2021年12月


このコーナーではわたくし「店長」が、皆様に知っていただきたい情報などを配信してまいります!

更新は不定期ですが是非お楽しみください!!


記事一覧

ハミガキしてますか~?
ビートパルプについて
アレルギー体質の子は是非!
あきらめるな!涙やけ
外耳炎対策
日和見菌って???
腎不全対策
コレステロール値の指摘について
尿路結石の最大の天敵は「偏食」
空腹時の嘔吐を止めるには
シニア期に高たんぱく食は必要か???
猫の特発性膀胱炎を予防するには?
今更ですが、乳酸菌とは?
ドライフードの保存方法に悩む。。。
腎臓にやさしい食事とは?
「好き嫌い」や「偏食」の原因は何?誰?
ストルバイト予防食は自分で見つけられる?
ストルバイトを予防する食生活とは?
摂取カロリーを気にするな!
乾いた食事だけでは不安です!
メーカーの言うとおりにする必要は無い!
好き嫌いの何が悪いの?
シニア(高齢期)用のフードの使い方
ビタミンCは必要なのか?
腎不全は便秘で悪化する?!
アレルギーの付き合い方
ローテーションは必要なのか?
【追記ありの再更新】ビートパルプについて
腎機能低下を早期に発見出来る検査が登場?!
とろもろこし(コーン)は本当に悪者なの?
製品について良くある質問をご紹介
尿検査でストルバイトと診断されたら!
オメガ3脂肪酸を理解しておこう!
「フードを食べない」のは間違っているから!
牛乳と乳酸菌
嘔吐の原因って???
今更聞けない「グルテンフリー」と「グレインフリー」
猫の便秘を解消するフードとは?
食物アレルギーを疑うならまずは〇〇の摂取!
うちの子だけ???
メーカー(販売元)の脅しには気をつけろ!
店長は本気で怒っています!!!
正しい猫のご飯の与え方
犬のこんな咳には注意が必要です!
2018年もお世話になりました!
今年最初のコラムもやっぱりこのネタ!
腎不全と診断された猫の食事について
それ本当にアレルギー???
腎臓の負担軽減で腎不全対策を!
膵臓(すいぞう)を大切にしよう!
簡単なダイエット方法教えちゃいます!
便秘解消の秘訣は!?
愛犬のその仕草、見逃さないで!
そのおやつの与え方で大丈夫?
ストルバイトの原因はマグネシウムでは無い!
フードは一日に何グラム与えるのが良いの?
これからの季節に増える膿皮症の対処法!
去勢手術、避妊手術ってどうなの?
ちょっと偉そうな事を言わせてもらいます!
その「しつけ」って本当に必要ですか?
原材料表記の先頭はお肉で無いとダメ!なの?
こんな商品嫌いです。絶対売りません!
食べないのは本当に粒が大きいのが原因?
25年間のペットフード事情を振り返る
消化酵素の摂取をうるさく提案する理由は?
心臓病の食事で気を付ける事は?
負のスパイラルに陥らないようにご注意ください!
尿のpHと食品のpHについて
猫の外飼い(放し飼い)は絶対にダメ!!!
正しい子猫のご飯の与え方
猫の慢性腎不全のお食事について
犬の慢性腎不全のお食事について
お水は水道水?ミネラルウォーター?何が良いの?
涙やけを解消する簡単な方法!でも。。。
まさかトイレットペーパーが買えなくなるとは・・・
ストルバイト結石の原因はフードのせい?
ご飯の与え方でお悩みの際はお気軽にご相談を!
免疫、免疫って。免疫ってそんなに大切なの?
全年齢対応のフードについて考えてみました!
病院のフードを食べません。。。と言う方へ
これは獣医さんに言われてもやっちゃだめ!
ドライフードが嫌いだから食べないのではありません!
猫の便秘の原因をお教え致します!
何故太るか知ってますか?
やっぱり予想通り気温の上昇と共に急増しています!
子犬用や子猫用っていつまで?
どうしてうちの子は好き嫌いをするの?
「粒が大きくて」とか「長期間食べ続けて飽きた」とか・・・。
お水を沢山飲ませてストルバイトを予防する方法!
店長の愛犬・愛猫は何を食べているの?
こんな時はかるーい断食を取り入れてみてはいかが?
犬の外耳炎の治し方
食後しばらくして食べた物を吐くのは何故?
用意する食事のお皿は1個だけ!!!
食物アレルギーよりも食物不耐症に注意して!
心臓病の犬は太る方が良いの?
犬の胆泥症を解消する食事はこれ!
フードの年齢表示にこだわらないで!
猫の甲状腺機能亢進症について
若い内に好き嫌いを無くさないと大変な事に!
心配になりますよね。でもまずは落ち着いて!
犬猫のシュウ酸カルシウム結石予防法!
ウエットフードは低たんぱく?
一度に沢山食べられない原因は???
白内障が気になり出したら・・・。
勘違いしやすいので解説します!
ご飯は手であげてはダメ!
10歳近くになったら注意をしてあげて!
若い頃は吐かないけど・・・。
太っている事を「●●」とは言ってはいけません!
尿路結石対応って書いていれば安心なの?
綺麗なうんちが出るフードで安心?
糖尿病は犬と猫で食事療法は異なります!
まだまだ暑い日が続くこの時期に気になるあれこれ
無責任な情報を信じるな!
こんな薬の飲ませ方をしてはいけません!
猫にとって必要なカロリーってどれくらい?
体に良い物も悪い物も量次第って事ですね。
食べない原因は何ですか?
水分摂取不足が原因の結石(ストルバイト)を解消するには?
1日に5回も6回もご飯をあげる必要あります?
一年の中で最も注意が必要な季節がやってきました!
一年の初めだから言っちゃいます!
まずは適量を見つけましょう!
無料サンプルの誤った使い方はしていませんか?
知っていて欲しい猫の恐ろしい病気
本当の原因を見失ってはいけません!
空腹時の嘔吐を恐れるな!
勘違いをされやすい原材料たち
去勢後の猫の食事について
愛犬への必要の無いご褒美ベスト3!
最低限のマナーも守れないなら飼わないで!
高齢猫が痩せてきたら
高齢犬が腎不全と膵炎を併発した時の食事は?
食べない事も治療のひとつです!
缶詰を食べない猫でもこうすれば食べる!
当店のアレルギーについての考え方です。
毎日の積み重ねが・・・。関節を守ろう!
何度も言いますが結石と水分摂取量は関係ありません!
カロリーを気にしても意味ないですよ!
どうして好き嫌いをするのかを考えてください!
膀胱炎を繰り返さない為の食事はこれ!
気にし過ぎると失敗しちゃいますよ!
ストルバイト結石の予防に成功!その後のフードは?
毎日飲ます薬だから頑張って!
猫に多い口内炎。食事で治せるの?
痩せるからって無理に食べさせてはダメ!
今年最後のコラムですが、改めて・・・。
この思い込みは本当に危険です!
「多頭飼いだから置きエサ」は言い訳です!
不規則な食生活は病気の発見を遅らせる事も!
与えるフードの量はこうやって決める!
食べ過ぎると出なくなるかも。。。
愛猫が腎臓病になったので食べるフードを探している方へ!
シニア用のフードを活用しよう!
ストルバイトの結晶に焦らないで!
愛猫が10歳近くになったら必ず検査をしてください!
運動不足なのであれば減らしてください!
夏バテで食欲が落ちるようであれば・・・。
食いつきの良いフードを探していても無駄!
当店で猫用の糖尿ケア(糖尿病サポート)のフードを売らない訳。
こんな謳い文句には注意をしてください!
それって良い事ですよ!
正しい子犬の育て方
自動給餌器は便利なようで・・・。
食生活を見直すだけで改善する事も!
成長期の子猫への正しい食事の与え方!
新入りさんを迎えるにあたって。
低脂肪が正義ではありません!
犬用・猫用に特別に作っています!って必要?
普通のフードってどんなの?
感覚がマヒしてきて都合の良い解釈を・・・。
食べない原因から目をそむけないで!
腎不全で食欲不振にはなりません!
こんな時、まずは絶食ですよ!
あなたの愛猫は草食動物ですか?
ストルバイトの原因と予防について。膀胱炎も。 第一章
ストルバイトの原因と予防について。膀胱炎も。 第二章
ストルバイトの原因と予防について。膀胱炎も。 第三章
ストルバイトの原因と予防について。膀胱炎も。 第四章
ストルバイトの原因と予防について。膀胱炎も。 第五章
缶詰(ウエットフード)の成分値の見方について

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クリスマスからお正月は要注意!
今年も残り僅かですね。新型コロナウイルスの影響で季節毎の行事も少なく、あっという間に過ぎ去った一年だったように思います。残り1週間となりましたが、無事に新しい年を迎えたいですね。そこで犬猫達にとって注意が必要なクリスマスとお正月の過ごした方についてお話をしたいと思います。とは言っても、特別な過ごし方をお願いするわけではありません。どう言う事かと申しますと・・・。




いつも通りの何も無い生活が理想です!
この時期になると、犬猫用のクリスマスケーキやサンタクロース柄のパッケージのおやつ、お正月用のおせち料理や豪華なおやつなどが目につくようになります。こんなもの必要あります?ご覧いただければお分かりいただけますが、当店ではそのような製品は一切販売をしておりません。理由は面倒くさいからではありません。必要が無いと考えているからです。ですが、クリスマスやお正月を愛犬や愛猫と一緒に楽しむ事を悪い事だとは思いません。一年に1回ですからね。でも、わざわざ犬用のクリスマスケーキや猫用のおせち料理を購入する必要は無いと思うのです。それに、クリスマスやお正月を楽しむと言っても、何回も何食もご馳走を与える訳にはいきません。元旦の1日2回の食事の内、1回だけを特別なご飯にしてあげるとか、いつもはあげないけど、夕食の後にクリスマスケーキに乗っているイチゴを少しだけ与えたりとか。その程度なら良いと思うのです。それなのに、犬用や猫用のおせち料理を購入して、2日や3日それらを与えたりすると、次の日からは今まで食べていたフードは食べなくなりますよ。特別な日に特別な物を与えても良いけれども問題は質よりも量です。




「犬用」「猫用」が安全とは限りません!
よく言います。「犬や猫に人間の食べる物は与えてはダメ!」。確かにそうですが、「犬用や猫用の食べ物は安全」とも限りません。例えば、犬用ケーキでも大半が小麦粉を使用したスポンジケーキです。犬用のパンでもそうですね。犬でも食べられるようにと、砂糖や塩を使用していませんなどの謳い文句が書かれていたりしますが、そんな事よりも小麦粉主体のスポンジケーキの方が問題です。小麦粉主体のスポンジケーキーやパンは犬用であっても、小麦粉に含まれるグルテンの影響で外耳炎や皮膚炎の原因になります。猫用のおせち料理として、味付け無しの焼き魚や、ジビエのローストビーフなどがお重に入って売られていますが、何十匹で食べるの?と言う量です。先程も書きましたが、問題は質よりも量です。味付けがされていないからと言って沢山の量を与えるくらいなら、人間用に味付けがされているおせち料理を一口だけ与える方が体にはマシです。実際に犬用のクリスマスケーキやおせち料理を食べて急性膵炎になったお話を過去に何件もお聞きしています。犬の急性膵炎の原因は味付けの有無は関係ありません。お肉やお魚を集中的に沢山食べると発症するリスクが高くなります。逆に味付けされたお肉やお魚を少量食べただけではなりません。例えば、毎日毎食に味付け無しの鶏のささみをフードにトッピングをして食べている子と、年に数回のバーベキューの際に味の付いた焼き鳥を食べる子と、どちらが健康的と思いますか?人間の食べる物を与えるのは良い事とは言えませんが、年に数回であれば味の付いた焼き鳥を食べた事による健康への影響は少ないでしょう。ですが、いくら味付けがされていないとしても毎食鶏のささみを食べる事によって、尿路結石や膀胱炎、急性膵炎や肝臓病など、多くの疾患発症のリスクは高くなるでしょう。質より量をご注意ください。




クリスマスやお正月に限った事ではありませんが。
とにかくフード(主食)以外の食べ物の与え過ぎには注意をお願いします。実際に、好き嫌いをする子や主食のフードの食いつきの悪い子の大半は間食の食べ過ぎです。飼い主様に与え過ぎの自覚が無くても、主食のフードの食いつきが悪ければ間食の与え過ぎの可能性が高いです。「おやつは少ししか与えていないのにフードの食いつきが悪くて・・・。」と言う方のお話を詳しくお聞きすると、殆どのケースがおやつの与え過ぎです。少ししか与えていないつもりでも、体の小さい犬猫にとっては結構な量になっていると言う事です。特に年末年始はご家族の方が家に居られる時間が長くなりますので、犬猫達の間食の回数も増えがちです。くれぐれもご注意ください。


もちろん理由があるとは思いますが。。。
結構おられますよね。1日に5回も6回も食事を与える方。例えば、1日のフードの量が90gだとすると、1回に15gを6回で計90g。何故そのような与え方をしているのかをお聞きするとだいだい決まった答えが返ってきます。

「一度に沢山食べると吐くから。」

と言う事は、以前は1日に5回も6回も与えていたわけでは無く、朝晩の2回や朝昼晩の3回に分けて与えていたと言う事ですよね。でも1日量の90gを1回45gにして朝晩2回に分けて与えたり、1回30gにして朝昼晩の3回に分けて与えると、食後に吐き戻しをしてしまうと言う事だと思います。その為、吐き戻しをしない1回量を色々試したところ、1回15gだと吐き戻しをしないと言う事で90gを6回に分けて与えると言う結論に至ったのだと考えられます。でも、「吐かなければ良いのですか?」と思ってしまうのですよね・・・。




吐かなくはなったとしても新たな心配事が・・・。
食後の吐き戻し防止の為に、1日に5回も6回も食事を与えていると必ず起こるのが「便秘」です。通常、犬や猫は1日に1回~3回程度は便(ウンチ)をします。ですが、食事の回数が多いと、1日1回の便すら出なくなってしまい、2~3日に1回程度の排便になる事が多いです。当然ですが、便秘は体にとって良い事では無く、腸内環境を悪化させて免疫力の低下の原因にも繋がります。但し、便秘の原因をインターネットで調べると、「トイレが汚れているから」とか、「水分摂取量が少ないから」とか、「運動量が足りていない」などと誤った情報ばかりが目に飛び込んできます。トイレが汚れていてもウンチはしますし、水分を沢山摂取したからと言って便が出やすくなるわけではありません。運動量が増えると便は出やすくなると思いますが、運動不足が原因で便秘にはなりません。また便秘以外にも、1日に5回も6回もご飯をあげる事により尿がアルカリ化して、尿路結石(ストルバイト)や膀胱炎の原因にもなります。




摂取カロリーやパッケージに記載の量を気にしない!
それではどうすれば良いのかと言う事になりますが、結論は簡単です。1日2回の食事にして、1回の量は食後に吐き戻しをしない量にすれば良いです。そこで問題になるのが、フードのパッケージには1日80g程度が目安と書いていても、食後に吐き戻しをしない量が1回20gであれば、その20gを朝晩の2回与えて、合計40gがその子にとっての1日の食事量で良いのです。パッケージに記載の量やインターネットで調べた必要摂取カロリーなどはあくまでも参考値です。目安です。答えではありませんので、その子にとって必要な食事量は飼い主様が見つけてあげてください。食後のフードの吐き戻しの原因は大半が「食べ過ぎ」です。ちなみに我が家の猫達は1回に20gあるか無いか程度の量です。それを1日2回。充分足りています。本人達はあっという間に食べ終わって不満そうですが。でもそれで良いのです。満足するほど与えると必ず太ります。ご注意ください。