2021年4月


このコーナーではわたくし「店長」が、皆様に知っていただきたい情報などを配信してまいります!

更新は不定期ですが是非お楽しみください!!


記事一覧

ハミガキしてますか~?
ビートパルプについて
アレルギー体質の子は是非!
あきらめるな!涙やけ
外耳炎対策
日和見菌って???
腎不全対策
コレステロール値の指摘について
尿路結石の最大の天敵は「偏食」
空腹時の嘔吐を止めるには
シニア期に高たんぱく食は必要か???
猫の特発性膀胱炎を予防するには?
今更ですが、乳酸菌とは?
ドライフードの保存方法に悩む。。。
腎臓にやさしい食事とは?
「好き嫌い」や「偏食」の原因は何?誰?
ストルバイト予防食は自分で見つけられる?
ストルバイトを予防する食生活とは?
摂取カロリーを気にするな!
乾いた食事だけでは不安です!
メーカーの言うとおりにする必要は無い!
好き嫌いの何が悪いの?
シニア(高齢期)用のフードの使い方
ビタミンCは必要なのか?
腎不全は便秘で悪化する?!
アレルギーの付き合い方
ローテーションは必要なのか?
【追記ありの再更新】ビートパルプについて
腎機能低下を早期に発見出来る検査が登場?!
とろもろこし(コーン)は本当に悪者なの?
製品について良くある質問をご紹介
尿検査でストルバイトと診断されたら!
オメガ3脂肪酸を理解しておこう!
「フードを食べない」のは間違っているから!
牛乳と乳酸菌
嘔吐の原因って???
今更聞けない「グルテンフリー」と「グレインフリー」
猫の便秘を解消するフードとは?
食物アレルギーを疑うならまずは〇〇の摂取!
うちの子だけ???
メーカー(販売元)の脅しには気をつけろ!
店長は本気で怒っています!!!
正しい猫のご飯の与え方
犬のこんな咳には注意が必要です!
2018年もお世話になりました!
今年最初のコラムもやっぱりこのネタ!
腎不全と診断された猫の食事について
それ本当にアレルギー???
腎臓の負担軽減で腎不全対策を!
膵臓(すいぞう)を大切にしよう!
簡単なダイエット方法教えちゃいます!
便秘解消の秘訣は!?
愛犬のその仕草、見逃さないで!
そのおやつの与え方で大丈夫?
ストルバイトの原因はマグネシウムでは無い!
フードは一日に何グラム与えるのが良いの?
これからの季節に増える膿皮症の対処法!
去勢手術、避妊手術ってどうなの?
ちょっと偉そうな事を言わせてもらいます!
その「しつけ」って本当に必要ですか?
原材料表記の先頭はお肉で無いとダメ!なの?
こんな商品嫌いです。絶対売りません!
食べないのは本当に粒が大きいのが原因?
25年間のペットフード事情を振り返る
消化酵素の摂取をうるさく提案する理由は?
心臓病の食事で気を付ける事は?
負のスパイラルに陥らないようにご注意ください!
尿のpHと食品のpHについて
猫の外飼い(放し飼い)は絶対にダメ!!!
正しい子猫のご飯の与え方
猫の慢性腎不全のお食事について
犬の慢性腎不全のお食事について
お水は水道水?ミネラルウォーター?何が良いの?
涙やけを解消する簡単な方法!でも。。。
まさかトイレットペーパーが買えなくなるとは・・・
ストルバイト結石の原因はフードのせい?
ご飯の与え方でお悩みの際はお気軽にご相談を!
免疫、免疫って。免疫ってそんなに大切なの?
全年齢対応のフードについて考えてみました!
病院のフードを食べません。。。と言う方へ
これは獣医さんに言われてもやっちゃだめ!
ドライフードが嫌いだから食べないのではありません!
猫の便秘の原因をお教え致します!
何故太るか知ってますか?
やっぱり予想通り気温の上昇と共に急増しています!
子犬用や子猫用っていつまで?
どうしてうちの子は好き嫌いをするの?
「粒が大きくて」とか「長期間食べ続けて飽きた」とか・・・。
お水を沢山飲ませてストルバイトを予防する方法!
店長の愛犬・愛猫は何を食べているの?
こんな時はかるーい断食を取り入れてみてはいかが?
犬の外耳炎の治し方
食後しばらくして食べた物を吐くのは何故?
用意する食事のお皿は1個だけ!!!
食物アレルギーよりも食物不耐症に注意して!
心臓病の犬は太る方が良いの?
犬の胆泥症を解消する食事はこれ!
フードの年齢表示にこだわらないで!
猫の甲状腺機能亢進症について
若い内に好き嫌いを無くさないと大変な事に!
心配になりますよね。でもまずは落ち着いて!
犬猫のシュウ酸カルシウム結石予防法!
ウエットフードは低たんぱく?
一度に沢山食べられない原因は???
白内障が気になり出したら・・・。
勘違いしやすいので解説します!
ご飯は手であげてはダメ!
10歳近くになったら注意をしてあげて!
若い頃は吐かないけど・・・。
太っている事を「●●」とは言ってはいけません!
尿路結石対応って書いていれば安心なの?
綺麗なうんちが出るフードで安心?
糖尿病は犬と猫で食事療法は異なります!
まだまだ暑い日が続くこの時期に気になるあれこれ
無責任な情報を信じるな!
こんな薬の飲ませ方をしてはいけません!
猫にとって必要なカロリーってどれくらい?
体に良い物も悪い物も量次第って事ですね。
食べない原因は何ですか?
水分摂取不足が原因の結石(ストルバイト)を解消するには?
1日に5回も6回もご飯をあげる必要あります?
一年の中で最も注意が必要な季節がやってきました!
一年の初めだから言っちゃいます!
まずは適量を見つけましょう!
無料サンプルの誤った使い方はしていませんか?
知っていて欲しい猫の恐ろしい病気
本当の原因を見失ってはいけません!
空腹時の嘔吐を恐れるな!
勘違いをされやすい原材料たち
去勢後の猫の食事について
愛犬への必要の無いご褒美ベスト3!
最低限のマナーも守れないなら飼わないで!
高齢猫が痩せてきたら
高齢犬が腎不全と膵炎を併発した時の食事は?
食べない事も治療のひとつです!
缶詰を食べない猫でもこうすれば食べる!
当店のアレルギーについての考え方です。
毎日の積み重ねが・・・。関節を守ろう!
何度も言いますが結石と水分摂取量は関係ありません!
カロリーを気にしても意味ないですよ!
どうして好き嫌いをするのかを考えてください!
膀胱炎を繰り返さない為の食事はこれ!
気にし過ぎると失敗しちゃいますよ!
ストルバイト結石の予防に成功!その後のフードは?
毎日飲ます薬だから頑張って!
猫に多い口内炎。食事で治せるの?
痩せるからって無理に食べさせてはダメ!
今年最後のコラムですが、改めて・・・。
この思い込みは本当に危険です!
「多頭飼いだから置きエサ」は言い訳です!
不規則な食生活は病気の発見を遅らせる事も!
与えるフードの量はこうやって決める!
食べ過ぎると出なくなるかも。。。
愛猫が腎臓病になったので食べるフードを探している方へ!
シニア用のフードを活用しよう!
ストルバイトの結晶に焦らないで!
愛猫が10歳近くになったら必ず検査をしてください!
運動不足なのであれば減らしてください!
夏バテで食欲が落ちるようであれば・・・。
食いつきの良いフードを探していても無駄!
当店で猫用の糖尿ケア(糖尿病サポート)のフードを売らない訳。
こんな謳い文句には注意をしてください!
それって良い事ですよ!
正しい子犬の育て方
自動給餌器は便利なようで・・・。
食生活を見直すだけで改善する事も!
成長期の子猫への正しい食事の与え方!
新入りさんを迎えるにあたって。
低脂肪が正義ではありません!
犬用・猫用に特別に作っています!って必要?
普通のフードってどんなの?
感覚がマヒしてきて都合の良い解釈を・・・。
食べない原因から目をそむけないで!
腎不全で食欲不振にはなりません!
こんな時、まずは絶食ですよ!
あなたの愛猫は草食動物ですか?
ストルバイトの原因と予防について。膀胱炎も。 第一章
ストルバイトの原因と予防について。膀胱炎も。 第二章
ストルバイトの原因と予防について。膀胱炎も。 第三章
ストルバイトの原因と予防について。膀胱炎も。 第四章
ストルバイトの原因と予防について。膀胱炎も。 第五章
缶詰(ウエットフード)の成分値の見方について

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まずは白内障とは?
中には先天性の白内障もございますが、ここでは加齢性の白内障についてお話を致します。ご了承ください。

白内障とはご存知の方も多いかと思いますが、目の中のレンズの役目を果たす水晶体が白く濁る事により、視力の低下を招く病気です。特に犬では10歳前後から気になり出す事が多いです。猫の場合は、人間や犬に比べると白内障にはなりにくいと言われていますが、キャットフードの品質向上や医学の進歩により、従来に比べますと人と同じく大きく寿命が延びていますので注意が必要かと思います。




白内障が気になり出したらどうすれば良いの?
白内障が気になり出したら当然ですが、動物病院での診察をお願いします。白内障は進行性の病気の為、すぐに完治させる事は難しいですが、初期の段階であれば点眼薬を使用する事により徐々に改善する場合があります。また、改善が出来なくても進行を遅らす事は可能ですので、気になり出したら一日でも早くに診察をうけるようにしてください。




白内障に効果的なサプリメントは?
白内障に効果的なサプリメント成分として有名なのが、ブルーベリーやビルベリーに含まれるポリフェノールの一種で、青紫色の天然色素であるアントシアニン。そしてもう一つ、強力な抗酸化作用を持ち、目の酸化を防ぎ様々な目の病気の対策に効果があると言われているルテイン。主にアントシアニンとルテインで構成されているサプリメントが白内障の予防や進行を遅らす効果が期待出来るとして製品化されております。更にもう一つ、白内障対策として強くおすすめしたいサプリメントがあります。




白内障対策で強くおすすめしたいサプリメント成分がこれ!
白内障に限った事では無く、病気や疾患に深く関わっているのではと言われているのが「活性酸素」です。活性酸素とは物質を酸化させる能力が非常に強い酸素の事です。私たち生き物の多くは、日々大量の酸素を摂り入れていますが、そのうちのおよそ2%がこの活性酸素になると言われています。言い換えると、活性酸素の量が多ければ多い程、体が酸化(老化)すると言う事です。その活性酸素を退治してくれるのが「SOD酵素」と言う酵素です。但し、このSOD酵素は幼少期でこそ体内で沢山の量が生成されるのですが、歳を重ねるにつれて生産量が減少してしまいます。ですので、そのSOD酵素と同じ働きを持つ食品(SOD様作用食品)を積極的に摂取する事によって、体の酸化(老化)を防ぐ事が出来ると言う事です。白内障が気になり出したら、SOD様作用食品を含むサプリメントを是非ご検討ください!


猫や小型犬に多い小食の原因は?
猫や小型犬の飼い主様には思い当たる方も多いのでは無いでしょうか?

「うちの子は体が小さいので食が細く、一度に沢山食べられないので、食事を4回~5回に分けてあげています。」

実際にお問い合わせやご相談の際にも、このようなお話を良くお見かけ、お聞き致します。しかし本当に食が細いのでしょうか?一度に沢山食べられないのには何か他の原因があるのでは無いでしょうか?




「食べられない」では無くて「食べたがらない」なのでは?
愛犬・愛猫が一度に沢山の量を食べられない理由として、飼い主様が最も多く仰るのが「体が小さいから」です。確かに、体重3kgの子が一度に100gのドライフードを食べるのは難しいでしょう。体重30kgの子であれば100gのドライフードは一度にペロッと食べてしまいます。だからと言って一度に沢山の量を食べられない理由として「体が小さいから」は違いますよね。体重3kgの子に必要な量(20g程度)はペロッと食べて貰わないと困ります。逆に体重30kgの子に1000g食べろと言っても難しいですからね。体の大きさは関係無く、体の大きさに適した必要量はペロッと食べる事が出来ないといけません。それでは、それが出来る出来ないの違いは何なのでしょうか?




体が小さいのであればおやつの量も少量に!
体が小さいからドライフードを一度に沢山食べられないのに、おやつは沢山食べられるのは何故でしょうか?沢山与えていないつもりでも、体の小さい愛犬・愛猫にとっては「沢山」になっていませんでしょうか?大型犬があまりフードの好き嫌いをしない理由はそこにあります。小型犬と大型犬のおやつの量が大して変わらないのです。私の大嫌いな「ち●ーる」などのペロペロ舐める系のおやつでも、体重3kg程度の小型犬や猫に1本与えますが、体重30kgの大型犬でも与えるのは1本とかでは無いでしょうか。体重が10倍あるからと言って、与える量も10倍の10本にはならないと思います。クッキーだとしても、体重3kgの子に1個与えたとしても、体重30kgの子には10個も与えないです。与えても2、3個程度。それだけ小型犬や猫のおやつの量が体の大きさの割に多過ぎるのです。決して大型犬のおやつの量が少ないのではなく、小型犬や猫など体の小さい子のおやつの量が多過ぎるのです。




騙されたと思ってやってみて!
一度に沢山食べる事が出来ないとお思いの飼い主様へ!騙されたと思ってやってみてください。
まずは、おやつやご褒美などの間食を中止してください。一生おやつを中止にしないといけないわけではありません。1週間程度で結構です。そして分けて与えていた食事を1日2回にしてください。もちろん、そうしたからと言って初日から一度に沢山食べる事が出来るようになるわけではありませんので、はじめのうちはフードを残してどこかへ行ってしまうと思います。だからと言って帰ってくるまでお皿を出しっぱなしにはせずに、どこかへ行ってしまった時点でお皿を下げてください。帰ってきてご飯の催促をしても次の食事の時間までは絶対にお皿は出さないでください。そうすれば数日で一度に沢山の量を食べる事が出来るようになります。但し、途中で一度でも間食を与えてしまったり、残したフードを再度差し出したりすると、また最初からやり直しになりますのでご注意ください。




とても大切な事です。後悔をしないようにしましょう!
当コラムでは好き嫌いをさせない事や、置きエサをしない事、おやつを与え過ぎない事など、食生活に関してしつこく書いております。「またか・・・。」「うるさいなぁ・・・。」とお思いの方もおられると思います。でもそれだけ大切な事なのです。おやつやご褒美を与え過ぎて栄養バランスを崩してしまう事が心配なのはもちろんですが、置きエサをしたり食事回数が多い事によって、膀胱炎やストルバイト結石などの泌尿器系疾患発症のリスクが高くなる事や、好き嫌いをさせてしまっていると必要の際に食事療法を行う事が出来なくなります。実際に小型犬や猫がストルバイト結石を患う事が多いですが、これは体質なんかでは無く乱れた食生活が原因です。体が小さい相手におやつやご褒美を与え過ぎているのに、満足にフードを食べてくれないからと言って心配になる。その結果、間違った食事の与え方をしてしまう。このパターンです。今は良くても数か月、数年後に後悔する事にならないようにくれぐれもご注意ください。


本当にそのたんぱく質で栄養が足りるの?
良く下記のようなお問い合わせを頂戴致します。

「●●のウエットフードはたんぱく質が凄く低いですが栄養不足にならないのですか?」

実際に製品を見てみますと、次のような表示になっています。(猫用のボジータで例えていますが他のフードや犬用の製品も同様です。)


【ボジータ 猫用ドライフード】
たんぱく質・・・33%  脂肪分・・・14%  繊維・・・3.5%  水分・・・9%


【ボジータ 猫用ウエットフード】
たんぱく質・・・7.5%  脂肪分・・・6%  繊維・・・0.5%  水分・・・83%


このようにドライフードのたんぱく質含有量は全体の33%も占めるのに対し、ウエットフードのたんぱく質含有量はたったの7.5%ととても少なくなっています。本当にこれで栄養が満たされるのでしょうか?




乾物量分析値に置き換えてみると!!!
ドライフードとウエットフードの最大の違いは水分含有量です。上記のボジータの場合、ドライフードの水分含有量が9%に対し、ウエットフードの水分含有量は何と83%にもなります。殆ど水分ですね。この水分を除いた栄養バランスを示す値を乾物量分析値と言います。上記の2種のフードを乾物量分析値に置き換えると下記のようになります。


【ボジータ 猫用ドライフード】
たんぱく質・・・36%  脂肪分・・・15%  繊維・・・3.8%


【ボジータ 猫用ウエットフード】
たんぱく質・・・44%  脂肪分・・・35%  繊維・・・2.9%


このように水分を除去した状態で見ますと、ウエットフードの方がたんぱく質も脂肪分も多くなります。また、一般的にウエットフードの炭水化物含有量を乾物量分析値で示すと10%未満~15%程度になるものが多いのに対し、ドライフードの炭水化物含有量は全体の30%~50%程度になるものが多いです。ですので、食事制限で炭水化物の摂取を控えたい場合などは、ドライフードを選ぶよりもウエットフード中心の食生活の方が良いと考えられます。




ウエットフードは水分が多いので・・・・。
上記のように乾物量分析値ではドライフードよりもウエットフードの方が栄養価が高い事が分かりました。ですが、やはりウエットフードはフード内の水分量が多い為、上記のボジータの場合、100g当たりのカロリーがドライフードの場合は「373kcal/100g」に対してウエットフードは約1/5のたった「71kcal/100g」となります。水分が多く含まれるため、沢山食べないといけないと言う事です。例えば、300kcalを摂取しようと思うと、ドライフードは80g食べれば良いところ、ウエットフードの場合は422gも食べないといけません。その分食費もかさみます。また、ドライフードにウエットフードを混ぜる際、「ドライフードを10g減らせばウエットフードを何g加えれば良いですか?」とのお問い合わせも良く頂戴致します。それ程神経質になる必要もありませんが、ドライフード10g相当の栄養価はウエットフードだと50g程度になるとお考えください。ドライフード2g相当はウエットフードでは10gとなります。少量で栄養が満たされるドライフードと、沢山食べる事が出来て水分も多く摂取出来るウエットフード。上手く利用していただければと思います。