こんな薬の飲ませ方をしてはいけません!



体を治す為の薬のはずなのに・・・。
これもの凄く多いです。でも絶対にやってはいけません。何かと言うと、薬を飲ませる為のち●~る。月1回の投薬の際に使うならまだしも、毎日や2日に1回の投薬にち●~るを使うと、殆どの子がご飯(フード)を食べなくなります。特に膀胱炎や結石を患った際に、そのような薬の飲ませ方をしてしまうと、薬を混ぜたち●~るは食べるのに、主食のフードはガツガツ食べずに置きエサになりがちです。こうなると、薬の効果よりも食生活の乱れによる悪影響の方が勝ってしまって膀胱炎や結石を繰り返す事となります。もちろんち●~る以外にも蒸したりゆがいたりした鶏のササミに薬を混ぜたり、薬をチーズで包んだり。このような事をしないと薬を飲ませられないのなら投薬を止めて、規則正しく食事を摂った方が膀胱炎や結石は早く症状が治まる場合もあるかと。また、腎臓病のように毎日の投薬が必要の際は、薬の飲ませ方を間違うと、好き嫌いが激しくなって大切な食事療法が上手く行えなかったり、せっかく食事で制限しているたんぱく質やリンを投薬時に摂取してしまったりしてしまいます。




ウエットフードに混ぜるのは良いのですが・・・。
嫌いな薬を飲ませる為に、大好きなウエットフードに混ぜる方がおられます。混ぜること自体は問題ではございませんが、与えるタイミングを間違ってしまうと、食生活の乱れに繋がりますのでご注意ください。具体的には、大好きなウエットフードに薬を混ぜて与える際に、主食であるフードとは別に与えてしまう事があります。例えば、朝晩2回の食事の時では無く、お昼頃に薬を混ぜた大好きなウエットフードを与えたり、食事の時間に薬を混ぜた大好きなウエットフードのお皿を先に差し出して、それを食べ切ってから主食のフードのお皿を差し出す。そうなると、後から差し出す主食のフードの食いつきが悪くなるケースが多いです。このように主食のフードと薬を混ぜた大好きなウエットフードを別々のお皿で与えてしまうと、好きな方のお皿しか食べなくなってしまいます。




薬はこうやって与えましょう!
理想的な薬の与え方は、錠剤の場合は喉に直接落として飲ませる方法です。犬でも猫でも口を開けて舌の奥の方に錠剤を落として口を閉じさせます。そのまま喉付近をさすってゴックンさせる方法。難しそうに思いますが慣れると意外と簡単です。但し、口を開けさせない子や人馴れをしていない子などには難しい方法です。また、錠剤では無く、粉末や液体の薬の場合もこの方法は使えません。そのような場合は、少量のウエットフードに混ぜるのが良いでしょう。ですが、必ず主食のフードと一緒のお皿に入れて与える事。あくまでも一日にお皿を差し出す回数は2回。薬は主食と一緒に与えると言う事です。それだけを食べてもお腹が満たされない量のウエットフードに薬を混ぜて、それをドライフードと一緒に与えてください。「ドライフードとウエットフードを一緒のお皿に入れると嫌がる」や「ウエットフードで濡れてしまったドライフードは食べません」と言う方がおられますが、そのような時は「嫌なら食べなくて良い!」ってくらいの強い気持ちで向き合ってあげてください。嫌がって食べなければお皿を下げてください。そしてまた12時間後の食事の時間が来れば、また同じ内容のお皿を差し出してあげてください。1回や2回食べなかったからと言って諦めるのでは無く、1日や2日程度食べなくても問題ございませんので、正しい方法で薬が飲めるようにしてあげてください。

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