やってはいけないトッピング。



しっかり理解しましょう!
犬でも猫でもドライフードを与える際に何かしらトッピングをする方が多いです。
決してトッピングをする事が悪いと言うつもりはありませんが、トッピングをする物を間違うと病気に繋がると言う事はしっかりと理解しておく必要があると思います。
例えば先日にこのようなご質問がありました。「うちの子は鶏系の缶詰が好きなので鶏の胸肉をトッピングしても大丈夫ですか?」
答えは「ダメです」。もちろんお誕生日などの特別な日だけに鶏の胸肉をトッピングするのは問題ありませんが、毎日の食事にとなると絶対にしてはいけません。
これは鶏の胸肉に限った事では無く、鶏のささみ、牛肉、馬肉、鹿肉、サーモン、まぐろ、何でも同じです。
でも、犬用や猫用のウエットフードにはそれらの食材が使用されていますので、「何で駄目なの?」と思う方も多いでしょう。




問題は食材では無く栄養成分値です。
それでは実際の栄養成分値を見比べてみましょう。
まずは鶏の胸肉。日本食品標準成分表を基準にした代表値で見ると、たんぱく質が約23.3%で脂質が約1.5%、そして水分が約74%となっています。
次にサーモン。部位によっても異なると思いますが代表値で見ると、たんぱく質が約20.1%で脂質が約16.1%、そして水分が約62%となっています。
次に犬用の缶詰を見てみましょう。何でも良いのですが新発売となったブリット モノプロテイン ラムで見ると、たんぱく質が約9.0%で脂質が約4.5%、そして水分が約78%、猫用のエクイリブリア キャットフード缶 ウサギ&ハーブは、たんぱく質が約7.5%で脂質が約4.5%、そして水分が約82%となっています。
このように見ると、缶詰に比べると鶏の胸肉やサーモンにはたんぱく質が多く含まれているのが分かります。
ですので、缶詰の代わりに鶏の胸肉やサーモンなどをトッピングすると言う事は、高たんぱくな食事を与えていると言う事になり、肝臓や腎臓への負担はもちろん、食後の尿のpHが大きくアルカリ性に振れ、膀胱炎やストルバイト結石などの原因となります。




ドライフードと比べてはダメ!
「でも、たんぱく質が20%程度ならドライフードよりも低たんぱくでは?」とお思いの方もおられるかと思います。
でもそれは大きな間違いです。何故なら水分の量が違うからです。
例えば、鶏の胸肉の「たんぱく質・約23.3%、脂質・約1.5%、水分・約74%」を水分を除去した乾物量分析値で表すと「たんぱく質・約89.6%、脂質・約5.8%」となります。
同じく「たんぱく質・約25%、脂質・約15%、水分・約10%」のドライフードを乾物量分析値で表すと「たんぱく質・約27.8%、脂質・約16.7%」となります。全然違いますよね。
ですので、ドライフードに何かしらをトッピングするのは良いのですが、結果的に高たんぱくな食事になってしまわないように注意が必要です。
何故か低脂肪が正義のように思っている方がおられますが、低脂肪の食材は高たんぱくになりがちです。くれぐれもご注意ください。

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