オメガ3脂肪酸を理解しておこう!
オメガ3脂肪酸って何だ???
まず、「おめがすりーしぼうさん」と読みます。最近は人間用の食品やサプリメントでも、この言葉を目にする事が多くなりました。炎症を抑えたり、血液をサラサラにしたり、腎臓をサポートしたりの優れもの!でも何だかややこしいって感じがするのは私だけでしょうか。このオメガ3脂肪酸の説明に必ず出て来るのが、「EPA」「DHA」「α-リノレン酸」の3つの単語。余計にややこしくて読む気も無くなるような説明が多い気がします。でも実はとっても簡単で単純な事なのです。ですので今回は出来るだけ簡潔に分かりやすく説明が出来ればと思います。
オメガ3脂肪酸の名前の由来は?
オメガ3脂肪酸の名前の由来は「原子の結合の仕方」ですが、このような説明が無駄なんですよね。正直どうでも良い話。それよりもオメガ3脂肪酸と言われる脂肪酸には、「EPA」「DHA」「α-リノレン酸」、この3つの有名な脂肪酸があると言う事だけ覚えておいてください。
食材によって含まれる脂肪酸が異なります!
「EPA」と「DHA」は主に魚。「α-リノレン酸」は主に植物(えごま・しそ・あまになど)のオイルに含まれます。オリーブオイルやグレープシードオイルは違いますのでご注意を。と言ってもそれらも悪いオイルではありませんので誤解が無いようにお願いします。「α-リノレン酸」が含まれるオメガ3脂肪酸では無いと言う事ですので。
「EPA」「DHA」「α-リノレン酸」の違いは?
実は「α-リノレン酸」は体内で「EPA」や「DHA」を作り出す為の原材料的な役割りです。ですので、「α-リノレン酸」を含む植物油を摂取していれば「EPA」や「DHA」を含む魚油は摂取しなくても良いと言う結論に至ります。ですが、ストレスや体調不良が原因で上手く変換されない事もあります。それならば、逆にはじめから「EPA」や「DHA」を含む魚油を摂取した方が効率的と言えるのです。但し、人間は魚臭いオイルを飲むのは厳しいので、クセの少ない植物油を摂取して「EPA」や「DHA」を作り出す事が一般的です。反対に犬猫の場合は魚臭いオイルは「美味しく」感じてくれる事が多いので、「EPA」や「DHA」を含む魚油を直接摂取する事がおすすめです。魚臭いオイルが苦手な犬猫は植物油(えごま・しそ・あまになど)を積極的に摂取してください。
「EPA」「DHA」のパワーは?
「EPA」「DHA」は、血液中のコレステロールや中性脂肪を減少させ、血液の循環をよくする効果があり、動脈硬化・心臓病・がんの予防につながると言われています。また、脳の働きを活性化する働きもあり、その他にも乾燥肌やアトピー性皮膚炎の改善、視力の向上、腎臓の保護(負担軽減)、高血圧の予防など様々な働きが期待出来ます。
オメガ3脂肪酸は酸化しやすいのでご注意を!
オメガ3脂肪酸は「必須脂肪酸」と言って、「必ず口から摂取しないといけない脂肪酸」の為、当然のようにドッグフードやキャットフードに含まれております。あまに油(フラックスオイル)や魚油を使用しているフードが多いのはその為です。しかし、ドライフードには一般的に製造の最終工程でオイルをスプレーコーティングしますので、粒の最も外側にオメガ3脂肪酸が噴霧されている状態です。その為、どうしても空気に触れやすく酸化が進みやすくなります。ですので、オメガ3脂肪酸の摂取には新鮮な状態の液体サプリメントをご使用ください。全てのご愛犬・ご愛猫におすすめです。
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