2022年6月


このコーナーではわたくし「店長」が、皆様に知っていただきたい情報などを配信してまいります!

更新は不定期ですが是非お楽しみください!!


記事一覧

ハミガキしてますか~?
ビートパルプについて
アレルギー体質の子は是非!
あきらめるな!涙やけ
外耳炎対策
日和見菌って???
腎不全対策
コレステロール値の指摘について
尿路結石の最大の天敵は「偏食」
空腹時の嘔吐を止めるには
シニア期に高たんぱく食は必要か???
猫の特発性膀胱炎を予防するには?
今更ですが、乳酸菌とは?
ドライフードの保存方法に悩む。。。
腎臓にやさしい食事とは?
「好き嫌い」や「偏食」の原因は何?誰?
ストルバイト予防食は自分で見つけられる?
ストルバイトを予防する食生活とは?
摂取カロリーを気にするな!
乾いた食事だけでは不安です!
メーカーの言うとおりにする必要は無い!
好き嫌いの何が悪いの?
シニア(高齢期)用のフードの使い方
ビタミンCは必要なのか?
腎不全は便秘で悪化する?!
アレルギーの付き合い方
ローテーションは必要なのか?
【追記ありの再更新】ビートパルプについて
腎機能低下を早期に発見出来る検査が登場?!
とろもろこし(コーン)は本当に悪者なの?
製品について良くある質問をご紹介
尿検査でストルバイトと診断されたら!
オメガ3脂肪酸を理解しておこう!
「フードを食べない」のは間違っているから!
牛乳と乳酸菌
嘔吐の原因って???
今更聞けない「グルテンフリー」と「グレインフリー」
猫の便秘を解消するフードとは?
食物アレルギーを疑うならまずは〇〇の摂取!
うちの子だけ???
メーカー(販売元)の脅しには気をつけろ!
店長は本気で怒っています!!!
正しい猫のご飯の与え方
犬のこんな咳には注意が必要です!
2018年もお世話になりました!
今年最初のコラムもやっぱりこのネタ!
腎不全と診断された猫の食事について
それ本当にアレルギー???
腎臓の負担軽減で腎不全対策を!
膵臓(すいぞう)を大切にしよう!
簡単なダイエット方法教えちゃいます!
便秘解消の秘訣は!?
愛犬のその仕草、見逃さないで!
そのおやつの与え方で大丈夫?
ストルバイトの原因はマグネシウムでは無い!
フードは一日に何グラム与えるのが良いの?
これからの季節に増える膿皮症の対処法!
去勢手術、避妊手術ってどうなの?
ちょっと偉そうな事を言わせてもらいます!
その「しつけ」って本当に必要ですか?
原材料表記の先頭はお肉で無いとダメ!なの?
こんな商品嫌いです。絶対売りません!
食べないのは本当に粒が大きいのが原因?
25年間のペットフード事情を振り返る
消化酵素の摂取をうるさく提案する理由は?
心臓病の食事で気を付ける事は?
負のスパイラルに陥らないようにご注意ください!
尿のpHと食品のpHについて
猫の外飼い(放し飼い)は絶対にダメ!!!
正しい子猫のご飯の与え方
猫の慢性腎不全のお食事について
犬の慢性腎不全のお食事について
お水は水道水?ミネラルウォーター?何が良いの?
涙やけを解消する簡単な方法!でも。。。
まさかトイレットペーパーが買えなくなるとは・・・
ストルバイト結石の原因はフードのせい?
ご飯の与え方でお悩みの際はお気軽にご相談を!
免疫、免疫って。免疫ってそんなに大切なの?
全年齢対応のフードについて考えてみました!
病院のフードを食べません。。。と言う方へ
これは獣医さんに言われてもやっちゃだめ!
ドライフードが嫌いだから食べないのではありません!
猫の便秘の原因をお教え致します!
何故太るか知ってますか?
やっぱり予想通り気温の上昇と共に急増しています!
子犬用や子猫用っていつまで?
どうしてうちの子は好き嫌いをするの?
「粒が大きくて」とか「長期間食べ続けて飽きた」とか・・・。
お水を沢山飲ませてストルバイトを予防する方法!
店長の愛犬・愛猫は何を食べているの?
こんな時はかるーい断食を取り入れてみてはいかが?
犬の外耳炎の治し方
食後しばらくして食べた物を吐くのは何故?
用意する食事のお皿は1個だけ!!!
食物アレルギーよりも食物不耐症に注意して!
心臓病の犬は太る方が良いの?
犬の胆泥症を解消する食事はこれ!
フードの年齢表示にこだわらないで!
猫の甲状腺機能亢進症について
若い内に好き嫌いを無くさないと大変な事に!
心配になりますよね。でもまずは落ち着いて!
犬猫のシュウ酸カルシウム結石予防法!
ウエットフードは低たんぱく?
一度に沢山食べられない原因は???
白内障が気になり出したら・・・。
勘違いしやすいので解説します!
ご飯は手であげてはダメ!
10歳近くになったら注意をしてあげて!
若い頃は吐かないけど・・・。
太っている事を「●●」とは言ってはいけません!
尿路結石対応って書いていれば安心なの?
綺麗なうんちが出るフードで安心?
糖尿病は犬と猫で食事療法は異なります!
まだまだ暑い日が続くこの時期に気になるあれこれ
無責任な情報を信じるな!
こんな薬の飲ませ方をしてはいけません!
猫にとって必要なカロリーってどれくらい?
体に良い物も悪い物も量次第って事ですね。
食べない原因は何ですか?
水分摂取不足が原因の結石(ストルバイト)を解消するには?
1日に5回も6回もご飯をあげる必要あります?
一年の中で最も注意が必要な季節がやってきました!
一年の初めだから言っちゃいます!
まずは適量を見つけましょう!
無料サンプルの誤った使い方はしていませんか?
知っていて欲しい猫の恐ろしい病気
本当の原因を見失ってはいけません!
空腹時の嘔吐を恐れるな!
勘違いをされやすい原材料たち
去勢後の猫の食事について
愛犬への必要の無いご褒美ベスト3!
最低限のマナーも守れないなら飼わないで!
高齢猫が痩せてきたら
高齢犬が腎不全と膵炎を併発した時の食事は?
食べない事も治療のひとつです!
缶詰を食べない猫でもこうすれば食べる!
当店のアレルギーについての考え方です。
毎日の積み重ねが・・・。関節を守ろう!
何度も言いますが結石と水分摂取量は関係ありません!
カロリーを気にしても意味ないですよ!
どうして好き嫌いをするのかを考えてください!
膀胱炎を繰り返さない為の食事はこれ!
気にし過ぎると失敗しちゃいますよ!
ストルバイト結石の予防に成功!その後のフードは?
毎日飲ます薬だから頑張って!
猫に多い口内炎。食事で治せるの?
痩せるからって無理に食べさせてはダメ!
今年最後のコラムですが、改めて・・・。
この思い込みは本当に危険です!
「多頭飼いだから置きエサ」は言い訳です!
不規則な食生活は病気の発見を遅らせる事も!
与えるフードの量はこうやって決める!
食べ過ぎると出なくなるかも。。。
愛猫が腎臓病になったので食べるフードを探している方へ!
シニア用のフードを活用しよう!
ストルバイトの結晶に焦らないで!
愛猫が10歳近くになったら必ず検査をしてください!
運動不足なのであれば減らしてください!
夏バテで食欲が落ちるようであれば・・・。
食いつきの良いフードを探していても無駄!
当店で猫用の糖尿ケア(糖尿病サポート)のフードを売らない訳。
こんな謳い文句には注意をしてください!
それって良い事ですよ!
正しい子犬の育て方
自動給餌器は便利なようで・・・。
食生活を見直すだけで改善する事も!
成長期の子猫への正しい食事の与え方!
新入りさんを迎えるにあたって。
低脂肪が正義ではありません!
犬用・猫用に特別に作っています!って必要?
普通のフードってどんなの?
感覚がマヒしてきて都合の良い解釈を・・・。
食べない原因から目をそむけないで!
腎不全で食欲不振にはなりません!
こんな時、まずは絶食ですよ!
あなたの愛猫は草食動物ですか?
ストルバイトの原因と予防について。膀胱炎も。 第一章
ストルバイトの原因と予防について。膀胱炎も。 第二章
ストルバイトの原因と予防について。膀胱炎も。 第三章
ストルバイトの原因と予防について。膀胱炎も。 第四章
ストルバイトの原因と予防について。膀胱炎も。 第五章
缶詰(ウエットフード)の成分値の見方について

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実は食べ過ぎなのかも?!
人間も同じ事が言えると思います。人間の場合は1日3食が常識のようになっていますが、毎日3食がっつり食べるのは食べ過ぎなような気がします。1日1食や1日2食が良いとは言いませんが、3食の内の1食はヨーグルトや果物、野菜サラダなどの軽い食事にして胃腸を休ませる事はとても大切かと考えます。特に朝ご飯と昼ご飯の間の時間は短くなる事が多いので、朝ご飯か昼ご飯を軽い目の食事にすると胃腸の働きが良くなり、便通も良くなって腸内環境が整備されて免疫力の向上にも繋がると思います。ちなみに動物園のトラやライオンは1日1食が普通です。更に週に1日~2日は食事無しの日が設けられている事が多いです。肝臓や腎臓を休ませる為です。




お腹の調子が悪い時などは!
犬も猫も毎日が体調万全とはいきません。人間だってそうですよね。胸焼けがする時もあれば便が緩い時もあります。犬や猫もお腹が痛い時もあれば、お腹がキュルキュル鳴って食欲が無い時もあります。そのような時は絶食がおすすめです。食欲が無いからと言って、日頃与えない食いつきの良い特別な食事を与えたり、お肉をトッピングして食欲をかき立ててはいけません。食欲が無い時は無理矢理に食べさせるのでは無く、半日から1日程度は絶食をするのがおすすめです。そうすれば胃腸がリセットされて体調が回復する事が多いです。また、そのような時はお水は常に飲めるようにしておいてあげてくださいね。絶食と言っても水分補給は必要ですのでご注意ください。




トイレに頻繁に行く時も絶食がおすすめ!
猫や小型犬に多いですが、突然の膀胱炎。おしっこが殆ど出ていないのに何度もトイレに行って排尿の仕草。原因の大半は食べ過ぎです。量を食べ過ぎたり、食べる回数が多かったり。そのような時は半日から1日程度の絶食を。内臓を休める事によって尿は酸性に傾きます。尿が酸性に傾く事によって尿中の細菌は死んでくれますので、膀胱炎の改善・解消に繋がります。逆に内臓を酷使する事によって、尿がアルカリ化すると尿中に細菌が繁殖してしまいますのでご注意ください。また、日頃は水を飲まないとお感じの猫や小型犬でも、半日から1日程度絶食をすると、いつも以上にお水を良く飲みます。水を飲む事によって空腹を紛らわせているのもありますが、日頃は水を飲む必要が無い程、食べ物から水分補給が出来ていると言う事も言えます。どんな食べ物にも水分は含まれますので、知らず知らずの内に水分補給が出来ていて、お水を飲まなくなります。ですので、お水を飲まない子ほど、間食や食事の回数が多いケースが目立ちます。結果、膀胱炎や結石に。これが、膀胱炎や結石などの泌尿器系の疾患になる子は水をあまり飲まない理由となります。




診察も大切ですがまずは軽い絶食を!
「朝から下痢をしている。」「いつもより食欲が無い。」「食べた後に吐いてしまった。」「尿の出が悪い。」「頻繁にトイレに行く。」「尿にキラキラしたものが見える。」「便が硬そうで出ない。」
犬や猫と一緒に生活をしていると、このようなお悩みや心配事が起こってしまう事は珍しくはありません。このような時には動物病院で診察を受けて詳しく調べてもらう事も大切ですが、食べ過ぎが原因になっている事も多いので、まずは軽い絶食をおすすめ致します。半日~1日程度食事を抜いたり、食事をいつも半分程度の量にして間食を一切与えないようにするなど。食べない事も立派な治療です。食べさせ過ぎにはご注意を!


高齢犬によく見らえる腎不全とは?
高齢犬の代表的な疾患のひとつである腎不全。10歳を超えた位からは常に注意が必要です。特に嗜好性の高いお肉たっぷりの高たんぱく質なフードを食べている子や、鶏ささみや馬肉などの肉類をドライフードにトッピングをしている子は要注意です。よく見られる症状としては、水の飲む量が増えて排尿の量が増える多飲多尿、尿の色が薄くなる、食欲不振、被毛の艶が無くなりパサついている、しっかり食べているにも関わらず体重が落ちる、口臭が強くなるなど。病状が進行すると、貧血が起きてふらついて歩行困難になったり、尿毒症による痙攣が見られるようになります。とても怖い病気です。




年齢に関係無く起こり得ます。膵炎とは?
猫に多いのは慢性膵炎ですが、犬に起こる膵炎の大半は急性膵炎です。急性膵炎の症状は、食欲が無く嘔吐や腹痛、下痢などの症状が生じます。特に激しい腹痛を伴う事が多く、前足を前方に伸ばし胸を床につけてお尻を突き上げる、祈りのポーズ(祈りの姿勢)をとるケースが多いです。この急性膵炎の多くの原因が食生活の乱れです。この食生活について多くの動物病院では、脂肪分を控えた食生活の指導を行います。理由としては、膵炎は血中のリパーゼ(脂肪を分解する酵素)の値が上昇しますので、膵臓が脂肪分を分解する酵素であるリパーゼを分泌し過ぎないように、脂肪分の摂取を制限するように指示をするのだと考えられます。但し、脂肪分の摂取を制限したとしても、たんぱく質を過剰摂取していれば膵炎は発症します。一時期お笑い芸人さんに急性膵炎が多発していましたが、原因の多くはアルコールの摂取過多でしょう。決して脂肪分の摂取を制限すれば良いと言うわけではありませんのでくれぐれもご注意ください。




膵炎が再発してしまう原因として多いのがこれ!
動物病院の指導の下、リパーゼの分泌を抑える目的で、脂肪分を控えた食生活を行っていても膵炎を発症(再発)してしまうケースが多いのですが、その原因の多くはたんぱく質の過剰摂取です。脂肪分を抑えたドッグフードは過度なたんぱく質を含有しているケースは少ないので、そのようなドッグフードを使用していれば、たんぱく質を過剰摂取してしまうケースは少ないのですが、落とし穴が動物病院が指導する「脂肪分を控えた食生活」なのです。脂肪分を控えた食事なら大丈夫と言う事で、低脂肪の代表的な食材である「鶏ささみ」や「鶏胸肉」「馬肉」などを低脂肪のドッグフードにトッピングをしたり、おやつで与えてしまったりしてしまいます。その結果、高たんぱく質・低脂肪の食生活になってしまい、膵臓内でたんぱく質を分解するトリプシンが暴走し膵炎を発症(再発)してしまいます。ですので、膵炎の予防には脂肪分の摂取を控えるだけでは無く、たんぱく質の摂取制限(適度な摂取)も大切になります。




腎不全も膵炎もたんぱく質は控えめに!
腎不全の食事療法と言えば「低たんぱく質」で、膵炎の食事療法と言えば「低脂肪」となりますが、膵炎の場合はたんぱく質の過剰摂取にも注意が必要ですので、腎不全と膵炎を併発している時は、低たんぱく質のフードをお選びください。但し、腎不全対応の低たんぱく質のフードは腎機能低下による体重減少を防ぐ目的で脂肪分を多く含むフードが多いです。ですので、腎不全と膵炎を併発している際に、脂肪分を多く含む腎不全対応のフードのご利用を躊躇なされる方が多いですが、食事療法としては腎不全への対策を優先していただきたいので、腎不全対応のフードをご利用いただき、脂肪分の分解を手助けしてくれる消化酵素サプリメントをご利用いただく事で膵炎への対策も可能と考えます。よって、腎不全と膵炎を併発している際の食事は、腎不全対応の低たんぱく質のフードと消化酵素サプリメントを併用していただく事をおすすめ致します。