食べない時ほど絶食がおすすめ!
食欲はあるが食べない時。
食欲があるのに食べない原因としては、「好き嫌い」や「選り好み」が考えられますが、そもそも「好き嫌い」や「選り好み」の原因が何かをしっかりと考えて対策をする事が大切です。決して犬猫の性格が原因ではありません。
特に小型犬や猫。「同じフードを続けると飽きて食べなくなるのよね・・・。」「うちの子は一度に食べられる量が少なくて心配・・・。」「歯に挟まるのを嫌がって一粒一粒ゆっくりと食べるので時間が掛かって・・・。」など。
食欲があって食べる意欲はあるように見えるが思うように食が進まないケース。原因が分からずにインターネットで検索したり、ChatGPTやGeminiなどのAIに相談すると「フードに飽きている可能性があります。」「トッピングをして味変をしましょう。」「フードを日替わりにしましょう。」「遊びを取り入れてフードに関心を持たせましょう。」などと出てきます。残念ながら「してはいけない代表例」です。
食欲があるのに食べない時ほど厳しく接してあげないといけません。それが愛情であって正しい健康管理です。
このような時は思い切って丸一日程度、絶食をさせてみてください。おやつはもちろんですが、食事も抜いてみましょう。空腹で胃液を吐くほどお腹が空きます。それで良いのです。
食欲があるのに「好き嫌い」や「選り好み」をして食べない原因は豊か過ぎる食生活です。
一定期間の絶食を経て、その後は間食を与えずに1日2回の食事を徹底すれば問題解決です。
食欲が無くて食べない時。
食欲が無いと言う事は体調不良が考えられます。その体調不良の原因がハッキリしている時もあれば、特に何も思い当たらない時もありますが、どちらにしても食事の与え方に注意が必要です。
食欲が無い時は、ついつい色々な食べ物を目の前に差し出してしまいがちです。「これはどう?」「こっちなら食べられるかな?」みたいな感じで。
もちろん時と場合によるのですが、食欲が低下している時ほど、色々な食べ物を頻繁に食べさそうと試みると余計に何も食べなくなってしまいます。食べたとしても一口程度や一度キリで継続的に食べてもらう事は難しいでしょう。
心配になるお気持ちは充分に理解出来ますが、このような時もまず一定期間絶食をさせてください。丸1日程度で良いと思います。その後は規則正しく1日2回の食事を提供。あえて毎日毎食同じフードで。食べが悪くても我慢強く同じフードを出し続けてください。
そうすれば少しずつ食べる事が出来るようになるはずです。尚、余程の体調不良で全く食べる事が出来ない場合は無理に食べさせるのでは無く適切な治療を受けるようにお願いします。食欲が無いのに嗜好性の高い食べ物を無理に食べさせるのは逆効果になる場合が多いのでくれぐれもご注意ください。
若い頃からの習慣を大切に!
とにかく若い頃から食生活においては甘やかさない事。これが本当に大切です。
食べない時のトッピングや味変、日替わりメニュー、置きエサなどは絶対に染み付けてはいけない習慣です。
愛犬や愛猫が若くて健康な時は分からないと思いますが、そのような習慣が染み付いている事で高齢期や病中病後の食事には必ず苦労します。
好き嫌いをせずに何でも食べる事が出来る子に育ててあげてください。それが長生きの秘訣です。何度も同じ事を言いますが、フードの好き嫌いの原因は愛犬や愛猫の性格ではありません。飼い方(食べさせ方)の問題です。
その為には、食べない時は絶食。食べない時ほど無理に食べさせようとしてはダメ!そして1日2回の食事の徹底。言い換えれば厳しい食生活を経験させてあげてください。それが愛犬や愛猫の為に必ずなりますから。欲しい時に欲しい物を食べていては長生きは出来ません。以上です。
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