2017年6月


このコーナーではわたくし「店長」が、皆様に知っていただきたい情報などを配信してまいります!

更新は不定期ですが是非お楽しみください!!

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どうして食べないの?
今も昔も、おそらく今後もずっと続くであろう「食べない」と言うお悩み。食べない理由には大きく分ければふたつ。

(1)体の調子が悪く食欲が無い
(2)わがまま

とても単純です。(1)の場合は、動物病院で診察をうけて適切な処置・治療を施し、少しでも食べやすい物を与えるなどの工夫が必要です。症状や病状に合わせての対応が必要になります。
次に(2)は原因は様々です。が、大きな原因は飼い主様の接し方です。いかに徹底出来るか。ご自身のその時その時の感情でむやみにおやつを与えたり、つまみ食いをさせてはいけません。決しておやつを与えてはいけない訳ではありません。習慣を大切にしていただきたいのです。人間でも朝・昼・晩とご飯を食べます。犬や猫も決まった時間帯にご飯を食べるのが理想です。当店では2回食(朝と晩(夕))をおすすめしておりますが、もちろん3回でも構いません。一番やってはいけないのが「置きエサ」です。




置きエサはどうしていけないの?
「うちの子は小食で・・・」や「好き嫌いが激しくて・・・」などとお思いの飼い主様。愛犬・愛猫は太ってませんか?
不思議に思われるかも知れませんが、フードをしっかりと食べて空になったお皿を舐めまわす程の大食漢の子は意外とスマートなんです。逆に、フードの好き嫌いが激しくて、いつもお皿にフードを残している子は太っている傾向があります。もちろん例外もありますが。この理由は「間食」ですね。
朝晩のご飯の時間が待ち遠しい子は間食が適量なのでお腹を空かしています。逆にお皿に入ったフードに「プイッ」とする子はご飯の時間にお腹が空いていなかったり、「プイッ」を続けていると好きな間食が出て来るのを待っている子ですね。また、「プイッ」とされた飼い主様の大半が、次のご飯の時間までお皿を出しっぱなしにしてしまいます。これが置きエサです。犬や猫からすると「いつでも食べられる状態」になってしまいます。こうなると「いつでも食べられるのに、いつまでも食べない」ようになります。今食べなくても平気だからです。まさしく悪循環。
また、置きエサをしてしまうご家庭の特徴として「日中に誰かしら家に居てる」傾向があります。これもイメージとは逆ですね。日中誰も居てなくて間食を与える事が出来ないので、お腹を空かしたら可哀想との事で置きエサをしてしまうのかと思いきや、そのケースは少数派です。「日中に誰かしら家に居てる」ケースでは、「家に居てる誰か」が間食を与えがちなので、犬や猫からすると、朝のご飯の時間に食べなくてもあとで何かが出て来ると思い込んでしまっています。そうです。好きな物しか食べなくなってしまうのです。逆に日中誰も居ないご家庭では朝のご飯を食べなければ晩まで食べるものがありません。だから出されたものをきっちりと食べてくれるのです。




どうしたら食べるようになるの?
答えは簡単です。飼い主様が我慢するだけ。犬や猫が我慢するのではありません。我慢が必要なのは飼い主様です。人間も同じですが、規則正しい食生活は健康を維持する為には必須条件です。間食がダメな訳ではありません。でも大切なご飯の時間に影響を及ぼす量の間食がダメなのです。人間の感覚で少量と思っていても、人間の10分の1や20分の1しか無い小さな体の犬や猫にすれば多過ぎるのです。間食が多過ぎず適量であればご飯の時間が待ち遠しくなります。必ず。また、「間食は与えていない」とお思いの方でも、「野菜や果物を切っている時に端っこだけ」や「ヨーグルトを食べる時に蓋の裏側についているのを」など、間食を与えている感覚がマヒしているケースも良くあります。「ほんの少し」は人間の感覚です。犬や猫からすると充分な量の可能性がある事をお考えください。そして最近気になるのが、猫用で多く見られます「ペースト状のおやつ」です。「直接袋からも与えられ、猫ちゃんとぐっと距離が近づく」などと謳っているメーカーもありますが、あれは偏食への入り口でしょう。製品を批判するつもりはありませんが、調味料で味付けされていますので美味しくて当然です。無添加のナチュラルフードを食べなくなって当然です。ご注意ください。

口うるさいコラムになってしまいましたが、最後に。近年は愛犬や愛猫を「息子」や「娘」、「我が子」とお呼びいただける方が増えて大変嬉しく思っております。とても大切にしていただけているのが強く伝わってきます。だからこそ「規則正しい食生活」をお願いします。ご飯を食べないのにおやつを与える親はいませんよね。病気になってからでは遅いです。今のうちに我慢をお願いします。


長寿が増えるのは嬉しい事です!
皆様ご存知の通り、犬猫の寿命は従来に比べて格段に延びています。医学の進歩やプレミアムフードの充実によるものと思われます。ですが、その反面、高齢期の病気が増えているのも事実です。寿命が延びて人間同様に高齢化が進んでいるので当然と言えば当然ですが。その中でも近年急増しているのが「腎臓病」です。いわゆる「CKD」。また、腎臓病が進行したものを「腎不全」と言います。目安としては腎臓の機能が著しく低下し、機能が正常時の30%以下程度に落ちた状態を腎不全と呼びます。腎不全になると、本来尿と一緒に排泄するはずの毒素が血中に残り、様々な症状を引き起こします。尚、腎臓病は初期段階では殆ど症状が出ないのが恐ろしい点です。嘔吐や食欲不振、毛艶が悪くなった、尿が薄い、水の飲む量が増えた、などがあれば早い目に主治医に相談なされる事をおすすめします。




どうして腎臓病になるの?
原因は腎臓の過労です。中には先天的に腎臓の働きの弱いケースもありますが、殆どが加齢によるものが原因です。また、腎臓はお肉に含まれます「リン」の排泄を主な仕事としますので、肉食である猫に多いのも特徴です。(肉類にはリンが多く含まれます。)猫が水分をあまり摂取しないのも腎臓病が多い原因のひとつになると思います。だからと言って若い頃からお肉の摂取を控えるのは良くありません。腎臓の健康を保つ為には、お肉も必要だからです。但し、過剰なお肉の摂取は若い頃から控えた方が良いと考えます。また、水分をしっかりと摂取し、尿量を増やして腎臓の働きをサポートしてあげましょう。その為には、ドライフードオンリーの食生活では無くウエットフードなど、水分を多く含むお食事を取り入れるのも大切だと思います。




サプリメントを活用しよう!


腎臓病には残念ながら「治す薬」はありません。また、腎臓病自体が治ると言う事は無く、いかに進行を遅らせるかがポイントです。その為には、リンやカリウムの摂取を控えたり、水分摂取量を増やしたりして腎臓の働きをサポートしてあげるのですが、ここ数年の研究で腸内環境の改善で尿毒素の排泄が促進され、腎臓病進行の抑制が期待出来ると分かってきました。また、マッシュルームに含まれるシャンピニオンエキスが血液中のクレアチニンを低下させ、腎不全の進行を遅らせる事が期待出来ると言われています。その他、乳酸菌やシャンピニオンエキスを含むサプリメントを腎臓病対策で使用する事が増えて来ています。