結局は腎臓ですよ。



改めて思う腎臓の大切さ。
当店では以前から腎臓への負担を軽減する食生活を推奨していますが、ここ最近の出来事や多くの方からのお問い合わせやご相談を見ていると、やはり腎臓の大切さに改めて気づかされます。
とにかく長生きする為には腎臓を守る事。本当にこれに尽きると思います。
もちろん他にも怖くて恐ろしい病気は沢山ありますが、防ぐ事が出来ない病気がある中で、腎臓病に関しては食生活である程度のコントロールが可能です。
その為にはとにかく甘やかさない。甘やかしているつもりが無くても、「フードによって好き嫌いをする。」「おやつは食べるけどフードは食べない。」「同じフードが続くと食いつきが悪くなる。」「何かをトッピングしないと食べない。」「同じフードでも製造ロットによって食いつきが変わる。」「手であげないと食べない。」などなど。
このような事がひとつでも当てはまると、無意識の内に甘やかしてしまっている可能性があります。




見直して欲しい食生活。
「トイレを成功したらご褒美。」「ケージに入ってくれたらご褒美。」「歯磨きをさせてくれたらご褒美。」「爪切りをさせてくれたらご褒美。」「お留守番を頑張ったからご褒美。」「食事を完食したからご褒美。」
ご褒美が多くないですか?日常生活において当たり前の事に関してはご褒美は要りません。また、ご褒美の際に与える物が美味し過ぎる事は無いですか?あのペロペロ舐めて食べるような製品をご褒美で与えてはいけません。必ずと言って良い程、フードの食いつきに支障が出ます。くれぐれもご注意ください。
もしも、フードの食いつきが悪いと感じた時は、まずはご褒美を廃止する事。そして朝晩2回の食事を徹底し、毎食の完食にこだわらない事。全く食べなかったり、沢山残していても構いません。お皿を下げてください。絶対に無理に食べさせようとしてはいけません。無理に食べさせようとすると結果的に腎臓に負担を掛ける事になりますので。その理由がこれ。




腎臓を守る為に。
腎臓を守る為に徹底していただきたい事がふたつ。ひとつは、ダラダラ食べさせない。食べが悪い時にやりがちな、チョコチョコ食い。一気に沢山食べないので数時間置きに食べさせる方法。これは絶対にやってはいけません。何の解決にもなりません。悪い習慣がつくだけです。
更にダラダラ食いが原因で、腸内環境が悪化すると老廃物の産生が増え、その処理の為に腎臓へ負担が掛かります。ですので、食べが悪くても必ず食事は1日2回。おやつやご褒美も禁止です。
もうひとつが日替わりメニューをしない。これも食べが悪い時にする方が多いのですが、毎日や毎食のように食事内容を変えるような事はしてはいけません。好き嫌いを助長し必ず嗜好性の高い食事(フード)にたどり着きます。一部例外はあるかと思いますが、嗜好性の高いフード程、高たんぱくです。言い換えると腎臓に負担の掛かるフードです。色々与えるから選択肢が出来て飽きるのです。同じフードを与え続ければ選択肢が無く飽きません。
よって、このふたつは絶対にしないようにお願いします。後悔してからでは遅いですよ。皆さんの愛犬愛猫が長生き出来ますように。以上です。

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