乾いた食事だけでは不安です!



どうして水を飲まないの?
ここ数年増加傾向にある腎臓病やストルバイトなどの尿路結石で最も重要なのが「水分摂取」です。でも「お水をもっとたくさん飲んでね」と言っても犬猫達はそう簡単には飲んでくれません。何故なら犬や猫は本来、食事から水分を摂取するからです。動物は当然のように「火」を使えません。その為、食事は全て「生(なま)」です。生の食事には水分がたっぷりと含まれています。本来は「水分がたっぷりと含んだ生の食事」を食するので水を飲む習性が元々ありません。逆に考えると「乾いた食事」を食べているので水分摂取不足で腎臓病やストルバイトなどの尿路結石が多いのかも知れませんね。




お水を飲ませる方法は?
お水をあまり飲んでくれない子に飲ませる方法は・・・・。あれば教えてください(笑)
循環式の水が流れる給水器を使ったり、浅くて大きいお皿に水を入れたり、食器洗い洗剤の香りを替えたりで水の飲む量が増えたと言うケースもありますが。正直言って「これがおすすめ!」と言う方法は残念ながらありません。シリンジやスポイトで強制給水と言った方法もありますが、ストレスで余計に体調を崩す可能性もあります。注意が必要です。




水分の含んだ食事を与えよう!
水を飲んでもらうよりも確実に水分摂取出来る方法はやはり食事から水分を摂取する方法。動物本来の食生活に近づける事だと思います。と、なると真っ先に思い浮かぶのが「缶詰」や「パウチ」などのウエットフードです。
当店で言うと下記のカテゴリになります。

ウエットフード(犬用)
ウエットフード(猫用)

ウエットフードは「総合栄養食タイプ」と「一般食タイプ」に分かれます。総合栄養食タイプはその製品と水だけで栄養が満たされると言うもの。一般食タイプは足らない栄養素もあるのでドライフードと併用すべきと言うもの。ですので、ドライフードを使わずにウエットフードだけでの食生活を行う場合は総合栄養食タイプを選ぶ必要があります。逆にドライフードに少量混ぜて使うのであれば「総合栄養食タイプ」でも「一般食タイプ」でもどちらでも良いと言う事になります。

また、一般食タイプのウエットフードと同じような使い方が出来るのが、当店大人気アイテムのVACEL(バセル)のレトルトです。ドライフードに少量加えると水分が摂取出来ます。数種類の魚やお肉がありますので愛犬・愛猫の好みに合わせてお選びいただけます。

今回はここまで。次回はもう少し具体的にウエットフードの使い方や選び方をお話ししたいと思います。

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