腎臓に良い食べ物とは?
腎臓病を患った時に与えるべき食べ物は?
犬も猫にも多い腎臓病。特に多いのが高齢期の慢性腎不全です。犬も猫も8歳位から注意が必要となります。
初期に見られる症状には多飲多尿があります。字の通り、沢山水を飲んで、沢山尿を出します。多くの方が、水を飲む量が少ない事や、尿の回数や量が少ない事を心配なされますが、それは健康な証拠です。水を飲む量が少なくて、尿の回数や量が少ない事は良い事です。逆に多飲多尿は何らかの病気が隠れている証拠。誤解の無いようにお願いします。
また、慢性腎不全の症状として、食欲の低下もありますが、これは病状がかなり進行してからの事です。初期や中期の慢性腎不全では食欲の低下はほぼありません。
また、「慢性腎不全と診断されました。腎臓に良い食べ物はありますか?」とお問い合わせをいただく事がありますが、「腎臓に負担が掛かりにくい食べ物」はありますが、「腎臓に良い食べ物」はありません。
まず行うべきは徹底した腎臓ケアの食生活!
慢性腎不全と診断された場合、まず行わないといけない事が食生活の徹底です。愛犬や愛猫の好き嫌いや好みは関係ありません。腎臓ケアのフードを与えてください。
食べが悪いとか、食いつきが悪いとか言っている場合ではありません。嫌がっても腎臓ケアのフードを我慢をさせて食べさせてください。先にも言った通り、初期や中期の慢性腎不全では食欲の低下はほぼありません。食べない原因は好き嫌いです。
まずは、1日2回の食事の徹底、1回の食事は長くても10分以内、食べなくてもお皿は下げる、間食を与えない、毎日毎回同じフードを与える、味変をしない、いつも言っている事ですが、これらの徹底をお願いします。そうすれば初めに嫌がっていたフードでも必ず食べるようになります。
幾つものフードを試して「これはどう?」「こっちは好き?」「これなら食べれる?」なんて事をしていては、いつまで経っても食べてくれるフードは見つかりません。食べても初めの数回だけ。
とにかく、腎臓ケアや腎臓病用療法食のフードで「これだ!」と決めたフードを提供し続けてください。必ず食べますから。
尚、「腎臓ケア」や「腎臓病用療法食」「腎臓サポート」「腎臓に配慮」などの文言に拘る必要はありません。
内容をしっかりと吟味して納得のいくフードを選んであげてください。難しければお問い合わせください。
「良い物」では無く、「悪い物」を与えない事が重要!
初めの方にも書きましたが、「腎臓に良い食べ物」などありません。悪い食べ物はありますが。
なので、いかに腎臓に悪い食べ物を与えないかが重要となります。言い方を変えれば、余計な物を食べさせない事。これに尽きます。
また、腎臓ケアに効果が期待出来るサプリメントはいくつかございます。乳酸菌サプリメントや老廃物を吸着してくれるシルキャット(シルクフル)のような製品、食物繊維やオメガ3脂肪酸を含むサプリメントなど。
但し、腎臓ケアの効果が期待出来る有効成分を含むおやつやサプリスナックのような製品を多く見かけますが、有効成分を摂取すると同時に、腎臓に負担が掛かる原材料(おやつ成分)を摂取していては、まさに本末転倒です。
また、そのような製品を与える事で、食べるべき主食のフードを毛嫌いするようになります。
結果、サプリスナックは食べるが主食を食べない状況を作ってしまい、有効成分以上に含まれる「腎臓に悪い食べ物」を中心とした食生活に陥ってしまいます。
そうなると腎臓病の悪化は急激に進行します。ですので、腎臓ケアに効果が期待出来る有効成分の摂取は積極的に行っていただきたいですが、それらの有効成分を含むおやつ類のご利用は絶対に避けるべきです。
また、有効成分の摂取を目的に、サプリメントなどを嗜好品(おやつなど)と共に与える方がおられますが、これも本末転倒です。
嗜好品を使用しないと食べさせる事が出来ないサプリメントは使うべきではありませんし、規則正しい食生活を行っていれば、どのようなサプリメントが振り掛かっているフードでも食べてくれます。こうなると腎臓ケアに特化した食生活が行いやすくなります。これが長生きの秘訣です。以上です。




