2023年10月


このコーナーではわたくし「店長」が、皆様に知っていただきたい情報などを配信してまいります!

更新は不定期ですが是非お楽しみください!!


記事一覧

ハミガキしてますか~?
ビートパルプについて
アレルギー体質の子は是非!
あきらめるな!涙やけ
外耳炎対策
日和見菌って???
腎不全対策
コレステロール値の指摘について
尿路結石の最大の天敵は「偏食」
空腹時の嘔吐を止めるには
シニア期に高たんぱく食は必要か???
猫の特発性膀胱炎を予防するには?
今更ですが、乳酸菌とは?
ドライフードの保存方法に悩む。。。
腎臓にやさしい食事とは?
「好き嫌い」や「偏食」の原因は何?誰?
ストルバイト予防食は自分で見つけられる?
ストルバイトを予防する食生活とは?
摂取カロリーを気にするな!
乾いた食事だけでは不安です!
メーカーの言うとおりにする必要は無い!
好き嫌いの何が悪いの?
シニア(高齢期)用のフードの使い方
ビタミンCは必要なのか?
腎不全は便秘で悪化する?!
アレルギーの付き合い方
ローテーションは必要なのか?
【追記ありの再更新】ビートパルプについて
腎機能低下を早期に発見出来る検査が登場?!
とろもろこし(コーン)は本当に悪者なの?
製品について良くある質問をご紹介
尿検査でストルバイトと診断されたら!
オメガ3脂肪酸を理解しておこう!
「フードを食べない」のは間違っているから!
牛乳と乳酸菌
嘔吐の原因って???
今更聞けない「グルテンフリー」と「グレインフリー」
猫の便秘を解消するフードとは?
食物アレルギーを疑うならまずは〇〇の摂取!
うちの子だけ???
メーカー(販売元)の脅しには気をつけろ!
店長は本気で怒っています!!!
正しい猫のご飯の与え方
犬のこんな咳には注意が必要です!
2018年もお世話になりました!
今年最初のコラムもやっぱりこのネタ!
腎不全と診断された猫の食事について
それ本当にアレルギー???
腎臓の負担軽減で腎不全対策を!
膵臓(すいぞう)を大切にしよう!
簡単なダイエット方法教えちゃいます!
便秘解消の秘訣は!?
愛犬のその仕草、見逃さないで!
そのおやつの与え方で大丈夫?
ストルバイトの原因はマグネシウムでは無い!
フードは一日に何グラム与えるのが良いの?
これからの季節に増える膿皮症の対処法!
去勢手術、避妊手術ってどうなの?
ちょっと偉そうな事を言わせてもらいます!
その「しつけ」って本当に必要ですか?
原材料表記の先頭はお肉で無いとダメ!なの?
こんな商品嫌いです。絶対売りません!
食べないのは本当に粒が大きいのが原因?
25年間のペットフード事情を振り返る
消化酵素の摂取をうるさく提案する理由は?
心臓病の食事で気を付ける事は?
負のスパイラルに陥らないようにご注意ください!
尿のpHと食品のpHについて
猫の外飼い(放し飼い)は絶対にダメ!!!
正しい子猫のご飯の与え方
猫の慢性腎不全のお食事について
犬の慢性腎不全のお食事について
お水は水道水?ミネラルウォーター?何が良いの?
涙やけを解消する簡単な方法!でも。。。
まさかトイレットペーパーが買えなくなるとは・・・
ストルバイト結石の原因はフードのせい?
ご飯の与え方でお悩みの際はお気軽にご相談を!
免疫、免疫って。免疫ってそんなに大切なの?
全年齢対応のフードについて考えてみました!
病院のフードを食べません。。。と言う方へ
これは獣医さんに言われてもやっちゃだめ!
ドライフードが嫌いだから食べないのではありません!
猫の便秘の原因をお教え致します!
何故太るか知ってますか?
やっぱり予想通り気温の上昇と共に急増しています!
子犬用や子猫用っていつまで?
どうしてうちの子は好き嫌いをするの?
「粒が大きくて」とか「長期間食べ続けて飽きた」とか・・・。
お水を沢山飲ませてストルバイトを予防する方法!
店長の愛犬・愛猫は何を食べているの?
こんな時はかるーい断食を取り入れてみてはいかが?
犬の外耳炎の治し方
食後しばらくして食べた物を吐くのは何故?
用意する食事のお皿は1個だけ!!!
食物アレルギーよりも食物不耐症に注意して!
心臓病の犬は太る方が良いの?
犬の胆泥症を解消する食事はこれ!
フードの年齢表示にこだわらないで!
猫の甲状腺機能亢進症について
若い内に好き嫌いを無くさないと大変な事に!
心配になりますよね。でもまずは落ち着いて!
犬猫のシュウ酸カルシウム結石予防法!
ウエットフードは低たんぱく?
一度に沢山食べられない原因は???
白内障が気になり出したら・・・。
勘違いしやすいので解説します!
ご飯は手であげてはダメ!
10歳近くになったら注意をしてあげて!
若い頃は吐かないけど・・・。
太っている事を「●●」とは言ってはいけません!
尿路結石対応って書いていれば安心なの?
綺麗なうんちが出るフードで安心?
糖尿病は犬と猫で食事療法は異なります!
まだまだ暑い日が続くこの時期に気になるあれこれ
無責任な情報を信じるな!
こんな薬の飲ませ方をしてはいけません!
猫にとって必要なカロリーってどれくらい?
体に良い物も悪い物も量次第って事ですね。
食べない原因は何ですか?
水分摂取不足が原因の結石(ストルバイト)を解消するには?
1日に5回も6回もご飯をあげる必要あります?
一年の中で最も注意が必要な季節がやってきました!
一年の初めだから言っちゃいます!
まずは適量を見つけましょう!
無料サンプルの誤った使い方はしていませんか?
知っていて欲しい猫の恐ろしい病気
本当の原因を見失ってはいけません!
空腹時の嘔吐を恐れるな!
勘違いをされやすい原材料たち
去勢後の猫の食事について
愛犬への必要の無いご褒美ベスト3!
最低限のマナーも守れないなら飼わないで!
高齢猫が痩せてきたら
高齢犬が腎不全と膵炎を併発した時の食事は?
食べない事も治療のひとつです!
缶詰を食べない猫でもこうすれば食べる!
当店のアレルギーについての考え方です。
毎日の積み重ねが・・・。関節を守ろう!
何度も言いますが結石と水分摂取量は関係ありません!
カロリーを気にしても意味ないですよ!
どうして好き嫌いをするのかを考えてください!
膀胱炎を繰り返さない為の食事はこれ!
気にし過ぎると失敗しちゃいますよ!
ストルバイト結石の予防に成功!その後のフードは?
毎日飲ます薬だから頑張って!
猫に多い口内炎。食事で治せるの?
痩せるからって無理に食べさせてはダメ!
今年最後のコラムですが、改めて・・・。
この思い込みは本当に危険です!
「多頭飼いだから置きエサ」は言い訳です!
不規則な食生活は病気の発見を遅らせる事も!
与えるフードの量はこうやって決める!
食べ過ぎると出なくなるかも。。。
愛猫が腎臓病になったので食べるフードを探している方へ!
シニア用のフードを活用しよう!
ストルバイトの結晶に焦らないで!
愛猫が10歳近くになったら必ず検査をしてください!
運動不足なのであれば減らしてください!
夏バテで食欲が落ちるようであれば・・・。
食いつきの良いフードを探していても無駄!
当店で猫用の糖尿ケア(糖尿病サポート)のフードを売らない訳。
こんな謳い文句には注意をしてください!
それって良い事ですよ!
正しい子犬の育て方
自動給餌器は便利なようで・・・。
食生活を見直すだけで改善する事も!
成長期の子猫への正しい食事の与え方!
新入りさんを迎えるにあたって。
低脂肪が正義ではありません!
犬用・猫用に特別に作っています!って必要?
普通のフードってどんなの?
感覚がマヒしてきて都合の良い解釈を・・・。
食べない原因から目をそむけないで!
腎不全で食欲不振にはなりません!
こんな時、まずは絶食ですよ!
あなたの愛猫は草食動物ですか?
ストルバイトの原因と予防について。膀胱炎も。 第一章
ストルバイトの原因と予防について。膀胱炎も。 第二章
ストルバイトの原因と予防について。膀胱炎も。 第三章
ストルバイトの原因と予防について。膀胱炎も。 第四章
ストルバイトの原因と予防について。膀胱炎も。 第五章
缶詰(ウエットフード)の成分値の見方について

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絶対要らないペット用のおせち料理。。。
この時期になるとネットショップで良く見かけるのがペット用のおせち料理。立派なお重に入っていて2段重ねや3段重ねになっているような物も見かけます。確かに見た目は綺麗でおめでたいお正月にはぴったりだと思います。肝心な中身はどうかと言うと、多くが鶏肉や牛肉、馬肉や鹿肉、魚などを煮たり焼いたりしている物であったり、赤飯やおにぎりなどが入っていたりします。もちろんペット用に作られているので余計な味付けなどはされていないようです。更に謳い文句としては、「人間用食材を使用しています!」「無添加・無着色」「調味料不使用」などが掲げられているケースが多いです。

ん?????

何かおかしく無いですか?人間用食材を使用していて、無添加で無着色、調味料不使用の煮物や焼き物、おにぎりであれば、家にある食材で簡単に作れるのでは?赤飯に関しては塩を振り掛ける前の人間用と同じです。そのような物を数千円も出して買う必要ありますか?そして今回お話をしたい本題が、人間用に味付けされている食べ物は犬や猫に与えてはいけない!と言う考え方。逆に犬猫向けに味付けがされていない食べ物なら与えても大丈夫なのか。。。結構、大切な話です。




クリスマスケーキも要りません!
ペット用のおせち料理と同様に要らないのがペット用のクリスマスケーキや誕生日ケーキ。「脂肪分が多い生クリームは使っていません!」や「豆乳ホイップ使用なので消化が良い!」「砂糖・バター不使用!」「低カロリーだから安心!」などの謳い文句が目につきます。いやいや、、、そんなのどうだって良いんですよ。一年に1回しか食べないケーキなら砂糖が入っていても大丈夫です。カロリーだって低く無くても良いんです。日頃、日常的に与えるおやつやご褒美の場合は気にしないといけない事であっても、一年に1回なら気にしなくて大丈夫です。気にしないといけないのは与える量と、習慣にならない事です。犬や猫は、ペット用に作られているケーキと人間用に作られているケーキの違いを見分ける事は出来ません。誕生日やクリスマスにペット用であったとしてもケーキを貰えた(食べた)子は、次に人間用のケーキを見れば「また貰える!」「また食べたい!」と思ってしまいます。そもそも犬や猫には誕生日やクリスマスの認識すらありませんから。祝って喜んでいるのは人間だけ。そこをしっかりと理解した上で与えなければいけません。




結局は与える量と、その後の諦めさせが大切!
ペット用のおせち料理やケーキをおすすめ出来ない最大の理由が「量」です。ペット用に作られている為、味は薄いですし、人間の味覚では美味しくは感じにくいと思います。人間が食べないのであれば、誰が食べるのかと言うと犬や猫ですよね。一口だけ食べさせて残りを捨てるなんて事はしないと思います。そうなると量を多過ぎるのです。一度に沢山食べさせるか、何日間にわたって少しずつ食べさせるのかは分かりませんが、どっちにしろ食べ過ぎになるのです。添加物や調味料を使用していないからと言っても、沢山食べさせる事が出来るような内容(栄養成分など)では無いはずです。偏った栄養なのに、犬や猫からしたら、いつものフードに比べると超美味。こうなると、いつものフードの食い付きに影響が出て来てしまいます。なので、一年に1回、それも一口程度しか食べないのであれば、人間用のおせち料理やクリスマスケーキで良いのです。もちろんあげないに越した事はありませんよ。あくまでもあげるとしたらの話です。皆さんが食べておられるおせち料理やクリスマスケーキを一口だけ与えて、その後は欲しがっても諦めさせてあげてください。大切なのは与える「質」より「量」です。ペット用に作られた味付けがされていないおせち料理を沢山食べるのと、味付けがされた人間用のおせち料理を一口だけ食べるのであれば、後者の方がかなり安全です。味付けがされていなくても、お肉や魚などを沢山食べると急性膵炎などを発症する可能性もあります。前回のコラムでお話をした「低脂肪だから大丈夫」や今回の「味付けがされていないから大丈夫」の考えは非常に危険です。年末年始はくれぐれもご注意ください。


低脂肪なら良いと思っていませんか?
誤った食事指導をする獣医師やペットショップの店員に多いのですが、「フードの食いつきが悪い時は低脂肪の鶏のササミならトッピングしても大丈夫ですよ。」って。まわりにもおられませんか?低脂肪のお肉なら大丈夫って考えの人。「馬肉は低脂肪だから安心なのよね~。」「おやつで与えるなら低脂肪の鹿肉よね~。」何でしょうね?何故低脂肪なら安心してしまうのでしょうか?低脂肪と言う事は高たんぱくなのですよ!低脂肪で低たんぱくなお肉なんてありませんから。確かにおやつとして少量を与える際は低脂肪の方が好ましい場合はありますが、主食として与えるには低脂肪で高たんぱくなお肉はおすすめ出来ません。




高齢や病気で食欲が無い時には?
実際に多いのが、腎臓や肝臓に不安がある為に、低たんぱくのフードを使用してるにも関わらず、食い付きが悪いからと言って低脂肪の鶏のササミをトッピングしているケース。犬の場合なら、ドライフードはたんぱく質が15%程度に抑えられているフードを使用しているのに、水分を除去すれば70~80%はたんぱく質の鶏のササミをトッピングしているとはまさに本末転倒。そもそもお肉単体のトッピングで嗜好性を高める手法はおすすめ出来ませんが、それでも鶏のササミを使うぐらいであれば脂身の多いお肉の方がマシと言えます。ドライフードやウエットフードのたんぱく質と脂質の比率を見てお考えいただければお分かりいただけると思います。たんぱく質が15%程度に抑えられているドライフードでも10%程度の脂質は含まれています。腎臓ケアのキャットフードの場合は、たんぱく質が25%程度に対して脂質が20%程度含まれています。脂肪を沢山摂取すれば良いと言う訳ではありませんが、バランスで考えると、低脂肪のお肉は主食には向かないと言う事がお分かりいただけると思います。




太っていないからでは安心出来ません!
手作り食を食べている子の多くが、ある程度の年齢を重ねると肝臓や腎臓の数値に指摘を受ける事になります。若い時は問題が無いのですが、高齢期に差し掛かると、手作り食に使用している、高たんぱく・低脂肪のお肉が内臓に負担を掛けてしまうからです。また、手作り食を与えていると好き嫌いが激しくなる傾向がありますので、お肉の量を減らすと食べが悪くなり、ついついお肉の量が増えてしまう事があります。また、飼い主様としては低脂肪のお肉だから少々量が多くなっても大丈夫と勘違いをしてしまいます。結果、低脂肪の食事ではありますが、とても高たんぱくな食事となってしまい内臓が悲鳴を上げる事になるのです。手作り食を与える事やドライフードへのお肉のトッピングを推奨しているわけではありませんが、「低脂肪だから大丈夫!」の考えは危険ですのでくれぐれもご注意ください。低脂肪の食事で太っていないから大丈夫と思っていると危ないですよ。