2023年5月


このコーナーではわたくし「店長」が、皆様に知っていただきたい情報などを配信してまいります!

更新は不定期ですが是非お楽しみください!!


記事一覧

ハミガキしてますか~?
ビートパルプについて
アレルギー体質の子は是非!
あきらめるな!涙やけ
外耳炎対策
日和見菌って???
腎不全対策
コレステロール値の指摘について
尿路結石の最大の天敵は「偏食」
空腹時の嘔吐を止めるには
シニア期に高たんぱく食は必要か???
猫の特発性膀胱炎を予防するには?
今更ですが、乳酸菌とは?
ドライフードの保存方法に悩む。。。
腎臓にやさしい食事とは?
「好き嫌い」や「偏食」の原因は何?誰?
ストルバイト予防食は自分で見つけられる?
ストルバイトを予防する食生活とは?
摂取カロリーを気にするな!
乾いた食事だけでは不安です!
メーカーの言うとおりにする必要は無い!
好き嫌いの何が悪いの?
シニア(高齢期)用のフードの使い方
ビタミンCは必要なのか?
腎不全は便秘で悪化する?!
アレルギーの付き合い方
ローテーションは必要なのか?
【追記ありの再更新】ビートパルプについて
腎機能低下を早期に発見出来る検査が登場?!
とろもろこし(コーン)は本当に悪者なの?
製品について良くある質問をご紹介
尿検査でストルバイトと診断されたら!
オメガ3脂肪酸を理解しておこう!
「フードを食べない」のは間違っているから!
牛乳と乳酸菌
嘔吐の原因って???
今更聞けない「グルテンフリー」と「グレインフリー」
猫の便秘を解消するフードとは?
食物アレルギーを疑うならまずは〇〇の摂取!
うちの子だけ???
メーカー(販売元)の脅しには気をつけろ!
店長は本気で怒っています!!!
正しい猫のご飯の与え方
犬のこんな咳には注意が必要です!
2018年もお世話になりました!
今年最初のコラムもやっぱりこのネタ!
腎不全と診断された猫の食事について
それ本当にアレルギー???
腎臓の負担軽減で腎不全対策を!
膵臓(すいぞう)を大切にしよう!
簡単なダイエット方法教えちゃいます!
便秘解消の秘訣は!?
愛犬のその仕草、見逃さないで!
そのおやつの与え方で大丈夫?
ストルバイトの原因はマグネシウムでは無い!
フードは一日に何グラム与えるのが良いの?
これからの季節に増える膿皮症の対処法!
去勢手術、避妊手術ってどうなの?
ちょっと偉そうな事を言わせてもらいます!
その「しつけ」って本当に必要ですか?
原材料表記の先頭はお肉で無いとダメ!なの?
こんな商品嫌いです。絶対売りません!
食べないのは本当に粒が大きいのが原因?
25年間のペットフード事情を振り返る
消化酵素の摂取をうるさく提案する理由は?
心臓病の食事で気を付ける事は?
負のスパイラルに陥らないようにご注意ください!
尿のpHと食品のpHについて
猫の外飼い(放し飼い)は絶対にダメ!!!
正しい子猫のご飯の与え方
猫の慢性腎不全のお食事について
犬の慢性腎不全のお食事について
お水は水道水?ミネラルウォーター?何が良いの?
涙やけを解消する簡単な方法!でも。。。
まさかトイレットペーパーが買えなくなるとは・・・
ストルバイト結石の原因はフードのせい?
ご飯の与え方でお悩みの際はお気軽にご相談を!
免疫、免疫って。免疫ってそんなに大切なの?
全年齢対応のフードについて考えてみました!
病院のフードを食べません。。。と言う方へ
これは獣医さんに言われてもやっちゃだめ!
ドライフードが嫌いだから食べないのではありません!
猫の便秘の原因をお教え致します!
何故太るか知ってますか?
やっぱり予想通り気温の上昇と共に急増しています!
子犬用や子猫用っていつまで?
どうしてうちの子は好き嫌いをするの?
「粒が大きくて」とか「長期間食べ続けて飽きた」とか・・・。
お水を沢山飲ませてストルバイトを予防する方法!
店長の愛犬・愛猫は何を食べているの?
こんな時はかるーい断食を取り入れてみてはいかが?
犬の外耳炎の治し方
食後しばらくして食べた物を吐くのは何故?
用意する食事のお皿は1個だけ!!!
食物アレルギーよりも食物不耐症に注意して!
心臓病の犬は太る方が良いの?
犬の胆泥症を解消する食事はこれ!
フードの年齢表示にこだわらないで!
猫の甲状腺機能亢進症について
若い内に好き嫌いを無くさないと大変な事に!
心配になりますよね。でもまずは落ち着いて!
犬猫のシュウ酸カルシウム結石予防法!
ウエットフードは低たんぱく?
一度に沢山食べられない原因は???
白内障が気になり出したら・・・。
勘違いしやすいので解説します!
ご飯は手であげてはダメ!
10歳近くになったら注意をしてあげて!
若い頃は吐かないけど・・・。
太っている事を「●●」とは言ってはいけません!
尿路結石対応って書いていれば安心なの?
綺麗なうんちが出るフードで安心?
糖尿病は犬と猫で食事療法は異なります!
まだまだ暑い日が続くこの時期に気になるあれこれ
無責任な情報を信じるな!
こんな薬の飲ませ方をしてはいけません!
猫にとって必要なカロリーってどれくらい?
体に良い物も悪い物も量次第って事ですね。
食べない原因は何ですか?
水分摂取不足が原因の結石(ストルバイト)を解消するには?
1日に5回も6回もご飯をあげる必要あります?
一年の中で最も注意が必要な季節がやってきました!
一年の初めだから言っちゃいます!
まずは適量を見つけましょう!
無料サンプルの誤った使い方はしていませんか?
知っていて欲しい猫の恐ろしい病気
本当の原因を見失ってはいけません!
空腹時の嘔吐を恐れるな!
勘違いをされやすい原材料たち
去勢後の猫の食事について
愛犬への必要の無いご褒美ベスト3!
最低限のマナーも守れないなら飼わないで!
高齢猫が痩せてきたら
高齢犬が腎不全と膵炎を併発した時の食事は?
食べない事も治療のひとつです!
缶詰を食べない猫でもこうすれば食べる!
当店のアレルギーについての考え方です。
毎日の積み重ねが・・・。関節を守ろう!
何度も言いますが結石と水分摂取量は関係ありません!
カロリーを気にしても意味ないですよ!
どうして好き嫌いをするのかを考えてください!
膀胱炎を繰り返さない為の食事はこれ!
気にし過ぎると失敗しちゃいますよ!
ストルバイト結石の予防に成功!その後のフードは?
毎日飲ます薬だから頑張って!
猫に多い口内炎。食事で治せるの?
痩せるからって無理に食べさせてはダメ!
今年最後のコラムですが、改めて・・・。
この思い込みは本当に危険です!
「多頭飼いだから置きエサ」は言い訳です!
不規則な食生活は病気の発見を遅らせる事も!
与えるフードの量はこうやって決める!
食べ過ぎると出なくなるかも。。。
愛猫が腎臓病になったので食べるフードを探している方へ!
シニア用のフードを活用しよう!
ストルバイトの結晶に焦らないで!
愛猫が10歳近くになったら必ず検査をしてください!
運動不足なのであれば減らしてください!
夏バテで食欲が落ちるようであれば・・・。
食いつきの良いフードを探していても無駄!
当店で猫用の糖尿ケア(糖尿病サポート)のフードを売らない訳。
こんな謳い文句には注意をしてください!
それって良い事ですよ!
正しい子犬の育て方
自動給餌器は便利なようで・・・。
食生活を見直すだけで改善する事も!
成長期の子猫への正しい食事の与え方!
新入りさんを迎えるにあたって。
低脂肪が正義ではありません!
犬用・猫用に特別に作っています!って必要?
普通のフードってどんなの?
感覚がマヒしてきて都合の良い解釈を・・・。
食べない原因から目をそむけないで!
腎不全で食欲不振にはなりません!
こんな時、まずは絶食ですよ!
あなたの愛猫は草食動物ですか?
ストルバイトの原因と予防について。膀胱炎も。 第一章
ストルバイトの原因と予防について。膀胱炎も。 第二章
ストルバイトの原因と予防について。膀胱炎も。 第三章
ストルバイトの原因と予防について。膀胱炎も。 第四章
ストルバイトの原因と予防について。膀胱炎も。 第五章
缶詰(ウエットフード)の成分値の見方について

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夏の暑い時期の食事について。
前回のコラムでは、暑い時期の運動不足による体重の増加についてお話をしましたが、今回のコラムでは夏バテによる食欲不振についてお話をしたいと思います。これからの季節に増えてくるお問い合わせが、

「うちの猫は夏の暑い時期は夏バテでいつものフードを食べなくなります。食いつきの良いフードはありませんか?」

毎年、夏の暑い時期になるとこのような内容のお問い合わせがとても多くなります。もちろん猫に限らず犬の夏バテによる食欲不振のお問い合わせもとても多いです。それでは実際に夏バテになったら、どのようなフードを与えれば良いのかをお話する前に、犬や猫の夏バテとは何か?




犬や猫の夏バテとはどんな症状?
インターネットで「犬 夏バテ」や「猫 夏バテ」で検索すればお分かりいただけますが、沢山の検索結果が出てきます。その中には私の嫌いな【獣医師監修】の文字が記載された記事(サイト)もあります。前にも書きましたが、【獣医師監修】の文字が記載された記事(サイト)はペット関連の保険会社だったり、某フードメーカーのステマサイトや偽のペットフードランキングサイトに多いです。書いてる内容は、どこかのサイトに掲載されている内容をコピペしたかのような、しょうもない内容が殆どです。話がそれてしまいましたが【獣医師監修】の文字に騙されないようにご注意くださいね。(中には本当に役立つ【獣医師監修】の記事もありますがほんの一部です。)話は戻り、夏バテとは一般的には疲れやすかったり、食欲が無かったり、身体がだるいなどと言った夏の暑さが原因の体調不良の総称だと考えますが、犬や猫にも夏バテによる食欲の低下があるか無いかで言いますと、ハッキリ言ってありません!それでは何故、犬や猫が夏の暑い時期にいつものフードを食べなくなるのかを考えていこうと思います。




本当に夏バテですか?
何故いつものフードを食べなくなるのかを考える前に。先に犬や猫に夏バテによる食欲の低下は無いとお伝え致しましたが、心臓病などの基礎疾患がある場合や、熱中症による症状は夏バテには含まれませんのでくれぐれもご注意ください。それでは話を進めていきたいと思います。多くのご家庭では、厳しい暑さが続く季節は、犬や猫が生活する環境(部屋など)にはエアコンや扇風機などを使用して、少しでも過ごしやすい環境を整えておられると思います。また、猫の場合はケージに入れていない限り、家の中のあらゆる場所の中から少しでも涼しい場所を選んで生活をしていると思いますので、室内飼育の犬猫には夏バテは無いと考えていただいて結構かと思います。ですが、夏の暑い時期になると飼い主様が過剰に意識をし過ぎるのが「水分補給」。これがいつものフードを食べなくなる原因のひとつになりやすいです。例えば、夏の暑い時期なのに水をあまり飲んでいない事を気にして、水分量の多いペーストタイプのおやつを与えたり、缶詰などのウエットフードを間食として与えたり、ミルクを飲ませたり、鶏やかつおのだし汁を飲ませたりなど、失礼な言い方になってしまいますが、「余計な事」をし過ぎていつものフードを食べなくなるケースが目立ちます。その他には、氷を舐めさせたり、アイスやヨーグルトの蓋を舐めさせたり、果物を与えたりなどなど。そのような「余計な事」をしなければ、年間を通してフードは飽きずに食べてくれます。実際に私の愛犬・愛猫達は一年中同じフードでも全く飽きずにがっついています。そしてうちの子達と同じように夏バテ知らずで一年中同じフードをがっついて食べている子は決して少なくはありません。但し、残念ながらペットショップや動物病院で間違ったアドバイスを受けたり、インターネット上の誤った情報を信じて、「余計な事」をしてしまい、夏バテで食欲が落ちていると勘違いをしている飼い主様は少なくは無いと思います。ですので、これからの季節、夏の暑い時期だからと言って「余計な事」をしてしまわないようにくれぐれもご注意ください。「余計な事」を一切しない事が、暑い夏を無事に乗り切る方法ですよ。


暑くなるとお散歩の時間が短くなるので・・・。
夏が近づくにつれて増える言い訳が、

「うちの愛犬は夏になると外が暑過ぎてお散歩が出来ないので、運動不足になって太るのよ~。」

お散歩友達の中にこのような事を言う方がおられませんか?確かに涼しい季節は時間に関係無くいつでもお散歩がしやすく、朝晩1時間以上ずつお散歩に行かれる方も少なくは無いと思います。ですが、夏になると、朝の6時や夜の8時でも暑いので出勤前や帰宅後の時間帯ですらお散歩が出来ない日が続いたりします。そうなると、季節の違いによって、1日の散歩時間(運動時間)が2時間以上も増えたり減ったりする事になり、その結果体重の変動に影響が出る事もあるかと思います。猫の場合でも、暑い夏は動きたがらずに寝てばかりになりがちです。まぁ、猫は寒くても動かないので季節に関係無く寝てばかりですけどね。でも、でもですよ。お散歩が出来ずに運動不足になって体重が増えそうになれば食べさせる量を減らせば良いだけだと思いませんか?




毎日毎食同じ量を与える必要はありません!
これからの季節、暑くて運動不足になるようであれば、まずは間食を減らしてください。おやつやご褒美などの間食の量や回数は減らさずに、食事の量を減らして体重の調整をしようとする方がおられますが、最初に減らさないといけないのは間食の量です。そして、それでも体重の調整が上手くいかない場合は食事の量も減らしてみてください。また、一日に●●gと決めれば必ずその量を与えないといけないと思ってしまう方もおられますが、食事の量は毎日同じ量で無くても構いません。「最近は太って来たなぁ。」と思えば食事の量を減らせば良いですし、「ちょっと痩せ過ぎかな。」となれば食事の量を増やしてあげてください。特に難しく考え過ぎずに対応していただければ結構です。そして、このような機会に「トイレをしたらご褒美」とか「お留守番が出来たらご褒美」「歯磨きを頑張ったらご褒美」などの無駄なご褒美は無くすようにしていただきたいです。




食べさせる量は飼い主様が決めましょう!
運動不足なら食事の量を減らす。太りやすい体質なのであれば食事の量を少ない目にする。太ってきたのであれば食事の量を減らす。簡単な事です。愛犬や愛猫の一番身近に居てる飼い主様が量を調節していただければ良いのです。メーカー推奨の量なんて関係ありません。1日の必要摂取カロリーなんて気にする必要はありません。摂取カロリーが足りていなければ痩せ細って行きます。痩せていなければ食事の量は足りているとお考えください。運動量が少なく感じて体重の増加が気になる場合は勇気と自信を持って食事の量を減らしてください。たまに、一番の楽しみの食事の量を減らすのは可哀想とおっしゃる方がおられますが、太らないように食事の量を減らす事で、愛犬や愛猫が大好きなあなた様と一緒に居てる事が出来る時間(日数)が伸びると思えば、何も可哀想では無いと思えると思います。病気や体調不良で痩せるのを防ぐ事は出来ない場合がありますが、太ってしまう事を防ぐ事は誰にでも出来る事です。適正体重を維持して健康な日々を過ごす事が出来るように、食べさせる量は飼い主様がしっかりと管理をしてあげてくださいね。もし現時点で愛犬・愛猫がぽっちゃり気味であれば、今日の食事から思い切って量を減らしてみてください。食事量が足らなくて栄養不足になったりはしませんのでご安心ください。夏本番までに体重を適正に保ってあげる事で、心臓など身体への負担は大きく軽減されます。今からでも遅くはありませんよ。諦めずにしっかりと調節をしてあげてくださいね。