小型犬に多い負の連鎖。
一日でも早くに気付くべき。
小型犬に多いのですが、2歳や3歳の若年期に肝臓の数値が上昇したり、胆嚢に胆泥が溜まったり、急性の膵炎を患ったり、これらの原因の多くは乱れた食生活です。尿路結石や繰り返す膀胱炎も原因は同じです。
絶対とは言えませんが、若年期でそのような症状や疾患にお悩みのようであれば長生きするのは難しいかも。。。
一日でも早くに間違った食事の与え方、おやつやご褒美の与え方、フードの選び方などに気付いてあげてください。
当店を信用してくださり、食生活を徹底しておられるお客様の犬猫達は本当に長生きの子が多いです。
もちろん私自身の愛犬や愛猫も長生きをしてくれています。病院のお世話になる事も殆どありません。
本当に食生活は大切なので。
まずはこれに尽きる!
小型犬の食生活についてお話をするに当たって、まず初めに言いたい事は「食べ物を与え過ぎている方が多い。。。」と言う点です。
具体的には、おやつやご褒美などの間食が多過ぎたり、食事の回数が多過ぎたり、1回の食事量が多過ぎたりと。
特に間食です。ご褒美が多過ぎる。トイレのご褒美、お留守番のご褒美、食事完食のご褒美などなど。そんなご褒美は要りません。
あとは、お手やお座り、待てや伏せなどのトレーニングに対してのご褒美。個人的には1日に2回や3回でも多いと感じますが、それを5回も10回も行っていれば、間違い無く食事を食べなくなります。
そもそも、そのようなしつけって要りますか?待てや伏せって必要ですか?我が家の愛犬(中型犬)はお手やお座りも出来ませんが何も困らないです。
その代わりに、朝晩の食事以外には余計なご褒美などを与え無いので、高齢ですがフードは何でも食べますしとても元気です。犬への考え方は人それぞれですが個人的には、何の芸も出来なくても長生きしてくれる方が嬉しいです。
しつけ教室に通い出した事が原因で食生活が乱れるなんて事もありますのでご注意ください。
負の連鎖に陥らないようにご注意ください!
沢山のご褒美を与える影響で、間違い無く朝晩2回の食事への執着心は薄れます。その結果、ドライフードのみでは食べなくなり、ウエットフードを混ぜる事に。
その後はウエットフードを混ぜても食べなくなり、肉や魚をトッピングする事に。更にその後はトッピングだけを食べてドライフードを食べなくなり、トッピングの量が増えて行く。
その結果、食事全体のたんぱく質比率が高くなって、肝臓や膵臓などの内臓に負担が掛かるように。
これが小型犬に多い負の連鎖です。このような食生活で長生きが出来るとは到底思えません。
お手やお座り、待てや伏せが出来なくても、おやつやご褒美などの間食を頻繁に貰っていない子は我慢強い子が多いです。
間食を貰い過ぎずに出された食事をワガママを言わずに何でも食べる子は、食事以外の事に対してもワガママを言わず、お利口な子が多いように思います。
なのであくまでも持論ですが、しつけのご褒美を与えない事が最も重要なしつけだと思っています。
最後に、ご褒美は食べ物を与える以外にもあると思いますよ。以上です。
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