料チェックをお願いします。慢性的な外耳炎の原因としてもグルテン不耐症がとても多いです。




不耐症とアレルギーは別物です!
上のふたつでご紹介した、乳糖不耐症とグルテン不耐症ですが、原因となる代表的な食材は牛乳と小麦です。ですが、不耐症はアレルギーではありませんので、アレルギー検査をしても牛乳と小麦に陽性反応が出るわけではありません。また、そもそも食物アレルギーがある犬猫は実は殆どいません。人間でも食物アレルギーの何十倍も食物不耐症の有病率が高いと言われています。ですので、今までお悩みの症状の原因が食物アレルギーと思っていた場合も、実の原因は食物不耐症である可能性が非常に高いです。事実、アレルギー検査で陽性反応が出た食材を摂取してもアレルギー症状が出ない事が多いです。




アレルギーでは無く不耐症を疑え!
慢性的な痒みや皮膚の赤み、下痢軟便、外耳炎などの症状でお悩みの場合は、まずはアレルギーでは無く不耐症を疑ってください。実際のところ、殆どが不耐症が原因となっています。まずは、乳製品と小麦製品の摂取を控え、体内に摂り入れた食べ物を完全に消化出来るように、消化分解に必要な消化酵素の摂取をお願いします。消化酵素は下記のような製品から摂取が可能です。

スパイラルエンザイム生酵素
C&R ベジタブルエンザイム

もしくは、食事を加熱済みのドライフードやウエットフードでは無く、非加熱の冷凍フードやフリーズドライフードにお切り替えください。非加熱のフードには食材本来が持つ消化酵素(食物酵素)が含まれますので、体内に摂り入れた食べ物の消化が安易になります。結果、食物不耐症の症状を抑える事が出来ます。極端な話しですが、犬猫用の食事(ペットフード)を止めて、生の新鮮な牛肉ばかりを毎日毎食与えると、大半の皮膚疾患は治まります。アレルギー検査で牛肉に陽性反応が出ていてもです。それだけ、皮膚疾患の原因はアレルギーでは無く食物不耐症であるケースが多いと言う事です。但し、牛肉だけの食事だと栄養が偏りまくりですので絶対にしないでくださいね。例えばの話しですのでご注意ください。


与え方を間違えると食べが悪くなります!
皆様ご承知の通り、犬猫のフードにはドライフードとウエットフードがあります。ドライフードのみの子もいれば、ウエットフードのみの子もいると思います。そのような子は、ドライフードかウエットフードをひとつのお皿に入れて食べさす事になるかと思いますが、問題はドライフードとウエットフードを併用しているケースです。今回はそのドライフードとウエットフードを併用する場合の食事の与え方についてお話をしたいと思います。間違った与え方をしている方が非常に多いのでくれぐれもご注意ください!




ふたつ以上のお皿を用意するのはダメ!
ドライフードとウエットフードの併用と言っても考えられる与え方は数種類ございます。その中で絶対にしてはいけないのが、ドライフードとウエットフードを別々のお皿で与える事です。特にダメなのが、ご飯の時間が来ると、まずはウエットフードを入れたお皿を差し出し、それが食べ終わるとドライフードの入ったお皿を差し出す方法です。この方法で与えると殆どのケースで、ドライフードの入ったお皿は出しっぱなしになります。理由はドライフードをすぐに完食しないから。例外の子もいますが、ドライフードとウエットフードの両方を貰っている子はウエットフードの方を好みます。好きなウエットフードを先に食べて、あとからドライフードが出てきても喜びが半減して食べ残す場合があります。それをすぐに下げれば良いのですが、このような与え方をしている飼い主様は残ったドライフードは置きエサにしてしまう傾向があります。




朝ご飯にドライフードで晩ご飯にウエットフードはダメ!
朝晩が逆のパターンも有り得ますが、朝ご飯にドライフードを与え、晩ご飯にウエットフードを与える方法もあまりおすすめ出来ません。もちろん朝晩共にすぐに完食してくれれば問題は無いのですが、朝晩2回の食事メニューが大幅に異なると、犬猫は朝晩2回の食事で好きな方のご飯は食べて、あまり好まない方のご飯は食べ残す傾向があります。これまた食べ残しをすぐに下げていただければ問題は無いのですが、良くあるパターンが、朝ご飯にドライフードを差し出し、日中はご家族の方がお仕事などでお留守になるので、朝出して食べ残しているドライフードを出しっぱなしにしてしまうケース。お留守番中の犬猫は、出しっぱなしになっている朝ご飯のドライフードを日中に少しずつ食べると言う最悪なパターンに。




ドライフードとウエットフードの併用の際は同じメニューで!
基本的に朝晩2回の食事メニューは同じでお願いします。内容が全く同じになる必要はありませんが、朝はドライフードで夜はウエットフードのような大きな違いが生じないようにお願いします。ドライフードとウエットフードを併用する場合は、朝晩共にドライフードにウエットフードを混ぜる感じで。サプリメントやお薬を与える場合も全てひとつのお皿に入れてしまってください。要は、「あなたのご飯はこのお皿の中にしか無い!」と思わせてあげてください。「期待しても他には何も出て来ないよ!」と。そうすれば、多少苦手な味のサプリメントやお薬が混ざっていても食べてくれるはずです。




ふたつ以上のお皿はストルバイトの危険が!
上記で述べました通り、ドライフードとウエットフードを別々のお皿で与えると、ドライフードが置きエサ状態になる可能性が高くなります。その結果、日中にダラダラとドライフード食べるようになってストルバイト結石を発症してしまいます。ひとつのお皿にドライフードとウエットフードを入れて、もし食べ残したとしても置きっぱなしにせずに5分程度でお皿を下げてあげてください。犬猫は日中にお腹を空かせて当たり前です。かわいそうではありません。それが健康維持の秘訣です。くれぐれも置きエサはしないようにお願いします。


吐いた物(吐物)によって原因が異なります!
嘔吐と言っても色々あります。犬猫の嘔吐で最も多いのが、酵素不足による空腹時の胃液や胆汁かと思います。このような時に「空腹を避ける為に食事回数を増やす」と言った対策をとる方がおられますが、それは間違った対処方法です。ご飯の回数は朝晩の2回で充分。その食事をしっかりと消化吸収すれば空腹時の嘔吐は治まります。その為にしっかりと酵素を摂取するようにしてください。そして次に多い嘔吐が、「食後しばらくして食べた物を吐く」かと思います。今回はその食後の嘔吐について考えていきましょう。




動物病院ではアレルギーかもと言われたですって!!!
正直うんざりするくらい言いますよね獣医さんって。食後の嘔吐を動物病院に相談すると、「それはアレルギーかも知れませんね~。フードを見直してください。」と。こちらからすると「そんな簡単にアレルギーって言葉使わないでください!」って思ってしまいます。どうしてかと言うと、アレルギーって言われると、体質に原因があると思い込んでしまいますよね。フードパッケージの原材料欄とにらめっこして、「鶏肉」がダメなのかな?「とうもろこし」が合わないのかな?など。でも実際のところ、フードが合わないからと言って食後に吐くケースは決して多くはありません。もちろん無いとは言えませんが、かなり稀なケースと思ってください。それでは何故食後に吐くのか?




食後に吐くのはこれが原因です!
原因はこの一言。「食べ過ぎ」です。食事の量が多過ぎれば吐きますし、食事までの時間におやつをダラダラ食べていたり、フードを置きっぱなしにして食べ過ぎていたり。そもそもフードパッケージに記載されている給与量が多過ぎます。記載されている量をそのまま与えると大半のケースが食べ過ぎになりますのでくれぐれもご注意ください。また、「一度に沢山食べさせると食後に吐くので少量ずつ回数を分けて与えている」と言う方がおられますが、回数を分ける必要はありません。食後に吐かない量を一日に2回で良いのです。




フードが合わないのであれば少量でも吐きます!
お客様からいただきますご相談を拝見しておりますと、食後に吐いてしまう原因として「フードが合わない」「粒が大き過ぎる」「粒の形状が苦手そう」など皆様いろいろお悩みになられます。誰しもが可愛い我が子の吐く姿を見たくはありませんからね。そのような時にはまずはフードを変えるのでは無くて量を半分程度に減らしてみてください。フードが原因で吐いているのであれば食べた量が少量でも吐きます。そして大切なのが間食を止めてください。食事は1日2回で、食間の12時間はしっかりと胃を休めてあげてください。それでも食後に吐くようであればフードの見直しをお願いします。その際はお気軽にご相談ください。


外耳炎とは?
数年前にも当コラムで外耳炎について書いた事がありますが、ここ最近外耳炎についてのお問い合わせが続きましたので改めて書きたいと思います。

人間にもある外耳炎。字のごとく耳の外側(鼓膜より外側)の炎症です。外耳炎になると、外耳部分が赤く炎症して、茶褐色の耳垢が発生し、痒みと臭いが伴います。その結果、首を良く振るようになったり、後ろ足で首元を頻繁に掻くようになります。それでは次に何故、外耳炎を患ってしまうのかを考えていきましょう。




外耳炎の原因はこれ!
外耳炎の原因は、外耳部分に細菌やマラセチアと言うカビの一種(真菌)が異常発生(繁殖)する事によります。異常発生の理由は湿気です。お風呂場にカビが発生しやいのと同じで、外耳部分がジメジメしていると菌が増殖して外耳炎になりやすいです。その為、垂れ耳の犬は外耳炎になりやすと言いますが、残念ながらそれは違います。垂れ耳でも外耳炎にならない子はなりません。立ち耳でも外耳炎になる子はなります。根本的な原因は食生活にあります。誤った食生活が原因で外耳部分がジメジメしてしまうのです。




こんな食生活は外耳炎になりやすい!
動物病院で外耳炎の原因は、「何かのアレルギーかも知れませんね~。」と言われた事がある方もおられると思います。外耳炎以外にも、下痢や軟便、皮膚の赤みや痒みでも最近の獣医師はすぐにアレルギーと言う言葉を使いますが、実際にはアレルギーはそんなに多くはありません。また、本当のアレルギーはもっと厳しいものです。それなら外耳炎の原因は何かと言いますと、大半の場合が「グルテン不耐症」です。グルテン不耐症とは、主に小麦に含まれるたんぱく質であるグルテンを上手く消化出来ない事によって、免疫が過剰な反応を起こし、アレルギーのような症状を引き起こす事を言います。ですので、パンやクッキー、ビスケットなどの小麦粉を使用した製品を食している犬は外耳炎になりやすいです。もちろん小麦を使用したフードを食べている場合もです。犬用と書いてあっても全ての製品が犬にとって安心とは言えませんのでくれぐれもご注意ください。




小麦以外でも同じです!
小麦に含まれるグルテン以外でも、上手く消化を行えないまま腸に食べ物が届くとアレルギーのような症状が出やすいです。慢性的なアレルギーに似た症状の、外耳炎や下痢、軟便、皮膚の赤みや痒みなどの解消には、鶏や牛などの「何を食べたか」は問題では無く、「食べた物をいかに上手く消化出来るか」が重要です。それらの症状でお悩みの際は、食べた物を上手く消化が行えるような食生活をお心掛けください。その為には、消化酵素(食物酵素)の摂取が必須です。サプリメントや非加熱のフリーズドライ製法のフードなどで消化酵素を補っていただく事をおすすめ致します。ちなみに、一般的なアレルギー検査は、即時型アレルギーのアレルゲンを調べる検査ですので、慢性的なアレルギーに似た症状の原因とは全く関係がありません。ご注意ください。