2023年5月


このコーナーではわたくし「店長」が、皆様に知っていただきたい情報などを配信してまいります!

更新は不定期ですが是非お楽しみください!!

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夏の暑い時期の食事について。
前回のコラムでは、暑い時期の運動不足による体重の増加についてお話をしましたが、今回のコラムでは夏バテによる食欲不振についてお話をしたいと思います。これからの季節に増えてくるお問い合わせが、

「うちの猫は夏の暑い時期は夏バテでいつものフードを食べなくなります。食いつきの良いフードはありませんか?」

毎年、夏の暑い時期になるとこのような内容のお問い合わせがとても多くなります。もちろん猫に限らず犬の夏バテによる食欲不振のお問い合わせもとても多いです。それでは実際に夏バテになったら、どのようなフードを与えれば良いのかをお話する前に、犬や猫の夏バテとは何か?




犬や猫の夏バテとはどんな症状?
インターネットで「犬 夏バテ」や「猫 夏バテ」で検索すればお分かりいただけますが、沢山の検索結果が出てきます。その中には私の嫌いな【獣医師監修】の文字が記載された記事(サイト)もあります。前にも書きましたが、【獣医師監修】の文字が記載された記事(サイト)はペット関連の保険会社だったり、某フードメーカーのステマサイトや偽のペットフードランキングサイトに多いです。書いてる内容は、どこかのサイトに掲載されている内容をコピペしたかのような、しょうもない内容が殆どです。話がそれてしまいましたが【獣医師監修】の文字に騙されないようにご注意くださいね。(中には本当に役立つ【獣医師監修】の記事もありますがほんの一部です。)話は戻り、夏バテとは一般的には疲れやすかったり、食欲が無かったり、身体がだるいなどと言った夏の暑さが原因の体調不良の総称だと考えますが、犬や猫にも夏バテによる食欲の低下があるか無いかで言いますと、ハッキリ言ってありません!それでは何故、犬や猫が夏の暑い時期にいつものフードを食べなくなるのかを考えていこうと思います。




本当に夏バテですか?
何故いつものフードを食べなくなるのかを考える前に。先に犬や猫に夏バテによる食欲の低下は無いとお伝え致しましたが、心臓病などの基礎疾患がある場合や、熱中症による症状は夏バテには含まれませんのでくれぐれもご注意ください。それでは話を進めていきたいと思います。多くのご家庭では、厳しい暑さが続く季節は、犬や猫が生活する環境(部屋など)にはエアコンや扇風機などを使用して、少しでも過ごしやすい環境を整えておられると思います。また、猫の場合はケージに入れていない限り、家の中のあらゆる場所の中から少しでも涼しい場所を選んで生活をしていると思いますので、室内飼育の犬猫には夏バテは無いと考えていただいて結構かと思います。ですが、夏の暑い時期になると飼い主様が過剰に意識をし過ぎるのが「水分補給」。これがいつものフードを食べなくなる原因のひとつになりやすいです。例えば、夏の暑い時期なのに水をあまり飲んでいない事を気にして、水分量の多いペーストタイプのおやつを与えたり、缶詰などのウエットフードを間食として与えたり、ミルクを飲ませたり、鶏やかつおのだし汁を飲ませたりなど、失礼な言い方になってしまいますが、「余計な事」をし過ぎていつものフードを食べなくなるケースが目立ちます。その他には、氷を舐めさせたり、アイスやヨーグルトの蓋を舐めさせたり、果物を与えたりなどなど。そのような「余計な事」をしなければ、年間を通してフードは飽きずに食べてくれます。実際に私の愛犬・愛猫達は一年中同じフードでも全く飽きずにがっついています。そしてうちの子達と同じように夏バテ知らずで一年中同じフードをがっついて食べている子は決して少なくはありません。但し、残念ながらペットショップや動物病院で間違ったアドバイスを受けたり、インターネット上の誤った情報を信じて、「余計な事」をしてしまい、夏バテで食欲が落ちていると勘違いをしている飼い主様は少なくは無いと思います。ですので、これからの季節、夏の暑い時期だからと言って「余計な事」をしてしまわないようにくれぐれもご注意ください。「余計な事」を一切しない事が、暑い夏を無事に乗り切る方法ですよ。


暑くなるとお散歩の時間が短くなるので・・・。
夏が近づくにつれて増える言い訳が、

「うちの愛犬は夏になると外が暑過ぎてお散歩が出来ないので、運動不足になって太るのよ~。」

お散歩友達の中にこのような事を言う方がおられませんか?確かに涼しい季節は時間に関係無くいつでもお散歩がしやすく、朝晩1時間以上ずつお散歩に行かれる方も少なくは無いと思います。ですが、夏になると、朝の6時や夜の8時でも暑いので出勤前や帰宅後の時間帯ですらお散歩が出来ない日が続いたりします。そうなると、季節の違いによって、1日の散歩時間(運動時間)が2時間以上も増えたり減ったりする事になり、その結果体重の変動に影響が出る事もあるかと思います。猫の場合でも、暑い夏は動きたがらずに寝てばかりになりがちです。まぁ、猫は寒くても動かないので季節に関係無く寝てばかりですけどね。でも、でもですよ。お散歩が出来ずに運動不足になって体重が増えそうになれば食べさせる量を減らせば良いだけだと思いませんか?




毎日毎食同じ量を与える必要はありません!
これからの季節、暑くて運動不足になるようであれば、まずは間食を減らしてください。おやつやご褒美などの間食の量や回数は減らさずに、食事の量を減らして体重の調整をしようとする方がおられますが、最初に減らさないといけないのは間食の量です。そして、それでも体重の調整が上手くいかない場合は食事の量も減らしてみてください。また、一日に●●gと決めれば必ずその量を与えないといけないと思ってしまう方もおられますが、食事の量は毎日同じ量で無くても構いません。「最近は太って来たなぁ。」と思えば食事の量を減らせば良いですし、「ちょっと痩せ過ぎかな。」となれば食事の量を増やしてあげてください。特に難しく考え過ぎずに対応していただければ結構です。そして、このような機会に「トイレをしたらご褒美」とか「お留守番が出来たらご褒美」「歯磨きを頑張ったらご褒美」などの無駄なご褒美は無くすようにしていただきたいです。




食べさせる量は飼い主様が決めましょう!
運動不足なら食事の量を減らす。太りやすい体質なのであれば食事の量を少ない目にする。太ってきたのであれば食事の量を減らす。簡単な事です。愛犬や愛猫の一番身近に居てる飼い主様が量を調節していただければ良いのです。メーカー推奨の量なんて関係ありません。1日の必要摂取カロリーなんて気にする必要はありません。摂取カロリーが足りていなければ痩せ細って行きます。痩せていなければ食事の量は足りているとお考えください。運動量が少なく感じて体重の増加が気になる場合は勇気と自信を持って食事の量を減らしてください。たまに、一番の楽しみの食事の量を減らすのは可哀想とおっしゃる方がおられますが、太らないように食事の量を減らす事で、愛犬や愛猫が大好きなあなた様と一緒に居てる事が出来る時間(日数)が伸びると思えば、何も可哀想では無いと思えると思います。病気や体調不良で痩せるのを防ぐ事は出来ない場合がありますが、太ってしまう事を防ぐ事は誰にでも出来る事です。適正体重を維持して健康な日々を過ごす事が出来るように、食べさせる量は飼い主様がしっかりと管理をしてあげてくださいね。もし現時点で愛犬・愛猫がぽっちゃり気味であれば、今日の食事から思い切って量を減らしてみてください。食事量が足らなくて栄養不足になったりはしませんのでご安心ください。夏本番までに体重を適正に保ってあげる事で、心臓など身体への負担は大きく軽減されます。今からでも遅くはありませんよ。諦めずにしっかりと調節をしてあげてくださいね。