2017年3月


このコーナーではわたくし「店長」が、皆様に知っていただきたい情報などを配信してまいります!

更新は不定期ですが是非お楽しみください!!

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特発性膀胱炎って何?
早速ですが、膀胱炎って言われると何となくでも、どんな疾患かはわかると思います。膀胱が細菌に感染して炎症を起こし、尿が思うように排泄出来なくなって、元気や食欲が無くなり、最悪の場合は尿毒症などを併発し命に関わる事も。但し、しっかりと治療すればそれほど怖い病気ではありません。しかし、細菌感染が見られないにも関わらず膀胱炎になる事があります。それが特発性膀胱炎です。犬には殆ど見られませんが、実は猫の膀胱炎のうち、6割は特発性膀胱炎だと言われています。「特発性」とは「原因不明」と言う意味ですので、動物病院でも思うように治療が出来ず、何度も繰り返してしまうのが特徴です。




ストレスが原因と言う説も
原因不明と言われる特発性膀胱炎ですが、「ストレスが引き金になって起こる」と見るケースが多いようです。しかし正直わかりません。個人的には結果論に過ぎないようにも思います。元来、猫はストレスを感じやすい動物ですので、100匹いれば100匹共に何かしらのストレスを感じて生活していると思います。結果、特発性膀胱炎を発症した猫はストレスを感じていると言えますが、ストレスが原因とは言い切れないと考えます。それよりも気になるのが食生活です。




ストレスよりも食生活が原因かも
猫は本来、生食を食生活として生きる動物です。小動物などを捕まえて熱を加えずに生のまま食します。しかし、人間を家族に持つ猫達はドライフードや缶詰(ウエットフード)を主食とした食生活を送っています。本来の食生活である生食は「水分がたっぷり」「酵素がたっぷり」「乳酸菌がたっぷり」であるのに対し、ドライフードは「水分も酵素も乳酸菌も不足がち」、缶詰(ウエットフード)は「水分は摂取出来るが酵素と乳酸菌が不足がち」になります。これは大きな問題です。実際に特発性膀胱炎を患う子の大半はドライフードのみの食生活を送っていると言われています。出来る限りドライフードオンリーにならないように、好きな缶詰(ウエットフード)を見つけていただき、ドライフードと併用するようにお心掛けください。また、酵素や乳酸菌はサプリメントやフリーズドライフード、冷凍フードなどから補給するようにお願いします。それと、ダラダラ食いの禁止。ダラダラ食いは尿のpHをアルカリ性に傾けてしまいます。アルカリ尿は膀胱炎を起こしやすい環境です。出来る限り酸性尿を維持出来るように規則正しい食生活を!


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血液検査でチェックしましょう!
高たんぱく食は肝臓・腎臓に負担を掛けないと言う説がございます。しかし私はそうは思いません。もちろんシニア期でも良質なたんぱく質は必要です。肝臓・腎臓の健康をサポートする為にもたんぱく質は必要です。それは間違いございません。しかし、高齢犬に30%を超えるたんぱく質量のドライフードや高齢猫に40%を超えるたんぱく質量のドライフードを自分の愛犬・愛猫には与える事が出来ません。もちろん個体差がございますので、それらのドライフードで対応出来る臓器を持つ子達も居てるでしょう。でも実際は殆どの子が血液検査で引っ掛かると思います。何に引っ掛かるかと言うと、肝臓や腎臓への影響です。肝臓や腎臓の状態は血液検査をすればすぐに分かります。日頃の食生活で肝臓や腎臓に負担を掛けてしまっている場合は血液検査の数値にあらわれます。また、高たんぱく食は、膀胱炎や尿結石の原因になる事もあります。こちらも結局は高たんぱく食による肝臓や腎臓への負担が影響しています。




好き嫌いの激しい子ほど注意しましょう!
好き嫌いの激しい子は当然のようにドライフードを選り好みしちゃいます。あれはキライ、こっちが好きなんて事で行きつく先は高たんぱくなドライフードに。当然のように高たんぱくのドライフードにはお肉がたっぷり含まれており、とても美味しく感じます。人間でも同じですよね。美味しい物ほど食べ過ぎると・・・。また、好き嫌いの激しい子は朝晩のご飯を残す事が多くなるでしょう。その為、食べたご飯の量が少ない事を心配をした飼い主様が間食を与える機会が多くなる傾向があります。また、その際の間食も美味しいお肉の塊に。結果的に、とっても高たんぱくな食生活になります。若い頃は大丈夫でも歳を重ねるにつれて色々と問題が出てきます。その時に改善しようと思っても長年の習慣はなかなか抜けません。若い頃から規則正しい食生活を心掛けましょう。




血液検査に異常が出ればご相談ください!
肝臓や腎臓だけではありませんが、血液検査に異常があれば、まずはご相談ください。的確な投薬も大事ですが、やはり食生活の見直しが大切です。療法食タイプのプレミアムフードも増えて来ておりますが、「どれを選べば良いのか?」・「いつまで療法食タイプのフードを与えれば良いのか?」・「ずっと療法食タイプのフードを与えていても問題無いのか?」などなど、お悩みは尽きないと思います。もちろん結石や膀胱炎、皮膚トラブル、外耳炎などでも食生活の見直しで改善出来るケースが多くあります。一人で悩まずにお気軽にご相談ください。