これは気にし過ぎてはダメ!



猫の顎ニキビ。
猫の顎に出来る黒いブツブツ。気になった事がある方も多いのでは無いでしょうか?
特に毛色が白の子や薄茶の子は目立ちやすいです。逆に黒い毛の子は出来ていても気が付かないケースが多いです。
正式名称なのかどうかは知りませんが、顎ニキビ(あごにきび)と呼ばれます。この顎ニキビとはいったい何なのか?
インターネットで調べると「グルーミング不足」「ストレスやホルモンバランスの乱れ」「雑菌が繁殖した食器」「アレルギー」「体質」などが顎ニキビの原因として書かれてある事が目につきますが、答えは簡単で食べかすや皮脂などの汚れから来る肌荒れです。
この顎ニキビの対処法として大切なのが「気にして触り過ぎない事」です。また、ダラダラと食べさせない事。
置きエサをしたり、1日に何回も食事を与えていると、当然のように顎の下に食べかすが付着する機会が増えます。更に腸の働きが悪くなって腸内環境が悪化し免疫力が低下して肌荒れの原因にも。なので、フードの好き嫌いの激しい子ほど顎ニキビが出来やすい。置きエサなどダラダラ食いは厳禁です。1日2食の徹底を。
あとは月に数回、濡れた柔らかいタオルで拭いてあげる程度は構いませんが、執拗に拭き過ぎたり、コームやピンセットで汚れを除去しようとすると余計に悪化します。触れば触るほど悪化しますのでくれぐれもご注意ください。




毛玉を含む嘔吐。
当然ですが暖かくなると抜け毛が多くなります。抜け毛が多くなると増えるのが猫の毛玉を含む嘔吐。ハッキリとした毛玉を吐く事もあれば、少量の毛が混じった液体のような吐物のケースもあります。
どちらにしても抜け毛が胃に溜まった結果として起こる嘔吐です。なので体調不良による嘔吐ではありませんので気にする必要はありません。
このような嘔吐を抑えようと考える方がおられますが、胃に溜まった毛を除去する為の嘔吐ですので、猫にとっては必要な嘔吐です。
無理に抑えようとする必要はありません。また、胃に溜まった毛を、腸を経由して便と一緒に排出するよう促す製品も見かけますが、例えそれで嘔吐が治まったとしても口から摂取して大丈夫かと疑ってしまう代物。
猫が毛玉を吐くのは普通の事。気にし過ぎないようにお願いします。




少飲少尿。
このような言葉があるのかどうか知りませんが「少飲少尿」。「多飲多尿」は良く目にしますよね。それの逆です。
具体的には、水を飲む量が少ない事と、尿の量や回数が少ない事。これを気にする方が非常に多いです。
「水の飲む量が少ないので心配です。。。」「おしっこの回数が少ない気がして・・・。」「尿の量が少ない原因は何でしょうか?」などなど。
その為、1日に飲んだ水の量を調べて、飲んでいる量が少ないからと言って、スポイトなどで無理矢理に飲ませている方もおられます。
いやいや。。。水を飲む量が少ないのは健康な証拠。飲む必要が無いから飲んでいないだけです。
また、水を飲む量が少ないので尿の量や回数が少ないのも当然。
それよりも多飲多尿の方がよっぽど心配が必要です。腎機能の低下やホルモンの乱れ、糖尿病などが疑われます。
少飲少尿は心配要りませんが多飲多尿が気になる際は早急に受診をお願いします。
尚、少飲少尿と尿路結石や膀胱結石は関係がありませんのでお間違いの無いように。以上です。

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